2019/12/25 朝読書
ほぼ日刊カクヨムコン体験記です。
本日の数字です。(1時)
フォロー38、☆21、♡332、PV4,368
恋愛部門 54位
総合 456位
です。
えー、ランキング落ちましたが。
悪いお知らせです。
カクヨム甲子園のテーマ別部門(年齢関係ないやつ)の中間突破しました……。オワタ。
『24時間の焦燥』という短編なんですけど……。
口下手な男の子と、本当に言いたいことが言えない女の子、ふたりの高校生の24時間を描きました。『きのう、失恋した』というテーマで、実は他サイトのコンテストに出そうかとプロットを考えていたところ、気がついたら〆切を過ぎてしまい(確かどこかに遊びに行っていたような?)、カクヨム用に書き下ろした作品です。
今年の夏は異様に中高生の清い恋愛ものが頭の中で広がっていて、ノスタルジックな世界観の中でR指定なしのほのかな恋心を何作か書きまして、そのうちの一作です。
あれはあれで頭の中がおかしな時期でしたな……。
カクヨム甲子園テーマ別部門は、新レーベル編集部と、中高生の選考(応募してその権利を得た人たち)によって選ばれまして、わたしは実はものすごく新レーベルに興味があったのでその辺は素直に喜びたいと思います。校正すべきところが3ヶ所みつかりました(笑)。
昨年、思い切ってKADOKAWAのイベントに参加したことがありまして、その時にご一緒した編集さん(あちらはすっかり忘れてると思いますが、わたしは生まれて初めて編集者という人に会いました)が新レーベル立ち上げに関わっていて、わたしにはカクヨムに(レーベル的に)需要がないんじゃないかなと思っていたところ、カクヨム甲子園にテーマ別部門ができて、新レーベル関係だと知り、小さな可能性を感じたのでした。
というのもこの方(T氏)は新しいことにとても興味を持っている方なので、新レーベルではわたしの入る余地があるかもしれないと。それでですね、カクヨムコンは当初は『朝読』に出したくて準備もしていたんですけど「ちょっとしたこと」から書けなくなって『青い鳥』(これは書きながらカクヨムコンにどうかな、と思っていた)を応募することになった次第です。
やったー!!!
と、とりあえず喜ぶとして、どの辺が「オワタ」かというと……。
昨年のカクヨムコン、なぜかこの体験記が公式レビュー付いて特集に載ったのですよ。それこそ、ちょーうれしくて! でも、こんなところでこんな作品が取り上げられて、本戦ではダメな案件ではなかろうかと。
皆さんもご存知の通りダメでした(笑)。
とは言え、当初の目標は『読者選考突破』だったので、それは達成したんですけどね。
今回もこんなところで選ばれちゃったらもうカクヨムコンはダメ決定ではないでしょうか……(;A;)
でもカクヨム甲子園の方で選ばれて、アンソロジーに収録されたらそれはそれでうれしいかも……。
うーん。
『朝読』、出したかったな。もうちょっとあきらめないで前向きにがんばればよかった。来年もあるかは微妙という話もあるので。
『朝読』も新レーベル担当なんですよ。出した作品はすべて読んでいただけるということで、件の編集者さんに読んで欲しいなぁと思っていたのです。そのためだけに出したかった。ランキングも関係ないですし。ランキングに関係なければ神経すり減らす必要も無いし。
まぁ、頓挫したわけです。
この作品は書き直しますけども。
ちなみに。
コンテストの場合、読解不能じゃない限り、最後まで読んでくれるのが普通だそうです。あくまで「普通」の話なので、読者選考がいわゆる下読みに当たり、そこを通過しないと編集さんに読んでもらえないという噂がどうなのかは知りません。
「普通」は読んでもらえるんだとしたら、やっぱり読んでくださる編集者さんに失礼のないように書きたいですね。
ほんと、誤字脱字みたいなのあって恥ずかしいです……。
【中高生の物語】
今回、『朝読』ということで子供にいくつか教えてもらいました。というのも上の子、中学の時に図書委員で、『朝読書』運動に深く携わっていたもので。
さらに、下の子は来年、中学生。(上の子は来年、大学生)
ちょうどその年代の子たちなんですよね。
で、みんなどんな本を読んでいるのか聞いてみたわけです。(出す気満々だったので)
全国的な調査によると『君の膵臓をたべたい』がどの年代でも上位らしいのですが、わたしの買ってきた『キミスイ』、小学生、読破しました(笑)。先に読まれてしまった。
小学6年生なんですけど、うちはみんな本が好きで多量の本が家にあるせいもあると思うんですが(しかもあらゆる年代向けの)、かなり読むようになったので止めるのが大変です^^;
リビングに大きな本棚があって、わたしの本はそこに並べてあるので『1Q84』とか並んでるし。
いま、いちばんハマってるのが『5分後に意外な結末』シリーズで、好きなのは香月日輪さん。いま欲しい本は『群青』シリーズ、辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』、有田浩さんの『植物図鑑』読破したかと思うと、ミヒャエル・エンデの『モモ』に感動してたり。つまり、ローティーンでも読む子は読むんですよ。(『十二国記』は挫折しました笑)
『朝読』でも、主人公が必ずしも『朝読』の年代と同じじゃなくていい、とありましたがその通りです。
しかし読まない子ももちろんいて、上の子が中学3年の時に読まない子に進めたのが絵本。『タンタン』シリーズや、英語の教科書にも出ていた『ガリバー旅行記』を勧めたそうです。
で、その上が『5分後に』シリーズ。みんなで1冊ずつ買って回し読み。朝読書というのは5~10分しか読めないそうなので、このシリーズはちょうどいいそうです。なるほど、売れるわけだ。
それからラノベ。
「学校でラノベ読んでいいの?」と聞いたところ、なにも読まないより読んでもらいたいから勧めるんだそうです。『タンタン』しか読めなかった子が『言の葉の庭』に感動するようになったとか。
そこを過ぎると純文学にたどり着くそうで、うちの子は『図書館』と呼ばれていたらしいんですが、中学生の時に『文豪ストレイドッグス』に出てくる作家の作品を熱心に読んでいました。『山月記』や『蟹工船』、『人間失格』。
彼女にわたしが勝てるのは、川端康成と谷崎潤一郎くらいですかね、純文学では。翻訳物は全然読まないらしいんですけども。
そんなわけで中学生でもリミマする子もいるわけです。(ちなみに今は伊坂幸太郎さんと知念実希人さんが好きらしい)
なので、『朝読書』とひとくちに言っても幅広いことがわかりました。その中間体が『キミスイ』であったり、『群青』シリーズであったりするのかなと思います。
というわけで、『朝読書』に応募する方は、まさに『中高生の心に刺さるもの』を目指すのがいいと思います。必ずしも、中高生の物語を書けというわけじゃなくて。
ああ、その辺がカクヨム甲子園と『朝読書』の重なりなんだなぁと納得。
新レーベルはその辺の層をターゲットにしてるんじゃないかと思っています。Twitterを見ると、高校生の新プロジェクトなるものをやっているらしいし。
となると、中高生ターゲットであればあらゆるジャンルの物が書籍化されるチャンスがあるのかもしれませんね。
『カクヨム』から、いままでと毛色の違う作品が選ばれることもあるかもしれません。期待できるかな!?
蛇足ですが、どうしてうちの子たちがそんなに本を読むかというと、わたし、絵本の音読をかなりやったんです。上の子が小学校に入るまでは欠かさず毎日2冊。図書館からは20冊ずつ借りてきて、家にもかなりの数の絵本があります。
図鑑も買い与えましたが、絵本の方がずっと面白かったみたいです。
わたし自身ももちろん本は読むし、幼稚園で音読ボランティアやってました。
もし、お子さんがいて読書体験の豊かな子供に育てたいなら、絵本の読み聞かせ、すごく効果的です。それから、手の届くところに本があること。親も目の前で読書すること。
よかったら試してみてください。
では。
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