桜の記憶
ガーディアンの突き出した剣が、桜の胸を貫いた。
不自然に身体をのけ反らせる彼女の翼から、舞い散るように羽が飛散するのが暗闇の中で何故かはっきりと見えた。
ガーディアンが剣を引くと、桜の身体は人形のように力なく森の中へと墜落していく。
「桜ぁぁ!」
位置的に、刺されたのは心臓のある辺りだ。
頭の中が真っ白になる。
(嘘だ、こんなこと……)
まとわりつく絶望感に苛まれながら、俺は森の中へ、桜が落ちたはずの場所を目指して走りだした。
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