2019/12/27 青春小説、あるいはジュブナイル
ほぼ日刊カクヨムコン体験記です。
今日の数字です。
『青い鳥』
フォロー37、☆21、♡355、PV4,965
恋愛部門 70位
総合 561位
『クリスマスイヴはひとりだった』
フォロー1、☆18、♡7、PV32
恋愛部門 13位
総合 68位
『二十年後のわたし』
フォロー0、☆3、♡2、PV5
キャラ文 194位
総合 494位
となっております。
『青い鳥』は大幅にランクダウン。このことにはしばらく触れないでおきましょう(SAN値に関わるので)。
『クリスマスイヴは~』はなぜかランクアップ。これこそ草。PVも増えないのになんで上がるんだ? カクヨムのシステムがますます信用できなくなってしまう……。
『二十年後のわたし』はキャラ文はカオスであること、タイトルが地味であることを考えると高順位と見るべきなのか? PV5だぞ(笑)。
なんだか知らないうちにカクヨムで新しいキャンペーンが始まっていて、カクヨムコンに投稿すると図書カードがもらえるらしいので(トリのぬいぐるみは持っているのでいらない。ちなみにふわっふわです)、ちょっと短編も書いてみようかなぁと。
女子高生の将来への思いを書いたんですけどね、って言うと途端に面白くなくなるんですけど。
うちにはJKがふたりもいるのでちょっと私生活を拝借しました。
【青春小説、あるいはジュブナイル】
Wikiで確認しましたが、ジュブナイルは『ヤングアダルト向けジャンル』だそうです。
位置付けとしては、大人の物語を読むには早くて、だからと言って子供向けの本は卒業と言ったところでしょうか?
要するに、昨日の話と重なりますが『中高生向け』でしょうか?
自分のその頃を思っても、大人の物語にはしっくり来ないところがある。例えば谷崎潤一郎や川端康成。あの頃って、そういう類の小説は、綺麗なことが書いてあるんだろうけど、心に直接刺さっては来ない。
そういう時期に読むものがジュブナイルかなと思います。
例えば、わたしたちの世代だと圧倒的にコバルト文庫でしたね。
コバルト文庫も時期によっていろいろ違うと思うんですけど、わたしが読んでいたのは比較的初期ではないかな? 『丘の家のミッキー」や氷室冴子さんの作品群、キャンディ・キャンディの原作者である名木田恵子さんや、新井素子さん、唯川恵さんや島村洋子さん。
どれもこれも懐かしいなぁ。
それこそダンボール箱にあふれんばかりの本があって、何度も読んだものです。
(うちの親は学歴が低かったので、わたしが本を読むことを喜んで本代を出してくれたのです。)
なので、ジュブナイルと言えばそんな感じかなぁと思います。
中高生のときの心の微細な動きを思い出して物語を作っていくというのがわたしのジュブナイル。
あのとき、どんな気持ちだったのかなぁと無理に思い出そうとしなくてもするりと思い出せる、あるいはその頃の自分の気持ちに戻れるのは、その年代の子供を育てているせいかもしれません。
親として、子供の心を傷つける時もありますが(それもわかってはいるのです)。
さて、そのジュブナイル(青春小説とも言えるかもしれない)は、主人公が子供であるがゆえに大人と同じ考え方はまだできない。そうですよね? 子供には社会の仕組みや道理がよくわかっていない。
なので、青春小説を書くときには子供は不必要な情報を持っていてはいけないのです。
子供はいつも自分の考えと大人の考えとの間に違和感を覚える。
なんでもわかっている子供というのは、そういう設定でない限りいないんですね。
だから、大人である作家が子供の小説を書くなら、知っていることをそのまま書いたらおかしい。当たり前かとは思いますが。
それが、子供の気持ちになるってことだと思います。
いま流行りの異世界ファンタジーはそこまでしなくてもいいのかもしれませんが。というのも、統計的にみていわゆる異世界ファンタジーを読む世代はダントツ40代男性だそうですから。そこまで小さいことは気にしないかもしれませんね。
40代男性の気持ちはちょっとわかりませんけど(夫はいますが、近くて遠い男女の仲ですから)、共感したいのはちょっと違うところかもしれません。
どうかな? ままならない社会生活と、大人社会と折り合わない子供社会を重ねてみたりするのかな?
まぁ、40代男性の気持ちは置いておいて。
それと同時に、物事の成り立ちや道理を知っている大人の存在があります。子供に知らない知識を与えてくれる。
もちろん、大人も道に迷うことが多々ありますが。
そういうふうに青春ものは書くものだと教わりました(笑)。受け売り。
でもそれを意識して書いてはいないんですけどね。自然、そうなりますよね。
口ぶりが、無意味に大人っぽくなったりしないように気をつけています。
説教くさい中高生って嫌ですよね。そうならないように注意を払っています。
わたしがうまく書けているなぁと思った青春小説は(今日は村上さんは出てきません)、辻村深月さんの『凍りのくじら』、江國香織さんの『神様のボート』、先日も出ましたが、桜庭一樹さんの『ファミリー・ポートレイト』。
村上春樹さんの『ノルウェーの森』も見方によっては青春ものかもしれませんが、わたしのすきなモラトリアムものかと思います。
どれも共通しているのは、主人公がレベルアップすること。
物語が終わるまでに少し大人に向けてランクアップすることです。
①子供は不必要な情報は持たない
②知らないことを教えてくれる大人が存在する
③物語の終わりに子供は少なからずなにかを学ぶ
青春小説についてわたしが学んだことです。
どうして惜しげもなく出してしまうかというと、わたしにそれができるかどうかは別にして、青春小説には往々にセンスというものが問われると思うからです。
心の機微、気持ちの移り変わり。
そういうものに対する感受性がまず必要だし、それをアウトプットする表現力も必要だと思っています。
関係ないんですけど、わたし、自己流で刺繍をさすんですが、刺繍って物語を作るのとよく似ているなって思います。ひと針ひと針、想いを込めて大切に織りなしていく。そういうふうに小説も綴っていきたいなと思います。
昨日の近況ノートにも書いたんですが、いろんなカテゴリーがカクヨムコンから消えた中、『青春小説』のカテゴリーを設けてはいかがかと。
『朝読書賞』とかやるより、カテゴリーにあれば、現代ドラマでも行き先ができるんじゃないかと。ダメかな?(笑)
運営のことは、運営にしかわからないですね。
要約すると、わたしは青春小説を書くのがすきだということです。
これからも書いてみたいなと思っています。
『恋愛』カテゴリーに入るものにしてしまうことが多いですけどね。(とりあえず恋の話にしてしまう。)
懲りずにまた書きます。
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