おん眉ネェさんの失恋話

蝶子さん

序章 まず家族にろくな男がいない

まず、私のことをお話しします。

私の父と母は私が小学校6年生の時に離婚しました。

警察官だった父は役職が上がるにつれて態度がどんどん横暴になっていき、いつも母をパシリのようにこき使っていました。

夜中の1時2時まで同僚とベロベロになるまで呑んだくれ、母が寝ていても気にせず母に電話で迎えに来いといいます。

まだ迎えに行くだけなら良かったのですが、父は母に「同僚たちを送れ」といい、どんなに同僚の家が遠くても母は頑張って送ったそうです。

家に帰ると父と母が言い争いをし、家のモノを壊します。私と兄はいつも寝たふりです。


母はストレスからタバコを吸うようになりました。

深夜私がトイレで起きた時、キッチンの明かりが付いていたので見てみると、母は泣きながらタバコを吸っていたのです。

私は子供ながらに切ない気持ちになりました。

そして私が小学校6年生に上がった頃学校が終わり家に帰るとテーブルに封筒が置いてありました。

なんとなく中を見てみると…離婚届でした。

子供ながらにショックをうけ、何を思ったのか私は離婚届が入った封筒をテレビ台の裏に隠しました。

そしてそれは3日後ちゃんと母にバレました。



父との離婚が成立した後、中学一年生だった兄が不登校になりました。急に家族と口を聞かなくなり、自分の部屋に篭り、出てきたと思えば家族に暴言を吐きます。特に私にはとてもあたりが強かったです。私の顔を見た瞬間お腹辺りを強く蹴り、私が倒れると踏みつけ「死ね、カスが!」

と言われます。

普通の子供ならここで泣き寝入りするのですが、私はとても頭が弱い上、気性が荒いので近くにあるものを投げたり、兄の足を噛んだりして抵抗してました。

その後兄にひたすらボコられた後は母に泣き寝入りしました。

私が中学生に上がった頃、私は身の危険を感じ、祖父母の家に住むようになりました。

とは言っても、もともと同じ建物の二階と三階で、ご飯は働いてる母の代わりに祖母が作り祖父母の家で食べていたのでそこまで大差ないのですが、少しでも兄に会わずに住むようにと思い、三階の祖父母の家で暮らしました。

祖父母は同じ建物に住む前はとても私と兄を可愛がりってくれていたのですが、一緒に住みはじめてみると自分の子供かのように厳しく躾られました。

門限は18時、1分でも過ぎると鍵を閉められます。

勉強をちょっとでもサボっているのを見つけると「何をやってんだっ!」と祖父に言われ、私の髪を掴んで引っ張ります。

髪を引っ張られるのが嫌で自分でハサミで切ろうとしたこともありました。


家ではひどい扱いを受けていましたが、学校では勉強はできませんでしたが、友達といるのが楽しくて好きでした。

中学の保健体育で初めて性教育を学びました。

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おん眉ネェさんの失恋話 蝶子さん @onmayu23

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