3 私は、抱っこちゃん人形ではないのですが

 結婚当初、初っ端から勃発したのが、「セックスできません」問題。

 結婚式の後にホテルに一緒に泊ったのに、何もありませんでしたからねー。

 すごく緊張していた旦那を見た瞬間、「こりゃ駄目だ」と思いました。

 本人曰く、「経験はある」とのことでしたが、「童貞ですね、これは」と確信しました。

「童貞じゃん、どう考えても」

 とは、後に竹馬の友が言い放った言葉ですが、占い師さんに相談した時も、「経験ないね」と言われました。

 結局、旦那は私に抱き着いて眠っていましたが、これが何と言うか、鬱陶しい。

 セックスはできませんが、興奮しているんで、旦那の体は「暑苦しい」

 「ごめん、離れて寝て」と私は頼み、やっと眠ることができました。

 「こりゃ、前途多難だぁ」と私は思いましたが、前途多難どころか、これはずっと私達夫婦の問題として伸し掛かり、旦那が離婚を承諾してくれる理由ともなりましたが、それは別の話として。

 初夜、不発。

 これは、由々しき問題ではありました。

 大抵は、お付き合い中に体の関係はなくても、結婚式の初夜は皆さま、頑張って関係を持とうとしています。

『今まで、やってなかったんでしょ?』

 初夜不発のことを電話で相談した幼馴染の友人は、ちょっと困惑したように私に言いました。

 そりゃあまあ、そうです。ええ年をした男女、しかも結婚しています。

 なのに、セックスしていないんですから。

「そうみたい。本人は否定しているけどねー」

『じゃあ、ちょっと荷が重いのかもね』

「いや、私も威張るほどの経験はないよ」

『うーん。新婚旅行まで、待ってあげたら? あんた達、まだ一緒に暮らしてないんでしょ』

 この当時。

 私は旦那とまだ一緒に住んでいませんでした。

 理由は簡単です。二人で住む家を探していたからです。

「そうだねえ」

 と、私も友人の言葉に頷きました。

 で、時は経過。新婚旅行に行くことになるわけです。

 海外です。せっかく長期休みが取れますから、海外に行くことにしたのです。

 海外ですから、当然飛行機使います。

 私も、楽しみにしていました。

 が、そのフライト中。旦那、飛行機酔いしました。それはまあ、良いんです。

「酔い止めは持っている? バックから出そうか?」

「いや、持ってない……」

 おいおいおいおい、と私は突っ込みたくなりました。

 後から聞けば、旦那はもともと、乗り物酔いをしやすい性質たったようです。

 しかし。

 この時、旦那は酔い止めを用意していなかったのです。

「いや、だって。用意していると思ったから」

 はっ?と、皆様思われましたか?

 私は、後からこの発言を聞いた時、顎が落ちそうになりました。

 もう一度繰り返しますと、乗り物酔いしやすいのは旦那です。

 そして、この時の私はそれを知りません。

 薬はね、用意していましたよ。風邪薬と正露丸、そしてマスクはね。

 けれど、これはあくまで自分用です。

 予備はもちろん用意していましたけど。

 とりあえず、スチュワーデスさんを呼んで、水とエチケット袋を持って来て貰いました。

 そして、旦那には目を閉じて眠るように伝えました。

 旦那は何か言いたげでしたが、

「私、酔い止めもってないの。酔わないから」

 と私が言うと、旦那は諦めたように目を閉じました。

 この時は、「旦那は私が薬を用意している」と思い込んでいるとは、考えもしませんでしたから、私はやれやれと思いながら、目を閉じた旦那の隣で、タブレットで小説を読み始めました。

 そして、無事に目的地の国に到着しまして、入国手続きも終わり、ホテルに着いたら夜でした。

 夜は自由行動だったんですけど、私は旦那に寝ているように言って、近くのショッピングモールに行きました。 

 一応酔い止めも探したんですが、異国で「酔い止め? 何それ」の状態だし、ホテルには「薬を渡すことはできません」と言われていました。

 まあこれは、「責任が持てない」ということで、納得ではありました。

 仕方がないので、フードコートで簡単な食事をすると、私は食べやすそうなヨーグルトや飲み物を買って、ホテルに戻りました。

 帰って来たら、旦那は起きていて、

「もう大丈夫だから」

 と、私に言いました。

「いや、『大丈夫』と思って、酔い止め持って来なかったんでしょ?」

 しかし、私は旦那にそう突っ込みました。

「持って来ていると思ったから……」

「いや、だから何で?」

 私には必要のない酔い止めを、何故旦那は「持っている」と思ったのか。

 私の問いかけに、旦那は黙りました。

「自分の物は自分で用意しなきゃ。小さい子どもじゃないんだし」

 旦那は悲しそうな表情をしていました。

「とにかく、今日はもう休むよ。酔い止めがない以上、疲れを残さないようにしなきゃ」

 本当は、哀しそうな表情をする旦那に、私は「ちょっと待たんかい!」と突っ込みたかったです。

 何故に、そんな哀しそうな表情をするのか。

 BUT、相手は体調不良。

 少しでも早く休んでもらうためにも、買って来たヨ―グルト何かを食べれそうなら食べるように言って、私は風呂に行きました。

 風呂から出ると、旦那はまだ起きてスマホを見ています。

 ちなみに、私は三十分ぐらい髪を乾かす時間も含め、お風呂―バスルームにいました。

 私が買って来た物は、袋に入ったままです。

「寝ないの?」

「お風呂に入りたくて……」

「ヨーグルトとか、食べないの?」

「吐いたらいけないと思って……」

「じゃあ、冷蔵庫に入れようよ」

 私は袋から買って来た物を出すと、ホテルの備え付けの冷蔵庫に入れました。

 旦那は、黙ったままてす。

「お風呂に入るなら、早く入って寝てよ。私は先に休むからね」

 私は旦那にそう言うと、ベットに入りました。

 こりゃ、私も寝た方がこん人は寝るだろうなーと思ったからです。

 この時、私が思っていたことは、酔い止めがない以上、疲れを残さないことに限る!でした。

 乗り物酔いは、疲れている時に起こしやすいので、それが鉄則だと考えたんですね。

 まあ……ね。ここまで読んだ方で賢明な方は、思いましたよね。

「旦那、新婚のイチャイチャ期待していたんじゃね?」と。

 そうですよねー。きっと、

「あ、もう大丈夫なの? 良かった、心配したんだよ。ヨーグルト買って来たの、自分で食べれる?」とか、期待していたんでしょうね。

 できるかっ!ですよ。

 ツアーは団体行動で、スケジュールは決まっています。

 予定も然り。

 イチャイチャしたいなら、体力必須。

 しかし、旦那にはそんな体力はない。

 当然、休むことが大前提です。

 時々、新婚旅行で体調を妻が崩して、夫が不機嫌になる話を聞きますが、その夫側の気持ちもわからなくはないです。

 高いお金を出してせっかく海外まで来たのに、体調不良の妻がいて、楽しむこともできない。

 正直、私はそれを避けたかったんですよ。

 海外に来たお金を無駄にはしたくなかった。

 夜の自由行動は、もう既に諦めていた分、他の日程は逃したくなかったわけです。

 エゴ? 体調不良になった旦那をカバーするのは、私です。

 旦那が自分でどうにかするわけではないんですよ。

 だったら、予防策に走って何が悪いんですか? 

 ええ、もう徹底的に現実的になっていました。

 そのおかげか、翌日の旦那は体調回復。

 残りの日程は、楽しく過ごせました。

 もちろん、あちらの方は不発。

 というか、延期決定! カンカンカン!にしました。

 ただねー、最終日の日程で、おいおいおいおい、と思うことはあったんです。

 それは、とある観光スポットでのこと。

 私達は観光が終わった後、食事休憩を取っていました。

 私は子ども相手の仕事をしていますから、食べるのが早いのは習慣化しています。

 でも、旦那はゆっくり目。

 スマホを見ると、旦那の食事が終わるのを待っていたら、お土産を買う時間があまりなくなってしまうことに気付きました。

 こりゃいかん、と私は思い、旦那に言いました。

「ごめん、ちょっとお土産を買いたいから、先に行くね。待ち合わせ場所は、言われた所でわかる?」

「あ、うん」

「わかった。じゃあ、あとでね」

 と私は席を立つと、目星を付けていた店で、動物のぬいぐるみを買いました。

 仕事先の子ども達と、甥っ子姪っ子のために、動物のぬいぐるみを買っておきたかったのです。

 で、予定通りにぬいぐるみを買って、他のお土産も物色しつつ、待ち合わせの場所に少し早めに行ったのですが、他の人達は次々来るのに、旦那が来ない。

 あっれー?と思いました。食事をしていたテーブルにいないのは、待ち合わせ場所に行く前に確認しています。

「旦那さんはまだ来ないんですか?」

 と、ガイドさんにも言われたので、スマホに通話してみましたが、出ない。ラインにメッセージを送っても、返事なし。

「先に行きます。旦那さんが来たら、来てください」

 と、ガイドさんに言われ、私は

「すいません」

 と謝りながら、スマホを握りしめ、旦那がいないか通路を見回しながらもお土産屋さんのあるところまで行ったりしました。

 そうこうしているうちに、待ち合わせの時刻から、十分ぐらい経った頃でしょうか。

 旦那が、通路を歩いていました。

「何してたの、もう待ち合わせ時刻過ぎてるよ!」

「あ、ごめん。迷っていて……」

「だったら、ラインでも電話でも頂戴よ。そもそも、ちゃんと位置確認していたの?」

「いや、ラインとかチェックしていなくて……」

「大人なんだから、ちゃんと自分のことは把握して対処して」

「いや、俺方向オンチだし」

「だったらなおのこと、何でぶらぶらするのよ」

 私がそう言うと、旦那は涙目になっています。

「とりあえず、行こう。ガイドの人が心配しているだろうし」

 これ以上言うのは不毛、と判断した私は旦那にそう声をかけて走り出しました。ツアーは団体行動です。私が旦那よりも先に食事を済ませてお土産を買いに行ったのも、スケジュールに間に合うようにするためです。

 し・か・し。

 相方の旦那、この態度です。

 多分。

 この時の旦那の頭の中にあったのは、「僕は迷子になったのに、心配してくれなかった!」と、「そんなに怒らなくてもいいのに!」だったのではないか、と思われます。

 でなければ、通話するか、ラインするか。

 せめて、「ごめん」と言う言葉があったはずです。

「良かった、旦那さん来られたんですね」

 ほっとした表情で、ガイドさんは私に声をかけてきました。

「すいません、ご心配おかけしました」

 私はガイドさんに謝りながら、自分の気持ちが萎えかけているのを感じました。

 何と言うのか。

 私、こん人と、一緒にやっていけるんかい?って言う、思いが渦巻いていたんです。

 新婚旅行で、この手の話はよく聞きます。

 そして、不安に思ったカップルさんは、離婚を選ぶ場合もけっこうあるようです。

 「成田離婚」って言う言葉が随分昔に流行りましたが、結局今でいうところの「スピード離婚」ってことですよね。

 が、流石に。

 それは早計だと、この時の私は思いました。

 だって、まだ一緒に暮らしていません。

 共に生活して行っていないのに、「離婚」はないです。

 ええ、そっちの方が早計だったと、今なら思いますけどね。

 でもこれは、旦那と一緒に暮らして出した結果が「離婚」だったから、言えることなのかもしれません。

 兎にも角にも、新婚旅行から帰り、ついでに私の実家訪問も済ませた私達は、引っ越しの準備に入りました。

 しかし、それと同時に胸に過るのは、新婚旅行、不発。

 旦那の体調不良もあったとは言え、私自身旦那の「ないわー」の実態連発に、萎えかけているのも事実です。

 でも、私は「とにかく一緒に住み始めてから考えることだ」と結論づけました。 問題は一つ一つクリアして行くに限る、と納得させたのです。

 そんな時、旦那からメールが入りました。

『今度の休み、会える?』でした。

 うーん、と思いました。

 能天気です。

 部屋のことも考えないといけない、新婚旅行も不発。

 それなのに、どうしてこんなに能天気でいられるのか。

 でも、この時はまだ新婚旅行から帰って一週間後でした。

 友達への結婚報告や、お土産を送る手続きもあります。

 それに、正直勘弁してくれ、と言う思いもありました。

 私としては、「セックスができていない」というのは、けっこう重要な案件だと思うのです。

 もうちょっと、シビアに考えても良いのに、旦那にはそんな切羽詰まったものは感じません。

『いや、会ってもどうせセックスしないんだし、会わなくて良いよ』

 とりあえず、まあ、軽くジャブ行きますか、と私はメールを送りました。

 遠慮をしていても、コマは進まないのですから、やるだけのことはやってみるしかありません。

 少しは危機感を持って貰わないと、困ります。

 ただ、そうは言っても、セックレスの対処の仕方など、これはなかなか難問。

 私も威張るほどの経験もないし、うーん?状態でした。

 とにもかくにも、まずは友達や知り合いへのお土産の発送準備をしながら、どうしたもんかなーと考えているうちに、スマホにメール着信でした。

『ごめん、今度会った時、セックスしよう!』

 ……。いや、できたら、とっくにしているでしょ。

 この文面を見た瞬間、私はそう思いました。

 初夜、不発。

 新婚旅行、不発。

 まずは、この「事実」を旦那綺麗に無視しています。

 って言うか、なかったことにしています。

 それはもう、見事に。

『いや、できているなら、もうとっくにできているでしょ』

 とりあえず、「事実」を無視するな、と私は思いました。

 新婚であれば、一番盛り上がる時に、私達は「できなかった」のです。

『ごめんなさい、自信が持てなくて、誘うことができなかったんです。ちゃんとしましょう!』

 いや、どうやって。

 「ちゃんとする」って、「できなかった」んだから、できるわけないでしょーが!と、私は突っ込みたかったです。

 この頃から、旦那の態度には突っ込みと言うか、いや、もう突っ込みですね。

 心の中でも実際でも、「ちょっと待たんかい!」と思うようなことが増えて来ていました。

 この時は、何と言うのか、私と話すことも難しいのに、片道二時間のドライブに行こうとしていた人のことを思い出しました。

 いや無理じゃろう、まずは近い所から一緒に出掛けて、お互い慣れて行こう、と思っていた私が「自分のデートプランを無視した」と思い、「よし、自分も同じことをしてやろう!」と私が提案したプランを否定して、しかし、私が全く気にせずに他のプランを提案してきたことに、「プライドがぐちゃぐちゃです」と言い放った方です。

 「できる」と、何故に信じられるのか。

 その根拠は、何なのか。

『どうして、自信がないのか、ちゃんと考えて。原因は、絶対あるから。そうなった原因と対策を考えなきゃ、私達夫婦になれないよ』

 ここで、納得して欲しかったんだろうなー、旦那。

 今この文章を書きながら、思いました。

 しかし、この時の私は納得しなかった。「できない」原因を、きちんと考えて欲しかったのです。

 原因がわかったら、対策が考えられます。セックスのやり方がわからなかったら、その手の知識を勉強すれば良いし、「自信がない」という原因が経験のなさであれば、二人で「とにかくやってみよう」とする意識の一致が必要です。

 BUT旦那から帰って来た返事は『考えてみました。セックレスにならないように、①まず、二人で一緒に入る。②必ず週一はデートをする。③一緒の布団で寝る』でした。

 このメールを読んだ瞬間、私は「これは対策!」と突っ込みました。

 私が考え欲しかったのは、「セックレスの原因」です。

 しかもその対策は、現実的ではありません。

 ②の「週一のデートをする」はともかく、①の「一緒にお風呂に入る」は、日本の住居環境事情では、現実的ではないし、私達が探している部屋は、「無人駅でも良いから駅近で、お値段そうそう安い物件」であり、夫婦二人が楽しくお風呂に入れる広さはありません。

 まして、③の「一緒に寝る」は、「一緒に寝る」だけであって、肝心要のことは全然しないわけです。私は抱き枕じゃないっての!

「だーから、セックレス対策じゃなくて、私が知りたいのは、セックスができない原因!」

 メールを見て、私はそう叫びました。

『いや、それは「対策」だから。なんであなたはセックスができないの?』

 こりゃもう、ストレートに聞くしかないな、と思って返事をすると、

『自信がなくて……』とメールが来ます。

 その「自信がない」原因が「何なのか」を、私は知りたいし、旦那にも考えて欲しいわけです。

 ここまで読んだ方々は、「何か、旦那がかわいそう……」となってきたかもしれません。

 私も、尋問したいわけではないのです。

 ですが、「セックスができない」というこの問題は、なあなあにしとけない、と私は思ったのです。

 それは、「直感」です。

 この問題は、避けてはいけない。

 私は、この時そう感じていました。

 ただし、この時の私も思っていました。

「まるで尋問じゃね?」と。

 私は、旦那を責めたいわけではないのです。

 セックスができない原因を知って、対策をしたいだけ。

 ならば、それができる人に頼むのが良いかなーと考えました。 

 そうなれば、早速探してみましょう、と「セックスカウンセラー」をネットで検索して探し始めました。

 しかし、「セックスカウンセラー」と名乗る方々は、本当にたくさんいらっしゃいます。

 誰が良いのかなど、「いっちょんわかりません」状態でした。

 じゃあ、どうすれば良いのか。

 ポイントとしては、まず「わかりやすいホームページを持っている」でした。

 素っ気ないものや、文章がごちゃごちゃしたものは「パス!」としました。

 だって、「このカウンセラーは、実際はどんな人なんだ?」と思う時間は私にはなかったのです。

 当時旦那は実家にいて、私は一人暮らしでした。

 周りの手前、いつまでも別居は続けるわけにはいきませんし、同居する前に、懸念は少しでも解消に向けて動き出しておきたかったのです。

 で、結局。

 アメーバブログをやっていらっしゃる、私達と同世代の方にお願いしたのです。 料金は、一回に付き八千円でした。

 これを高いと取るか、まあ良心的と取るかは、カウンセリングを受けた満足度によると思います。

 で、受けた結果。

 私的には「うーん?」でした。

 カウンセリングは、旦那が前日、私はその翌日に電話で受けました。

 私としては、このカウンセリングで旦那が少しでも己の「自信のなさ」の原因を見つけて、カウンセラーさんがそれを私に伝えてくれることを期待していたのです。

 でも。

 カウンセリングを受けた私にカウンセラーさんが言ったことは、「旦那さん、自信がなかったんですって。男の人は緊張すると、できなくなるからね」ってことでした。

 んなことは、わかっています。

 どうして、「自信がないのか」

 やったことがないからか。

 それとも、何かあるのか。

 そういうことを聞き出して欲しかったんですが、そうではない様子で。

 旦那からも、『カウンセリングを受けて、自信を取り戻したので、もう大丈夫です』とメールが来ましたが、いや、全然駄目じゃろ、と私は思いました。

 たかだか一時間のカウンリングで、「自信を取り戻した」と言っている時点で、「取り繕っていますね」という感じがありありです。

 ただ。

 じゃあカウンセリングが効果ないかと言うと、それは早計かなーとも私は思います。

 結論から言うと、旦那はカウンセリングを受けても効果が出ないタイプだったんです。

 これ以降、旦那はカウンセリングを再度受けることになりますが、こちらも全然効果は上がりませんでした。

 何でかなーと思っていたのですが、よくよく考えると、旦那の性格&考え方では、カウンセリングの効果は出なくて当たり前だったのです。

 さて、皆様。ここは伏線ですよ。

 後日、改めて回収しますので、私が忘れているようでしたら、「あの伏線どうなった!」と、突っ込みをよろしくお願いしますね。



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