2019/12/26 コンテスト選び、など。

 ほぼ日刊カクヨムコン体験記です。


 今日の数字です。


『青い鳥』

 フォロー37、☆21、♡342、PV4,618

 恋愛部門 58位

 総合 505位


『クリスマスイヴはひとりだった』

 フォロー1、☆15、♡6、PV29

 恋愛部門 17位

 総合 85位


 となっております。


 実は25日深夜にnoteに短編『クリスマスイヴはひとりだった』を上げまして、それをカクヨムに転載しました。去年もクリスマスもの、書きたいなぁと思いつつ、気持ちに余裕がなくて書けずに終わってしまったので、今年はギリギリクリスマスというところで書いて、せっかく書いたので一応、短編部門に応募した次第です。


 そもそもnoteで書いたので、対象年齢はちょっと上めです。タイトルがくどいのも、note仕様というか。

 noteはタイトルで読まれるか流れていくか(あと、画像)が決まるので、思わせぶりで長いタイトルにしました。カクヨムだとくどい気がしますね。固いし。今見てきたらPV低かった(笑)。頭に『短編』てつけなければよかったかも。noteはとりあえず読んでもらって、それから選んでもらう形なので。小説だと思うと読まない人が多いかもですね。


 お陰様で、カクヨムでは今日、5人の方から三ツ星いただきまして、高順位に着くことが出来ました。しかし、短編部門は入れ替わりが早いので一瞬で失墜していくと思われます。特にクリスマスものですしね。


 お話の方は、不倫をしている社会人女性のクリスマスイヴの話になっています。


 短編、苦手なんですけどね^^;


『青い鳥』はいよいよ本番に入ってきたところなんですけど、確かに娘の言う通り長い話だ(笑)。書いている時は文字数は他作品と別に変わらないのであまり気にならなかったんですけど、やっぱり紆余曲折が多くて、しかも重い話なので、読んでて疲れるかなぁと思います。客観的視点で。


 わたし、桜庭一樹さんの『ファミリー・ポートレート』という作品がすごくすきなんですけど、やっぱり分厚くて、濃密なんですよね。なんていうか、ドグラ・マグラみたいに主人公の独白がずっと続くような印象(あくまで印象)。主人公が簡単に言うと不幸せな子供時代を送って、成功するまでの話なんですが、虚実入り混じって、本当に上手いと思うんです。

 他の方がどう思うかはわからないけど、わたしは図書館で借りてきて一気読みでした。わたしの作品が好きな方はハマるかも。いまは、文庫版持ってます。

 桜庭一樹さんがすごくすきというわけではないんですけど、この作品はわたしのすきな小説ベスト10に入ります。


『青い鳥』はそれを意識して書いたわけでは全然ないんですけど、いま、ふと比較対象として見てみると、筆力が全然違うんだなぁと。当たり前ですが。読ませるってすごいなぁと思います。


 面白いです。オススメ。他の誰にも書けないと思う。


 そんなわけでランキングは特に気にならなくなってきました。と言ったら語弊があるけれど、あるがままを受け入れるというか。流れに身を任せるというか。

 面白ければPVも☆も付くだろうし、それは読者さん次第なのでもうくよくよするのはやめようと。わたしにとってはよく書けた作品だと思うし、ラノベとして見たらどうかなと思うけど(テーマがね)、もっと文章というものの真髄に触れていけばこういうものもまた書けるとも思うし、どちらにしてもわりと完成された作品なのでここでダメなら他に出すまで(笑)。

 なかなか出せるところはありませんが。


 コンテスト選びというのは難しくて、その作品に合うものを選ぶのは大変です。特にWebに上げちゃうと公募の大半は出せないし。公募は未発表作品に限るのがほとんどなんですね。

 ここまで真面目に書くなら、『青い鳥』は公募に出せばよかったかもしれないと思っています。だってカクヨムには重すぎるし、対象年齢も上めだし。

 公募に出すなら、本当に作家を目指してる人たちの中に入るので、文章をもっと詰めていかないといけませんが。ラノベ作家を目指してる人と違うのかというと、ちょっともうスタンスが違うかな。ラノベ作家を目指してる人たちは「あわよくば」という感じがしないでもないけど、公募で来る人たちはすでに自分に自信を持ってるというか。自分の作品に対する自信みたいなものがすごいし、作品と作家の密着度が違うと言いますか。

 あくまで私見ですが。

 まぁ、公募はなにかと敷居が高いです。

 試しに一回出したっきり。受かりそうにないやつですが(笑)。


 あと、レーベル色。

 例えば、KADOKAWAと新潮文庫と創元推理文庫では求めるものが違うのはわかる気がするじゃないですか?

 中でもKADOKAWAのビーズログ文庫と、スニーカー文庫は違う気がしません?

 全然違うんですよ。

 本当はレーベルを絞って傾向と対策を練って出した方がいいんです。受かりたければ。


 先日、Twitterで「ターゲットが云々言うのは」みたいなツイートがありましたが、作家になりたいならその公募なりコンテストなりのターゲットを研究して、自分の作品をそれに寄せていかないと選ばれるのは難しいです。だってそれをしてきてるひとが多いんですから。

 たまに、異色作を探している場合もあるでしょうが。


『青い鳥』が外したなと思うことの一つに、主人公の年齢が高かったことがあります。25才の女性に共感できる読者って、カクヨムには少ないかも(笑)。なにを考えてそうしたんでしょうね? いや、この話もネタ帳にあったネタを使っているので、『〇〇が、〇〇した話』から始まっているんですけど、そうなった理由を考えて突き詰めたらいまの話になったという。

 やっぱりどうしても『カクヨムコン』に出したいという変な思い入れが悪かったかも。冷静に作品とターゲットを見定めればよかった、と今さら。


 たかがターゲット、されどターゲット。

 マーケティングリサーチは必要なんですよ。

 作家になりたい場合も、そうじゃなくてただ読まれたい場合も。難しいなぁ。


 結局、テクニックって言われてもいきなり何かすごい文章力や国語力がぐーんと伸びるかということではなくて、そういうもの(例えばそのひとなりのオリジナリティ)はすでにあって、それを出しつつ、どうしたらもっと読んでもらえるかという工夫の仕方を教わるわけです。

「あのひといきなりすごく上手くなったよね」というようなことは教えてくれないのです。

 オリジナリティやら、ある程度の文章力、書く材料となる素材を見つける力みたいなのは自分の持ってるものを使うしかないんですよ。

 お金を払って習ってもそういうことです。


 なので、ミラクルなたくさん読んでもらえる才能が備わる方法というのはないです。

 それはたぶん、『たくさん読め』ってやつだと思います。


 そんなテクニックやらマーケティングリサーチやらはいらないひともいるそうで、それは『天才』だそうです。普通の人は天才ではないので努力するしかない。納得です。


 アインシュタインだって、努力が99パーセントと言っていますしね。


 まぁ、のんきに気長に習得するのが吉かと思います。少しずつお勉強。


 とはいえ、まだ中盤なのでこの先、ひと踏ん張りしてほしいところです。

 同じような思いをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?


 最近はやっぱり読者選考ってやだな、と思っています。去年はよく知らなかったのであまりそう思わなかったけれど、いまはカクヨム界もずいぶんわかるようになってきたので。

 クラスタとか、勘弁です。

 仲のいい方に、その人の趣味じゃない小説でも星をくださいって暗黙の了解みたいなのは嫌だなぁ。わたしもお友だちいますけど、読み合って☆つけ合いませんしね(笑)。もちろん、好みの作品にはつけますけど。

 面白くないから☆がつかないという事実はありますが。


 さあ、また極論的展開となりましたが、疲れたのでこの辺で終わろうと思います……。

 サンタからのプレゼントが、ほしかったものと違うと泣かれまして……わたしの努力ってなんだったの、と。とほほ。


 年末。嫌な響きですね。

 たった1日またぐだけだと自分に言い聞かせて暮らしております。

 残り数日を有意義にお過ごしください。

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