第26話 推敲
推敲。言うまでもなく文章を練り直す行為である。校正。誤字脱字、誤った表現などを修正する作業だ。
どちらも私が苦手とする仕事だ。勢いで書き、その時の気分で投げる。当然、誤字脱字、重複表現、矛盾などを許してしまう。結果、投稿直後に来られた方は酷いものを見せられる羽目になる。
いや、放棄しているわけではない。下書きの段階で数回、読み返す。が、何故かそこでは欠陥を発見できないのだ。
で、出してしまった後、なんとなく眺めると色々と浮かび上がる。その中でも多いのは同じ言葉を繰り返し使うことだ。重なった言い回しを見付けると迷わず類義語を検索し置き換える。それが難しい場合はバッサリ切る。常套手段だ。語彙が豊富でないので察していただきたい。
これを投稿前に出来れば未だ増しなのだが。
しかし、やり過ぎても良くない。勢いで書き殴った文章には「力」がある。気になるからといって隅々まで修正、書き直しを施すと確実に力を削ぐ。加減は大切だ。
この「推敲」自体、大丈夫なのだろうか。不安を抱きつつ、今日も公開ボタンを押す。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます