第17話




ウサコ


「ねーねー、みんなー、信号機って何で三色なのかな?」






ネココ


「どうしたの、いきなり?思わずつまんねぇーこと言っちゃうなよって言いそうになったわよ。」








梟子


「ネココのその決まり文句に、


思わずつまんねぇーこと言っちゃうなよって言いそうになったわ。」






ネココ


「私にかーい。」






ウサコ


「ちょっと、二人で仲良くしないでよ、私が寂しいじゃない。」






ネココ


「別に、そんなんじゃないけど、赤と青と黄色よね、何であの色たちが選ばれたのかしら。」






梟子


「まぁー、でも、茶色と焦げ茶色とうぐいす色だと、最後のは丸呑みしたくなるからじゃない。」






ネココ


「うぐいす色に丸呑みの感情を抱くのは、梟子だけだけどね。」






ウサコ


「私的には、ピンクとか欲しいのよ。」






ネココ


「ウサコピンク似合うものね。」






ウサコ


「黄色は許すけど、青より緑がいいかな?」






梟子


「青も緑も一緒って考えなのよ。」








ウサコ


「えーー!、空は青いし、海は青だし、私の家のカーテンも青だから、森の緑が良いわ。」






ネココ


「うん、意味分からない。」






梟子


「昔の日本人は緑も青と呼んでいたのよ、あれ?逆かな、青を緑って言ったのかな?」






ネココ


「どっちでもいいわ。」






ウサコ


「まぁー、森に信号機無いからいいけどね、なーんか勝手に赤は止まれって決めてほしくないのよね、赤ってもっとこう、突き進めって感じじゃない。」






ネココ


「ウーン?


赤って、そんなイメージかもね、逆に青に突き進めって感じないわね。」






ウサコ


「そうなの、昔のイメージなのかな?」






梟子


「そうなると、黄色の中途半端な感じはイメージ通りかもね、進むの止まるのどっちって。」






ネココ


「そうなると、危ないから赤と青の二色でいいわね。」








ウサコ


「じゃあ、私たちの信号機は二色ってことね。」








梟子


「でも、一日三食って言うし、三色でいいわ。」








ウサコとネココ


(雀さんに合掌。)




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