第4話  新しい友達



[家到着]



「ただいまー」


「おかえり〜」今日は疲れたな〜、魔法歴史学科の宿題は8つの神様のうち1つのことについて調べないとだし…


「ルナ〜、レポート用紙ってどこだっけ?」


「リズの部屋に置いてあるよ。」


「ありがと。」



<ガチャ>



「レポート用紙は…あった。」


しかしどの神様について調べよう?まぁ喜びでいいか…



[次の日、教室にて]



「おはよう、チェス。」


「あぁ、ちょうどいいとこに来た!ほら!さっき話してた幼馴染のリズだよ。」



「ソレイユ・クロスフォードです。」


「今日話してみたんだけどな?話してたら意気投合してめっちゃ仲良くなったんだよ!」


「へぇ〜、どんな話ししてたの?」



「「魔法植物について。」」



「チェスは昔から魔法薬とかに興味あったけど…、ソレイユさんも魔法薬とかに興味あるの?」


「うん。将来は魔法薬剤師になりたいんだ。あと、呼び捨てでいいよ。」


「おっけー、私のこともリズって言ってね。学科は魔法薬学科にするの?」


「うん。リズとチェスはどうするの?」



「俺は魔法戦士学科か魔法道具開発学科にしようと思ってる。」


「私はまだ決めてない。」



「そっか。まぁ2年になるまでに学科は決めればいいし、リズがやりたいと思う学科を見つければいいと私は思うよ。」



「ありがとソレイユ。」


「お二人さーん、次は第1実験室で魔法薬の授業だぞー。」


「3人で行きましょ。」


「おっけー。」



[第1実験室到着]



「おはよう諸君。ワシはマリオ・アルベルトだ。ワシからは諸君に魔法薬学科で学ぶ事を説明する。」



[説明後]



明日から本格的に授業が始まるので忘れ物をしないように。」



[授業終了]



「あの爺さん話長くねえか?」


「確かに長すぎます。あれでは魔法薬学科がつまらない学科と思われてしまうのでやめていただきたい。」



「俺も同意見だわ。」


「あはは…そ、そういえば次の授業何だっけ?」



「確か次は科学開発学科だったと思う。」


「場所は移動しないでよかったっけか?」


「えぇ。」



[休み時間終了]



「やぁ!今日から3年間君たちと科学開発学科を学んでいくダニエル・エフスキーだ!歳は18、飛び級して大学は卒業済みだ。僕からはこの学科の説明をする。」



[説明後]



「これで説明は終わり。そうそう!この学科は必修科目だよ。」



[授業終了]



「あの先生すごいな!18で先生だぜ?」


「確か飛び級は1年間成績A以上を取らないとできないはずなので、彼はよっぽど努力をしたんだと思います。」



[全授業終了後]



「リズ、帰ろうぜ。」


「おっけー。ソレイユも誘わない?」


「いや、さっき誘ったんだけどちょっと待っててって言われた。」



「2人ともお待たせー、あともう一人誘ってもいい?」


「俺は別にいいぞ。」


「私も大丈夫。」



「ありがとう。ほら!大丈夫だって!」


「そんな引っ張らないでくださいソレイユ。」


「彼は私の友達のオスマンだよ。」



ソレイユの連れてきた少年は、男の子にしては長めのアイスグリーン色の髪を持っていた。



「はじめまして、オスマン・ユースティフィアです。」


「よろしくな!じゃあみんなで帰るか!」


「「「うん!/えぇ。/はい。」

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