第4話 中二病は一般に含みますか?
「仲間、ねぇ」
ただいまメンバー募集の張り紙の案を練っているとこだ。
『こういうのは目的と条件書いとけばいいもんなんだよ』
どこ知識だそれ。
「こう?」
『いや、こうだ』
「こう?」
『いやいや、こうだ』
結果。
メンバー募集中
条件 前衛1人 後衛2人
目的 依頼の解決
問い合わせは毎日10~15時にギルド二階自由スペースにて
上緑 下白の服を着た男
という感じでまとまった。
『普通だな!』
確かにこれはシンプルすぎたか…?
『ま、いいだろ』どうすればいいの
いいのか…
とりあえずギルド二階にある自由スペースで休憩をとるか…
「宿ってどうすればいいの?」
『普通にここらの普通の宿でいいんじゃないの?』
「いつかは店とかも経営したいよな~」
『冒険者じゃないじゃん…』
しばらく待つと、声をかけられた。
「おい」
「ん?」
後ろを向くと全身黒のややダサコーデの少年とは地味に言い難い男が立っていた。
「ほう、貴方がパーティのメンバー募集をしているという男か…」
おっこれは?
「もしかして…」
「フッいかにも!」
あっこれは…
『CHU☆NI☆BYO』
っぽいな…
「我が名はクルト!賢き者の頂へと征くために此処に「普通にしゃべれ」
「あ…はい…すいません…」
『笑えんなぁ!』
ひどいなお前。
「俺はケント。魔法は結構使える。運動はちょっと…」
「ふむ…実は我も知識の研鑽の日々に明け暮れていたのだ…」
俺はそんなことしていないが前衛がいないなら依頼は時期尚早であるのか?
「とりあえずもう少し人を待つか…」
「うむ、そうであるな」
『めんどくさいなこれ』
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