第三話明瞭祭役員

「ただいま」

「おかえりなさいお兄ちゃん」

これが俺の可愛い妹の桜だ。

「今日は学校どうだった?」

「どうだったっていつもと変わらないよ。」

「そっか!」

「そういえば明瞭祭の本部役員になったよ!」

「ほんと?」

「ほんとだよ。」

「そういえば明日桜も入学するんだよな?」

「うん。明日入学式」

妹の桜も今年入学する妹は1年Sクラスである。俺の妹は俺よりもすごいかもしれない。そういえば明瞭祭で俺たちと戦うことになるな。これは負けられないな。一年生の初めの明瞭祭は進級には関わらないので安心ではあるか。

「ご飯食べるか!」

「うん」

「父ちゃん母ちゃんは明瞭祭見に来るのか?」

「見に行けたら二人で行こうと思ってるよ」

「そうか」

「いただきまーす」

今日もおいしいごはんだった。

「ごちそうさまでした」

さーて飯も食って風呂も入ったから今日は早めに寝るか。

明日からは忙しくなるな。

「みんな、おはよう」

「おはよう」

今日は朝からみんな会議室に集まっている。みんな優秀なことに一日で仕上げてきたらしい。今日は、それをみんなで確認しようと思っている。

「じゃあ、今日からみんなで頑張ろう」

「そうだな」

「今日は午後に入学式があるから一つでも多く決められるといいよね」

「そうだな。俺たちSクラスは出席しないといけないのか」

「各学年の挨拶があるからな」

「で、今回は誰がやるんだ?」

「そうだな、やりたい奴いるか?」

「いないよそんな奴、神崎やってよ」

「ようだな俺も神崎で!」

「わかったよ」

といった感じではあるが毎年このやり取りをしてはいるが毎年やるのは俺である。毎年やっているから別にいいのだが俺たちのクラスは決まって最後だから少しいやなのだ。

「まあ、この話はここまでにして考えてきたものを詰めていこう」

「了解」

「初めに石原よろしく」

「はーい」

石原の意見はこうだ。学年の試合はいつも通り指揮官を倒すことで試合が終わる。

武器の使用魔法の使用すべて可能。ただし、制限時間は30分指揮官生存の場合残りの人数で勝敗を決める同ランクバトルは壊滅戦。こちらも同様すべてオーケー。ただし、こちらは時間無制限。同順位バトルはフラッグ戦。こちらは、武器魔法の使用は制限する。時間制限は30分フラッグが両者とられなかった場合指揮官の生存しているクラスの勝ちとする。また、指揮官も残っている場合残りの人数で勝敗を決める。

「いいとは思うがみんなはどう思う」

「そうだな、俺は同ランクバトルの武器と魔法の使用も制限したほうがいいと思う」

「そうね、私も千崎の意見に賛成。ランクが同じとはいえ少し差が出ると思う」

「石原どうだ?」

「そうね、私も迷ってはいたみんなの意見を聞いてから決めようと思って」

「そうか、じゃあこれは決まりでいいな使用の制限をする」

「おーけー」

「ほかには何かあるか?」

「学年バトルには使用は制限しなくていいの?」

「そうだな。俺はこれに関してはしなくていいと思っている。指揮官の采配でこれは埋められるはずだから」

「私もこれに関しては大丈夫だと思う」

「ルールの大まかなことは決まったな細かいところは石原に任せても大丈夫だろう」

「了解」

とりあえずのルールは決まったほかにもいろいろぃ決めることはあるがもうそろそろご飯を食べて入学式に行かなくてはいけない時間だ。

「みんな、ご飯食べて入学式に行くか」

「はーい」

「そうだな」

みんなでご飯を食べたからもう少ししたら移動するかな。

3年S組の神崎優真さん校長室にお越しください。

「なんだなんだ名指しとは神崎なにかしたのか?」

「何もしてねーよ」

俺何かしたか?とりあえず早くいくか

トントントン

「どうぞ」

「失礼します」

「座ってくれ」

「はい、失礼します」

「君を呼んだのは今日の入学式で入学する二つのクラスに試合を見せてやりたいのだ公式戦として」

「なるほど公式戦の試合ですか?」

「どうかね、やってくれるかい?」

「なぜ私たちのクラスなのでしょうか?」

「いまだ無敗だからかな」

「なるほど。試合の相手はどこのクラスでしょうか?」

「5年Sクラスだ」

「本気で言ってるのですか?校内最強と呼ばれている5年Sクラスですか?」

「そうだ、しかし、まだ一度も戦ったことがないだろう。最強を決めてみようと思ってな」

「そうですかわかりました。クラスのものには私から言っておきます」

「そうそう、あと君たちには、新入生のSクラス、Bクラスとも試合をしてもらう」

「ハンデはどれほどつけるのですか?」

「おお、そう来たか。断ると思ったのだが。ハンデはどれくらいやるのだ?」

「どうせ断ることはできないのでしょう。Sクラスには二人抜き、Bクラスには三人抜きます。魔法の使用はしません。新入生はすべて使ってもらって構わないです」

「わかった。それでよい。頼んだぞ」

「はい」

そうして俺たちは初めて5年Sクラスと戦うことになった。

「おかえりーー」

「話って何だったの?」

「入学式で5年Sクラスと公式戦うことになった」

「ほんとに?」

「ああ」

「まじか、やばいな勝てるのか?」

「とりあえず時間もないし、戦略は前に考えていたやつでいいか?神崎」

「ああ、いいよ。それと新入生のSクラスとBクラスと戦うことになった」

「おいおい、多すぎるだろ」

「Sクラスは二人抜きBクラスは三人抜くことになっている」

「しょうがないな決まったことならやるしかないな」

「そうと決まれば早く移動して作戦会議だ」

俺たちはそんなこんなで入学式の会場に向かった。

とりあえずは入学式の挨拶も終わった。あと少しで試合だ俺たちは先に移動した。

「よしとりあえず作戦を千崎頼む」

「おう、今回は前から考えていたもので行こうと思う」

「おーけー」

「今回は指揮官戦になっているから少し勝つのにはてこずるかもしれな。今回はどれくらいできるかわからないが前に考えていたもので行こうと思う。後方に一人残り前衛三人後衛二人で行こうと思う相手は指揮官にっ二人の守りがいつもついている。前衛は敵前衛と戦ってくれ公営二人は援護のみで敵司令官は後方に残っていた一人が倒しに行く必ず相手も援護をして守りに少しの隙ができるはずだもし、一対三の状況になったら公営が前衛に上がり支援する一対三の状況でどこまでできるかが今回の挑戦だ。」

「よしいくぞ!」

「おう」

「今回のこの作戦は挑戦だから負けを恐れるな。もし相手の指揮官の守りがいないとしても前衛三人がどこまで耐えられるかが重要だからな」

「それじゃあ、前衛は、千崎、金田、小川、後衛は、石原、中条、後方を俺がやる」

「了解」

それではただいまより公式戦五年Sクラス対三年Sクラスの試合を始めます。

「よし行くぞ前衛頼むぞ」

「おう」

「まかせて」

「まかせろ」

試合開始まで5秒前4,3,2,1、スタート

「行くぞお前ら」

「おう」

「うん」

「私たちも行きましょう」

「うん」

さあ、両者敵に向かって行きいます。5年生は後方に指揮官と魔術師が一人前衛に残りの選手がいます。それに対して3年生は後方に指揮官一人前衛に三人後衛に二人といった戦略のようです。さあ、どうなるのでしょか!

「前衛に四人出てきたか少し変えるか。後衛の二人は指揮官を倒しに行けここは耐えられる神崎は俺たちの支援してくれ」

「了解」

さあここで3年生が動きました。相手四人に対して三人で挑むようです。そして残りの二人が指揮官を狙います。

「お前たち耐えるぞ!俺が二人を相手するから後二人は千崎と金田頼む」

「了解」

おっとここで五年生も動きます。後方にいた二人が前衛に上がってきます。中央でぶつかり合います。

「まじかここで出てくるか千崎が後衛二人を前衛に挙げたのが功を奏したな。小川が少しきつそうだ千崎合流しろ千崎の敵は俺が倒す」

「了解」

ここで、3年生の指揮官も出てきました。そして、一人倒しました。しかし、前衛で戦っていた一人が5年生の指揮官に倒されました。

「このまま俺が前衛に上がるお前たちも援護できたらしてくれ」

「了解」

後方ではすさまじい戦いが行われています。三年生の指揮官が相手指揮官とぶつかりました。さあこの戦いはどうなるのでしょうか。

「俺がこのまま指揮官と戦うそっちは中条まかせた」

「うん」

やはり五年生の指揮官は手ごわいなどう攻略するかな、接近戦なら勝てそうだな魔術の隙を狙って距離を詰めないと。

「いまだ!」

ここで接近戦となりました。今までの魔術での攻防とは変わって近接の戦いになりました。どちらも一歩も引いませんがどちらも疲れてきているようです。

「ここならいける!ゲームセットだ」

ここで試合終了。一瞬の隙に相手指揮官を倒した。3年Sクラスの勝利です。

「おつかれ。少し焦ったな敵の指揮官強すぎる」

「お疲れナイスだったよ」

「みんな、お疲れ様。次は新入生との試合だからね準備しといてね」

「はい」

今回の勝ちはとても大きい勝利だと思う。

「この試合の反省はできるときにしよう」

「おう」

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