エピローグ 嘘から出た真

「優勝はジェーンとイワビーなのです。賞品はポイントと合わせて90個ずつなのです。」

「お疲れ様なのです。」

ジェーンとイワビーは博士からジャパリまんの入った箱を受け取った。

「帰り道に案内するのです。こっちなのです。」

「なんだかんだ楽しかったわね。」

「私はプリンセスが怖かったけどな。」

「あの時の顔、すごかったよねー。」

「嘘!?そんなに!?」

「鳥肌立ったぜ!」

「そ、それを言うなら、最初にジェーンが言ってた作戦が最後まで通ったことのほうが怖いわよ!」

「え?まさかプリンセスも組んでたのか!?」

「実は…そうなんです。」

「ちゃんと約束のジャパリまん、渡しなさいよ。」

「…ん?なんだこれ。」

イワビーは、箱の中にジャパリまんに紛れて何かが入っていることに気づいた。

「どうかしたのか?」

「うーん、これ…って!!?」

「えっ!?まさか、私のにも!?」

ジェーンも自分の箱を確認した。そこにはイワビーが見つけたそれと同じ―自分宛ての、真っ黒い封筒が入っていた。

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