第10話



ウサコ


「ねーねー、みんなはさー、カレー食べるとき、先に混ぜる派?それとも混ぜない派?」






ネココ


「何よ、突然?


思わずつまんねぇーこと言っちゃうなよって言いそうになったわ。」








梟子


「言っちゃえば良いわよ、さぁーあの山に向かって叫びなさい。」






ウサコ


「はい、先輩。




たっまーやーーー。」






ネココ


「ちょっとあんまりふざけてると、止めないでほっとくわよ、カレーは何処に行ったのよ、その山に行ったの?」






梟子


「あら、カレーは何処にも行かないわ、だって食べ物は歩かないし、動かないもの。」








ウサコ


「でも、梟子が食べてるのは、山にも行くし、動くし、鳴くし、喚くし、暴れるし、大変ね。」








ネココ


「もー、やめてよ、可愛い女子三人が恋愛トークするはずなのに、ホラー落ちばっかりじゃない。」






梟子


「ごめんなさい、私が生きたものばかり食べるから。」






ウサコ


「大丈夫、ネココも生きた、チューチュー鳴くもの食べるから。」






ネココ


「あー、あれね?


あれは、狩りの練習でいたぶってころすだけだから、食べないわ。」








ウサコと梟子


(サイコパス落ち、ホラーじゃん。)

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