第38話目 交流20

     存在バトン



   MASATOさんから『存在バトン』が回ってきました。


   バトンをやるのは初めてで、


   ちょっとドキドキしていますけど、頑張ります!(笑)


   ・お名前は?→AIです


   ・お住まいは?→えーっと、私も東海地方のどこか(笑)


   ・お仕事は?→事務……かな


   ・年齢は?→20代


   ・趣味は?→読書、お菓子作り


   ・好きな食べ物は?→やっぱお肉系かな(笑)


   ・嫌いな食べ物は?→きゅうり……これは苦手


   ・彼女or彼氏いる?→いません(笑)


   ・好きな人のタイプは?→穏やかで優しい真面目な人とか(笑)


   ・子供の頃の夢は?→結婚してお母さんになりたい


   ・その夢、叶った?→まだ(笑)


   ・悩み事は?→熱くなれない


   ・その解決策は?→う~ん……積極的になってみる?


   ・欲しいもの、ある?→ストレートな髪、食べても太らない身体(笑)


   ・いらないものは?→身体の余分なお肉(笑)


   ・バトン回してくれた人の印象は?→熱いかな 一生懸命さも感じるかな


   ・バトン、誰に回す?→ネコさん……気が向いたらでいいです


   ・その人の印象は?→生活を楽しんでいるイメージです


   そんなわけで、『存在バトン』でした。



   ネコさん、名前出しちゃってごめんなさいです。


   そのまま放置でも全然いいです。無理のないようにしてくださいね。



 最後にその言葉も入れておいた。バトンは自分から発信したくてするものではないので、MASATOもそのように書いていたこともあり、これが礼儀なのだろう。そんなわけもあり、バトンの記事を更新して、まず真っ先にネコさんのブログを訪問し、ゲストページに同じように書き残してきた。


 自分のブログに戻ると、早速コメントが入っていた。予想通り、MASATOだ。MASATOがAIにバトンを渡し、AIがバトンを受け取る旨をコメントに書き入れたのだから、きっとパソコンを閉じることなく、何かしらの反応を待っているはずだと愛美は見当をつけていた。


 『AIさん、バトンやってくれてありがとうございます!AIさんも東海地方にいるんですか?なんだか嬉しいな。どこだろう?ストレートな髪が欲しいってことは、天パですか?自分、剛毛なんで天パ羨ましいです。それと、自分、熱いですか?一生懸命に見えます?そんなふうに言ってもらえて、なんか嬉しいなぁ。ありがとうございます。って、なんか疑問符ばかりになってすみません(笑)』


 『MASATOさん、こちらこそありがとうございます。バトン、面白いですね。自己紹介みたいにもなって、相手を知るにもいいですよね。はい、私も東海地方にいますよ、同じでしたね。髪は天パで、軽くウエーブがかかった感じで、パーマいらずでいいねって美容師さんには言われるんです。でも、学校では……


 おっと、いけない。つい校則が厳しい学校で、本当に天パなのか証明書をもらってくるようにと言われたことを書きそうになり、書くことには気をつけなきゃいけないと心し、『学校では』の一文を消した。


……高校生の頃には校則の厳しい学校でもちろんパーマ禁止だったので、本当はパーマかけてるんじゃないかと疑われたこともあるんですよ。酷いと思いませんか?(笑)MASATOさんの剛毛、なんか男らしくていいじゃないですか^^そうですね、熱さって感じますよ。一生懸命さも、同じように感じます。好きなことに対してや、やりたいことに関しての姿勢とか、そういうところで。……私は逆に熱くなれない自分ってことを感じることがあるんです。上手く言えないんですけど、いつも一歩下がって冷静に物事を考えてしまうというか……』


 コメントに返事を入れると、すぐ上にネコさんからのコメントがすでに入っていた。


 『AIさん、ゲストページありがとうございました。バトン確かに受け取りました。AIさんも東海地方でしたか。実は私もです。お菓子作りの趣味、いいですよね。私も参考にしたいので、どんどんUPしちゃってくださいね』


 『ネコさん、ありがとうございます。バトンも受け取ってくださってありがとうございます。ネコさんも東海地方でしたか(笑)みんな近いんですかね。お菓子作りの記事、参考になるかわかりませんが、また載せますね。私もネコさんのお料理の記事、参考にさせてもらいます』


 ネコさんへも返事を入れた。


 すると、そのネコさんへの返事のすぐ直後に、またMASATOから書き込みがあった。今度は内緒でだ。


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