第61話 漢字成分

 ふと思う。私の文章には漢字が多いのではないか。しかも自然とではなく無理に漢字を使用している部分があるのではないか。


 ぶっちゃけよう。古い某有名日本語入力システムの変換に頼っているからだ。そして、なんとなく、それが格好いいのではないかと思っている(思っていた)からだ。


 しばらく、は、暫く、と変換され、そこ、は、其処、となる。


 で、この不定期実話を書き始めた頃は全面的に信頼していた。というか疑うことを知らなかった。だが先日、「たとえ〜であっても」と打ったところ「例え」と出た。これ「仮令」が正解であり突っ込めば、ひらがなの方が適切だ。抑も、いや、そもそも、仮令と書かれて「たとえ」とスムーズに読めるだろうか。私は文字自体は読めなくはないが引っ掛かる。違和感を覚える。


 詰まり(これも詰まり、となるが、詰り、ともある)、分かりもせずに誤った字を沢山、用いていたかも知れない。読むに堪えない文章を今も綴り続けている可能性もある。


 確かでない時は電子辞書の広辞苑を引いていたのだが、これまた内容が古く、当てにならない場合も多い。(今、「宛にならない」が第一候補だった)


 内容が飛び抜けて良ければ字など間違っていようが気にならないのだが、私レベルではそうも行かない。ほらまた、そうも行かない「行かない」と出力されて、すぐさま、ひらがなに出来ない自分が居る。「居る」切りがない。


 皆さんは何を基準にして漢字とひらがなを使い分けているのだろうか。


 もう誤変換が全くなく、より万人向けな言葉、字を選んでくれる入力、変換システムが欲しい。スマホの日本語入力はネットワーク経由なのかな。それならどんどん、精度、万人受け度が増していくな。


 きょうはつかれているようだ。ぜんぶひらがなのゆめがみたい。おやすみなさい。





P.S.

「灼眼の小刀」の件、カクヨム運営より回答がありました。


>一般的に創作物のタイトルは著作権の対象とならない場合が多くなります。


だそうで、投稿は自身の判断で行え、ということでした。

特に問題視しているようにも取れないので、暫く、このまま公開、投稿を続けます。


第4話は本日22時22分公開です。

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