第5話

ガリガリ……ガリガリ……






ウサコ


「ちょっと、ネココ何してるのよ?


ダメでしょカフェで爪研ぎなんて。」






ネココ


「ごめんねー、でもみんなにも、どーしてもしちゃう癖ってない?」






梟子


「私は、夜行性だから、やっぱり夜更かしかな、合わせて、昼寝とかかな。」






ネココ


「アニマル、あるあるだね、ウサコは?」






ウサコ


「私は特にないかな?


うさぎってどんな癖あるのかな?」






梟子


「うさぎはーー、寂しいと死んじゃうとか、あれがコロコロしてるとか、月に居るとかかな。」






ウサコ


「じゃあ、それで。」






ネココ


「何か、私ばっかり変な癖で迷惑かけてる見たいじゃない、なんかやだわ。」






ウサコ


「そうだね、夜行性も昼寝もまぁー迷惑じゃないけど、猫って爪研ぎや突然走り出したりとか、盛りで夜中五月蝿いとかいい癖ないね。」








ネココ


「やだわ、本当にやだ。






でも、可愛い女の子設定だから、本当は爪研ぎとかしてないけどね、あ、後うさぎはいっぱい交尾していっぱい増えちゃうらしいよ。」






ウサコ


「ちょっとやめてよ、まるで私がふしだらで淫らな女見たいじゃない、しかも、私たちの設定は恋に憧れる、恋愛知らない女子なんだからね。」






ネココ


「多分、色々設定迷子になってるね、一度白紙に戻そうか?」








ウサコ


「いいのよ、喋れてる時点でみんな私たちの事、人間だと思っているわ、ネココがキャラ付けで柱をガリガリするからややこしくなったのよ。」








ネココ


「ごめんね、気を付けるわ。」








梟子


「あっ、私の迷惑な癖あったわ、丸呑みしたものを消化した後に吐き出す事。」










ウサコとネココ


(またか、見てる人みんな引いてるよ、いつから私たちホラーになったんだよ。)






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