第25話


ウサコ


「それは、まことしやかに囁かれる都市伝説……


その名は……ジャッカロープ。」






ネココ


「何それ?


どんなロープ。」






梟子


「ロープではないわ、そう、それは、とまことしやかに囁かれる、都市伝説……ジャッカロープ……」






ネココ


「ちょっと、二人で意味不明なんだけど。」






ウサコ


「ふふふ、ジャッカロープはうさぎに角が生えた、未確認生物よ。」






梟子


「ふふふ、未確認生物なのよ。」










ネココ


「二人で、同じ事繰返し言わないでよ、でも、それってうさぎで良いんじゃない?」








ウサコ


「ダメよ、ジャッカロープはうさぎの世界の影の王なのよーーー!」






ネココ


「いないな、ジャッカロープ。」








梟子


「いるわよ!


そこにも、あそこにも、ほら、あなたの隣にも。」








ネココ


「わー、っていないじゃない、そもそもウサコ?


角生えたら、歩くの大変でしょ、跳ねる訳だから、ぴょん、グサみたいな。」






ウサコ


「大丈夫、私に角生えないし、生える予定も無いわ。」






梟子


「数々の謎の角が生えた生物いるわよ、ユニコーンなんて、馬に角が一本生えただけで、あれだけ神聖になれるのよ。」






ウサコ


「そうよ、うさぎに角が生えたら、もー神よ神、可愛いうさぎちゃんに角が生え生えなのよーーー!」






ネココ


「じゃあ、私に生えたら?」








ウサコと梟子


(きっと、ぷよぷよの角ね何て言えない。)








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