第18話 蜜蜂君
また車系なので興味をお持ちでない方は次へ。
私のバイクは250cc四気筒だ。
クォーターマルチとも呼ばれる。
市販されるエンジンでは最も高回転型に入るものだ。
どのくらいかというと発進は四から六千回転である。
加速はそこから一万六千回転くらい。
一万七千も回る。
最近の車はハイブリッドなどで回転計が無いものも多い。
よって気にされていないかも知れないが。
四輪車の常用回転域は二千から四千くらいまでだ。
頑張って六千くらい。
通常の走行では三千回転を超えていないのではないか。
「そんな乗り物、危ない」
と、思われるかも知れない。
しかし所詮250ccだ。
出力が低い。
ギヤ比も低い。
回るだけで速度は上がらないのである。
安全にF1並の高回転サウンドを堪能できるのだ。
法規遵守で。
だが五月蠅いことには変わりない。
住宅地や学校の近くでは気を使って大人しくしている。
始動時もガレージから数十メートルの通りまで押して行く。
それからエンジンをかけるのだ。
念のため断っておくが改造はしていない。
マフラー、消音器も工場出荷時のままだ。
で、タイトルだが。
もうお分かりだろう。
ブンブン賑やかなので蜜蜂君である。
音だけで他者を攻撃しない性格もそうだ。
この先、どれだけ乗ってやれるか分からないが。
大切にしてやろう、と、今は想う。
ちなみに某メーカーに訳すとスズメバチとなる車名が在るが。
その車両とはなんの関係もない話であることも断っておこう。
では今回はこれで。
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