第24話




ウサコ


「ねーねー、ネココは大きくなったらライオンになるんだよね?」






ネココ


「ん、ならないよ、私は猫、何があってもライオンにはならないわ。」






ウサコ


「えー、残念友達に百獣の王がいるって自慢したかったのに。」






梟子


「でも、それを自慢したとして、食べられちゃわないって心配されない。」






ウサコ


「え、私食べられちゃうの。」






梟子


「うん、らくらくライオンなら一口よ。」






ネココ


「私は猫だけどね、もしライオンならうさぎとかふくろうは一口かもね。」






ウサコ


「こわーい、食べないでねネココ。」






ネココ


「うん、ライオンじゃないからね。」






梟子


「そうね、今のはもしライオンならとっくに食べてる宣言ね。」






ネココ


「違うけどね。」






ウサコ


「でも、百獣って少ないわよね、動物って何万種類も、いるのだから何処から何処までの百獣なのかしら?」






ネココ


「いや、人間が勝手に付けた名前だから、意味は無いわね。」






ウサコ


「え、意味はないの?」






梟子


「人間は時に、意味の無いことをするはわ、いえ、すべてが意味の無いことかもね。」






ウサコ


「すべてなのね。」






ネココ


「すべては言い過ぎよ、人間をバカにしてるわ、きっと色々考えてるわよ。」










梟子


「そうかしら?


あの、草原にある銅像には何の意味があるのかしら。」








三匹は謎の銅像を眺めるのであった。






ジャッカロープの銅像を。






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