僕ほどの向原さんマニアとなると、向原さんがタイトルを書いた時点でだいたい先の展開が読めてしまう。そう、幼馴染と、ケモ耳と、合法ロリと、妹が出てくるんだ。それで主人公が鈍感で「もー、僕はヒロイン一筋なのに、なんでみんな構うのさー、やーめーてーよー」ってなるんだ。もう心でそれが分かるよ向原さん。
Q.ラブコメなんてだいたいそんなもんじゃねぇ?
A.向原さんのケモ耳とロリへの拘りを侮るな、死ぬぞ?
他の作品のレビューでもさんざん弄くっといてまだ弄くり足りないのかという感じですが、向原さんの人間できている感が半端ないからできるこの芸当。できる男は器が違う。そして、器からぽろりと出たモノがエグい。やっぱり敵わないよ、あんたにゃと割と思っております。五体投地!!(完全降伏の構え)
いや真面目な話ね。
モノカキってのは自分の書きたいものや好きなものを、どれだけ誤魔化さずに豪快に出せるかっていう部分が割りと大事だと思うんです。向原さんは、どの作品を読ませていただいてもその辺りが綺麗にできている。そしてそれに真面目に取り組んでいらっしゃる。これ本当に素晴らしいことだと思うんです。
好きなもんを好きと言って何が悪い。
技術があろうとなかろうと、キャリアがあろうとなかろうと、好きなものをとことん書く。すげえなって思います。それに最近は成果まで伴ってきているんですから、いよいよ本物になる時も近いんじゃないかなとも。
こういう創作の王道を行く人に僕もなりたいものです。
で、肝心な内容のレビューはって?
上に書いたことが全てだよ!!
はい。異世界から魔王を倒して主人公が帰ってまいりました。全ては幼馴染に会いたい一心から。子供から人生やり直して、幼馴染と再び同じ世界で暮らすために、結婚するために戻ってきた主人公。けなげなんだけれど、彼はいささか異世界でフラグを立てすぎていたからさぁ大変。彼を追いかけてやってきた、異世界の幼馴染に、異世界の仲間。彼女たちが異世界復活の初日から、熱烈アプローチで主人公を誘惑する。さぁ、異世界人は割りと日本の常識が通用しないから相手をするのが大変だぞ。迫り来る無自覚裸体攻撃に、水着によるバフがかかった攻撃。奴等は機敏だ、うかうかしてるとやられちまうぜ。ほんでもって、作者も極めているから演出がえぐいぜ。うっかりすると落ちちまうぜ、間違いねえ。主人公よ、幼馴染に操を捧げる覚悟は十分か――って、割と読み手が惚れるくらいに十分だ!!
ほんと、主人公をほうっておいてあげてちょうだいな!!
一年越し、去年も見たぞこんなお話だけれども、めちゃくちゃグレードアップして帰ってきた!! 幼馴染一筋男のハーレムラブコメディ!! オラわくわくすっぞ!!(半端ない強い奴感)
期待値は確実に上回って来ますよ。
属性持ちなら読んでおいて間違いなし。
それでなくても、王道ラブコメ好きにはもってこい。
ほんでもって、向原さんは今ノリにのってます。
読むなら今しかねえ、こんな時間に紹介するのが申し訳なくなる、そんな作品でございます。おすすめ。
けどまぁ、深夜やからこそ読めるスケベなのも
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