第三話 【約束の履行と良心】


 アルペナム王国の首都、アルメディナトから出発して、おおよそ一日が経過した。

 一夜を野宿し、ご飯以外の時間をすべて“身体強化”を使いながら走った結果、太陽が真上を通りしばらくしたあたりで東の町アクサナが見えた。

 直径十キロの円形型の首都と比べるといくらか見劣りするが、それでも十分に大きいと言えるサイズの町だった。

 進行方向左――南側には、まだ小麦色になっていない、緑色の小麦畑が広がっている。

 もう数か月もしたら、きっと小麦色の素晴らしい畑を見ることができるだろう。


 そんなことを考えつつ、葵は町に入った後のシミュレーションを行う。

 この町に来た理由の一つは、町長に結愛捜索の具体的な案を聞くこと。

 王様から、召喚の際に不手際があり、結愛が行方不明になったので、各町でも結愛を捜索せよ、との声明が召喚された翌日には各町に通達されている。

 だが悪い言い方をすれば、彼らにとって結愛の行方不明は他人事だ。

 異世界から人を召喚することを決めたのは各国の王たちだけで、各国の重要人物に対しては事後通達だった。

 もちろん、各国の重鎮たちに事後通告になるくらいの即決にはしっかりと理由があある。

 それは、召喚者をできる限り鍛え、生存率を上げるためだ。

 大戦が始まるまでに多く時間を取り、その間に召喚した人間を鍛え、可能な限り全員を生存させたまま帰還させるという、召喚者を捨て駒としないための、各国の王たちのせめてもの良心がそうさせた。


 しかし重鎮たちからすれば、「こうなりました、よろしくお願いします」とだけ言われ、しかもそれが世界の――人間という一種族の運命を左右する決定を、相談もなしにされた挙句、不手際で人命に関わる問題を起こしたのに、その尻拭いを要求されているのだ。

 それに「はいわかりました」なんて素直に言えるほど、人のできた、あるいは優しさが過ぎる人がどれくらいいるのかなんて、わからない。

 というか、進んで人の尻拭いをやろうなんて人はいないだろう。

 なので、多少強引になったとしても、可能な限り印象を悪くすることなく、かつ結愛の捜索を手伝ってもらえるように、直々に赴いて説得するのが、町を巡る理由だ。


 ちなみに、王国以外もこうして効率なんて度外視したかような行動を続けていくのか、と言われれば、それは違う。

 帝国は三代前から徹底した実力主義により、帝王がこうする、と決めたら、国民はそれに従うので、やることとすれば、帝王がしっかりそれを伝達してくれているか確認するくらいだ。


 共和国は王国と同じく軍の投入と、それに加えて総理大臣が私財までなげうって、捜索の人員を増やしていると聞いた。


 公国は全二十五部族が保有する人員をそれぞれ三割ずつ提供し、それを捜索の人員に充てている。

 元は自然で生きてきた部族の集まりでできた国で、自然と密接に暮らしていたことからも土地勘もあるし、昔は獣人の末裔と言われていたくらいには、人としての感覚は鋭いらしい。

 それに、彼らは穏やかで優しい人、という説明がされるくらいなので、きっと問題はないはずだ。


 神聖国は代々教皇が使役している精霊によって、神聖国内の捜索においては他に類を見ないレベルで遂行してくれる。


 心配なのは連合国で、あそこは国民の連携や民度が低め、というのが正直なところだ。

 連合国をまとめる上層部の人たち曰く、王国に匹敵する国らしいが、少なからず他国も国民すらも、そうは思っていない、など、とても辛辣なことが本には書いてあった。

 上層部との摩擦や軋轢が結愛の捜索に支障をきたすのなら、早めに対策を打っておきたいところだ。


 というのが、ラディナと様々な本を読み、王や王女から各国の対応について聞いたことから考えた各国への対応だ。

 なので、次は連合国に向かう予定だ。

 連合国は正直、王国のように最低限の纏まりがあるわけではないので、まだどうやって説得するかは考え中なのが痛いところだ。

 ともあれまずは、目の前にある王国の各町の説得に力を注ぐ。


 そんなことを考えているうちに、気が付けば町へと入ることができた。

 首都ほどの高さはない壁門で軽い検査を受け、町へと足を踏み入れる。


 町の中は、アルメディナトのようなレンガ造りの建物が多いわけでも、建物の密度が多いわけでもなかった。

 大きさは首都の半分もなく、人口なんて比べ物にもならない。

 だが、そんな違いなんて全く関係ないとでもばかりの活気があった。

 この町は、帝国からアルメディナトへの道の途中にある中継地点の意味合いを持つ。

 視界いっぱいに広がる南側の小麦畑や、東側にある広大な牧場は、その役割をこの町だけで担っているからこその絶景といえる。

 そんな活気あふれる街で、葵は目的を果たすために迅速に動く。


「じゃあラディナは予定通りに。ギルドに寄って結愛の依頼の確認を。そしたら、ここに来るまでに消費したものの補充を頼む。終わったら、一番大きい宿で落ち合おう」

「畏まりました。話し合いの際は、ご自身を御してくださいね」

「わかってる。俺が感情に身を任せたらロクなことにならないからね」

「その言葉が、フラグでないことを祈ります」

「気を付けるよ。じゃあ、また」

「はい」


 そう言って、ラディナは町の中央へと向かった。

 テキパキとした歩みをしているメイド服姿のラディナの背を見送り、俺も目的を果たしますか、と足を北へ向けた。






 ラディナと別れてから数分。

 葵は最北端に位置する屋敷の前にいた。

 屋敷と庭園を囲む三メートルほどの壁があり、門から見える庭園は、王城庭園と遜色ないくらい綺麗なものだった。

 門の前には門番が二人立っており、手練れであることが窺えた。


「あのーすみません」

「なんでしょうか?」

「今日、アクサナの町長とお話をさせていただく約束をしていた綾野葵というものなのですが」

「……はぁ。少々お待ちください」


 町長と話をするために門番に話しかけたが、ん? とでも言いたげな反応をされ、一人が屋敷へと向かった。

 その反応を疑問に思いつつ、こちらからはもうできることはないので対応を待つ。


 その間、暇になりそうだったので、もう二度と“身体強化”をミスしないために、“魔力操作”の鍛錬をする。

 元々、“魔力操作”は人より高いし、冷静な状態でいられれば人類の頂点に立てる自負がある。

 だが焦りや怒りなどの感情を制御できてないと、卒業試験の時のようなミスをする。

 常に冷静でいられることが最適解だが、想定外なことが起これば人間は焦る。

 なので焦ったとしてもいつも通りの実力が出せるように、経験や慣れを蓄積するのが先決だ。

 直立した状態で、体内を流れる魔力を高速で循環させ鍛錬を続け、しばらく経つと、屋敷に向かった門番の一人が、メイドさんを連れて戻ってきた。


「すみません。遅れてしまいました」

「いえ、大丈夫です」

「町長が来客があることを伝え忘れてしまい、余計な時間を取らせてしまったこと、主に変わり、謝罪いたします」


 メイドを呼びに行ってくれた門番は、町長の客人である葵に対して無礼を働いた、と頭を下げ、もう一人の門番と、メイドも同じように謝罪した。


「大丈夫ですよ。話が通ったならそれで」

「寛大なご配慮、痛み入ります。それでは私が案内させていただきます」


 ラディナと同じメイド服を着たメイドが、こちらへ、と手引きする。

 メイドの後ろを、数歩の間をあけて追従する。

 屋敷の中は庭と同じように綺麗で、調度品はかなり少ないが、使われている素材はおそらく一級品だろう。

 尤も、素材の良し悪しなんて葵に分かるはずもないので、単なる勘と思い込みだ。


 しかし、ここの町長はもしかしたらだいぶズボラなのかもしれない。

 葵が来るということを門番に伝え忘れていたのだから、そう思っても仕方がないだろう。

 それに、屋敷の中で見かけた人の中に、門番と同じような護衛ができそうな人はおらず、そもそも人数がいなかった。

 町長とは言う肩書ではあるが、この国において町長とは貴族に分類されるものだ。

 国の最終決定権は王にあるが、その補佐をする役割を担っているのが十人の町長だ。


 そんな町長が、ズボラな性格だとするならば、結愛のことに関しても何もしていない可能性もある。

 そうだった場合、冷静でいられる自信がない。

 町長に非はないし、むしろ被害者ともいえる立ち位置にいるのだが、それを理解はできても許容はできるかはわからない。

 ラディナに警告されたばかりなので、それを念頭に置いて会話を進めるつもりではあるが、暴走せずに対談を終えられることを未来の自分に託すしかない。

 ラディナが隣にいてくれたらいいなぁ、と心の中で呟くと同時に、出会って一週間しか経っていない女の子にこうまで心を許しているという事実に驚く。

 地球にいたころには考えられない自身の変化に笑みが零れ、少しだけ心が穏やかになった気がした。


 そんなことを考えつつ、しばらく進んで案内された部屋は、応接間のような部屋だった。

 廊下では見られなかった調度品が、この部屋にはそこそこの数が設置されてる。

 中央に置かれた柔らかそうなソファと膝当たりの高さのガラスでできたローテブルは、見るからに高そうな一品だった。

 そのソファには葵と対面する形で若い男性が、葵の到着を見て立ち上がった。

 ここまで案内してくれたメイドは、恭しく頭を下げて扉を閉じた。


「初めまして。召喚者、アヤノ・アオイ様。私はこのアクサナを治めております、アミドゥホと申します。まずは謝罪を。私のミスで、時間を取らせてしまって申し訳なかった」

「大丈夫です。それより、話をしましょう」

「そうですね。話す内容は、召喚の際に、こちらの間違いで行方不明にしてしまった結愛様の捜索に関して、で間違いありませんか?」

「はい。よろしくお願いします」


 アミドゥホは、めちゃくちゃ腰が低かった。

 何かミスを犯したときに、それを許してもらおうとしているような腰の低さだ。

 ヘコヘコとゴマスリのようなことをしているわけではないのだが、不信感が拭えない。

 十中八九、葵が来ることを伝え忘れていたことから来る不信感が、先入観としてアミドゥホを疑ってしまっているのだろう。

 先入観に囚われるのはあまりいいことではないので、心の中で冷静になれよ~、と自信に呼びかける。


「私が結愛様の捜索に行っていることは、まず私の護衛――門番をしてくれている彼らと、戦闘能力のあるメイドたちに、このアクサナ周辺の捜索をしてもらっています」

「なるほど。その門番の人たちの実力は、この町の周辺で捜索をして、結愛を助けられるものなのですか?」


 ミイラ取りがミイラになってしまっては、本末転倒だ。

 本当に結愛を助けられるのか、という心配もあるが、それ以上に、自身のために使われた命が失われることを、結愛は良しとしないだろう。


「はい、問題ありませんよ。元々、この国の魔獣は帝国や公国に現れるものよりもレベルが低いですし、結愛様の捜索により魔獣と出会う回数が多くなったのか、魔獣の数が激減しているとの報告も受けています」

「それならいいんです。ありがとうございます」

「いえ、構いませんよ。何か疑問に思ったらすぐに質問してください」


 ここまでは順当に取れる手段をとってきたと言えるだろう。

 しかし、葵が来るタイミングに合わせて人払いをしておけば、対策をしておらずとも言い訳はできる。

 まだ完全に、アミドゥホを信用することはできない。


「他には、町民に呼びかけて、それらしい目撃情報があればすぐに伝えるようにしてもらっています。こちらは、町の外を探すよりも効率は良くないですし、町の中に結愛様がいるとは思えませんが、町民の噂も役に立つかもしれませんので。今のところ、どちらも有益な情報はありませんが……あ、どうやら帰ってきたようですよ」


 その言葉通り、ドアの向こう側ではぞろぞろと足音がなっていた。

 部屋に合った時計を見れば、五時を過ぎており、もう一時間もしないうちに夜が訪れるだろう。

 捜索の引き際としては、いい塩梅といえる。

 その足音は、葵たちが話し合いをしているこの部屋のドアの前で静止し、ドアをノックした。


「お疲れ様です町長。そして召喚者、綾乃葵様。こんばんは。私はこの館で護衛長をやっているモロフィ・カロと申します。この度は、ご足労頂きありがとうございます。そして、その苦労に見合うだけの対価――」


 モロフィがそれ以上を言う前に、葵が手を前に手を突き出して静止した。

 頭を下げようとしていたモロフィと後ろに控える人たちは、葵の掌を見て動きを止めた。


「――モロフィさん。それ以上は言わないでください。その話は、一週間前に王城で済ませていますので。同じことを何度も言われると、怒りが募ってしまいそうです」

「そう……ですね。わかりました。その心遣いに敬意を。私どものことは、ご自由に、いくらでも使っていただいて結構ですので」

「そうすべき時が来たら、そうさせていただきますね。これからも、よろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします。では失礼致します」


 モロフィとその後ろで控えていた人達は、初対面にも拘らず、葵に敬意をもって接していた。

 葵は人の心を読めるわけでも、表情からその感情が嘘だと見抜けるわけではない。

 だが、いっそ演技と言われてもおかしくない彼らの言葉は、不思議と葵に響いた。

 彼らの言葉が、結愛を探しているという行為が嘘ではないと、信じてしまえた。

 もし葵への信用を勝ち取ったのが、葵とラディナの読んだ本には記載のなかった魔術だったり、あるいは恩寵だったりするならば、看破のしようがないのでどうしようもできない。

 そもそも、そんなことまで疑ってしまえばキリがなくなるだろう。


「どうやら、あなたの言葉は信じてよさそうですね。正直に白状すると、メイドさんから俺が来ることを伝え忘れた、という言葉を聞いた時点で、あなたがズボラな人で、結愛のことに関して何も行動を起こしていないのかと疑っていました。申し訳ありません」

「それは綾乃様が謝られることではございません。私が指示を出したことに満足し、伝達を忘れていたのは悪いのですから」

「……そうかもしれませんが、あなたに対して疑いをかけた事実も変わりません。なので、互いに謝罪し、許した、ということで、手を打ちましょう? このまま言い争っていても、埒が明きませんから」


 アミドゥホは、葵の立場や言葉などを考えて、きっと頭を上げられないくらい、申し訳なく思っているだろう。

 そして葵も、自身があらぬ疑いをかけていたことに関して、申し訳ない気持ちがある。

 互いに謝ることができたのはとてもよいことだが、何事も度が過ぎれば色々とよくない。

 そうなる前に、手を打って終わりにした。

 時間を浪費するのは、誰にとっても得はない。

 特に今の葵には。

 それを察してくれたのか、アミドゥホは柔らかな笑みを浮かべ、葵の言葉に頷いた。


「わかりました。ではこの話はここで終わりにして、話を戻しましょう。私の対策に、欠陥やほかに要望などはありませんでしょうか?」

「今は特に。可能な限りの援助をしていただいていると思います。今後、町を回る段階でいいな、と思った案などは王様を通じて伝えてもらいますので、その時が来たら、よろしくお願いします」

「承知しました。私どもの方でも、常に捜索に関して思考を巡らせ、何かあればすぐに伝達いたします」

「はい。では、そろそろ」

「ええ。お気をつけて」


 アミドゥホは葵を館の前まで見送ろうとしてくれたが、他に優先事項があるでしょう? と応接間での見送りだけにしてもらった。

 一度通った道なので、メイドの案内もなく門番と挨拶を交わして館を出た。

 この町に来た目的は達成したので、すぐにでも町を出たいのだが、空を見上げれば綺麗な夕焼けが見える。

 葵としては、今夜はこの町で過ごしたいところだが、まずはラディナと合流しなければならない。

 路地裏に入り、“身体強化”の訓練ついでに壁キックで屋根まで上ってそのまま屋根の上を駆ける。






 外はすっかり暗くなり、街灯の明かりが眩しく感じる中、まだまだ賑やかな様相を見せる街の雑音を、ガラス窓越しに聞きながら、葵とラディナは宿の一室で向かい合って座っていた。


「では、話し合いは無事に済んだのですね」

「うん。俺が感情に身を任せることもなかったし、俺が見た限りだと彼らは信用できると思ったからね」

「それは何よりです。では私の報告ですが、結愛様の依頼に関しては、何も更新はありませんでした。組合でも魔獣の数が減っている、という話程度しか聞くことができませんでした」

「ああ、そういや町長も同じこと言ってたっけ。でもまぁ、魔獣たちが少なくなったってことは、それだけ結愛に降りかかる危険度が減ったってことだし、悪いことではないよね」

「そうですね。ただもし、他の可能性……例えば、強力な個体の魔獣が現れて暴れまわり、他の魔物が別の安全な場所へ逃げている、といった場合は、そう悠長なことは言ってられないと思いますが」

「……なるほど一理ある。そうだった場合に備えて、もう少し実力アップしたいところだね。なんにせよ、今日は宿でしっかり休んで、明日の日の出とともに出発するってことで」

「承知しました。葵様がお先にシャワーをお使いください」

「そうさせてもらうね」


 たった一日の野宿で溜まった疲労を癒すために、少しだけ高い宿をとった。

 本来の予定なら、町長との話し合いが終わり次第、すぐに次の町へ行くはずだったのだが、たった一日の野宿が想像以上に大変だった。

 王城での一週間で、パレードの前日以外は寝ずに過ごすことができたので、たった一日くらいなら、夜通し警戒してても問題ないだろうと高をくくっていたのだが、これが想像以上に疲れた。

 王城で、過ごした一週間は、初日にラディナから殺意を向けられた以外に警戒はしなかった。

 元の世界では、一時期誰もが信じられなくなって、家族に対してですら警戒していた時期もあったが、それ以外では基本的に警戒なんてしてこなかった。

 まともな経験がなかったからこそ、いつどこから襲ってくるかわからない魔獣に対し、一夜ずっと警戒し続けたことで想像以上に疲れた。

 体を洗い、温かい湯を張った湯船に浸かり、疲労を癒してから上がる。


「お先、ラディナ。ラディナが上がってくる頃には寝ちゃってると思うけど、まぁ気にしないでね」

「わかりました。では、おやすみなさい」

「うん。おやすみ」


 ラディナと言葉を交わし、入れ替わる形で葵はベッドに倒れる。

 今日の疲労具合から考えて、明日からの警備は交代でやろう、と決めて、意識を夢の中へと手放した。



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