第27話




ウサコ


「ねーねー、一匹狼格好いいよね。」






ネココ


「急にどおしたのよ、好きな人でも出来た?」






ウサコ


「いや、別に、でも二匹狼も良いわよね。」






ネココ


「え、何それ?」






梟子


「いや、いや、三匹狼も捨てがたいわよ。」




ネココ


「ん?何それ、何なの。」






ウサコ


「そうね、三匹狼ヤバイわよね、ヤバヤバよ。」






梟子


「ヤバヤバでしょ。」








ネココ


「全然意味が分からない、何故二人の会話が成立しているのか、分からない、そもそも、二匹狼ってどんなのなの。」






ウサコ


「二匹狼はだだの普通の二匹の狼よ。」








ネココ


「え、何それ何処が格好いいのよ。」








ウサコ


「格好いいじゃない、二匹並んだ狼。」






ネココ


「う~ん、あれ?じゃあ一匹狼は?」






梟子


「だだの普通の一匹の狼よ。」






ネココ


「待って初めから私の想像と違ってた何て、だだの狼好きってこと?」






ウサコ


「だだのって言われると、心外だわ。」






梟子


「そうよ、何だかんだお金発生してるわよ。」






ネココ


「何で?お金発生してるの?」








梟子


「ほら、狼はうさぎを食べるじゃない、食べないでってお金払うのよ。」






ネココ


「それの、何処に惚れるのよーーー!」


















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