第2話 普通の少年 異世界に立つ

目が覚めたらそこには古代ヨーロッパのような感じの街並みが流れていた。

俺は…新井田にいた健翔けんと、普通の高2の学生のはず…

混乱する健翔に聞こえるのは

『やあ!元気かい?神お兄さんだよ☆』

「あっ!」

そうだ俺転生したんじゃん…

「ところでなんだそのキャラ」

『…いいじゃん別に』

拗ねた。

『さっそくこの世界の紹介をするね~』

この神の説明をかいつまんで記すと、

・魔王や魔物がいるファンタジー

・時間は日本と同じだけど24表記オンリー

・ギルドもあるよ!

・魔法もありだから楽しんで~☆

…とのこと。

『ちなみに魔法は強いイメージで起こせるから』

「ところでこのバッグは」

『それはお金と町の地図とかだよー』

中を見ると銀貨と紙が入っていた。

いよいよ俺の新生活の幕開けだ…!


『そうそう』

「ん?」

『…友達出来るといいね』

憐れむような声だったので

「うるせぇ!そっちはいんのかよ!」

『え』

「え」

…神様ぼっち説浮上

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