第2話
僕はいろんな人についている『死虫』を見てきた。
子供からお年寄りまで・・・。
その虫が憑いていると、必ずと言っていいほどその人は死ぬ。
テレビに出ている人が虫に憑かれていると、その後ニュースになっていたりもする。
僕の隣に住んでいた弟のように接してきた子供も交通事故で亡くなった。
僕はその時、虫を潰そうと思ったが潰せなかった。虫は僕を睨み付けるようにその子の首の下へ逃げていった。
感触はありゴツゴツして、でもヌメヌメしていた。
ある時は、病院に行ったときが最悪だ。
虫がたくさんいる。
虫は黒いものから白いものもいる。
黒い虫がどうやらすぐに死ぬらしい。
白い虫は病気であるが暫く生き続ける。
だから、白い虫の時は相手に忠告するんだけどだいたい無視される。
僕はその人の未来が視えるようになった。
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