第39話 新しい魔法カード 保存カード
みか達に連れられてやってきた場所は、みたらし団子が有名なお店だった。
さっそく中に入って、みたらし団子をみんな注文した。
数分後。
みたらし団子がきた。
アイヤ「これが、みたらし団子ですか?」
ゆりこ「そうだよ。」
アルファ「見慣れない食べ物ですね?」
アルカ「このまま食べればいいんですか?」
ゆりこ「うん。美味しいから食べてみて?」
みんな一口食べた。
アイヤはあまりの美味しさにパクパク食べていた。
アルファは甘いタレが気に入ったのか、たくさん塗って食べていた。
アルカは不思議な味に驚いていたが、味わいながら食べていた。
みか「みんな面白い反応するね?」
あずさ「だね。見てて飽きないよ。」
ゆい「良かったら私のも食べていいよ?」
ゆいは自分のみたらし団子を3人にあげた。
ゆりこ「でもここのお店は変わらないね?」
みか「昔からあるお店だからね?」
アイヤはバックから見慣れない白いカードを出して、みたらし団子にかざした。
すると、みたらし団子が一瞬内に消えた。
ゆりこ「今のは?」
アイヤ「後で説明します。」
みんなが食べ終わり、友人達が支払ってくれた。
お店を出て近くの公園に来た。
アイヤ「さっきのは保存カードです。」
ゆりこ「保存カード?」
あずさ「何それ?」
ゆい「気になる。」
アイヤは白いカードを出して見せた。
アイヤ「効果は二種類ありまして、作った料理を保存カードに入れると長期保存が出来て、無限に取り出せます。もう1つは、採取した素材を保存カードに入れると児童で魔法アイテムに変換してくれます。すると、保存カードに魔法アイテムの名前が書かれます。」
ゆりこ「凄いカードね。」
みか「そんないいカードがあるんだ?」
アイヤ「ちなみに少しでも魔力があると、あなた達でも使えますよ?」
みか&あずさ&ゆい「マジで!」
アルファ「俺も?」
アルカ「私も?」
アイヤは頷いた。
アイヤ「調べる方法は簡単ですよ?」
バックから小さな透明の石を取り出した。
アイヤ「これは魔法使いが常に持っている魔力計り石です。この石が白くなると魔力がある証拠。そうなればこの街には居られなくなりますが…。色によって魔力の力が違ってきます。白→グレー→黒→銀色→金色。まれに赤く光る時もあります。」
みんなは1人ずつ透明の石を握っていった。
みかは、グレーに光った。
あずさは、白に光った。
ゆいは、黒に光った。
アルファは、黒に光った。
アルカは、銀色に光った。
アイヤ「皆さん魔力がありますね?ゆりこさんもやりますか?」
ゆりこ「私は遠慮するよ。」
みか「ゆりこもやろうよ?」
みかに手を引っ張っぱられて、石を握った。
透明の石は赤になり割れた。
ゆりこ「割れた?アイヤ、ごめんね。」
アイヤ「魔力計り石はすぐに作れるのでいいのですが、赤くなって割れたという事は、ゆりこさんの魔力は無限に近い力を持ってるという事です。」
あずさ「凄いじゃん!」
ゆい「でも危なくない?」
アイヤ「そうなんです。護衛を増やさないと危ないです…。」
みか「私達みんなで暮らしてるんだけど、旅をしようってなって行くとこないから、ゆりこの街に住もうか?」
あずさ「いいねそれ!」
ゆい「ゆりこの事、心配だし。」
アイヤ「いいのですか?」
3人は頷いた。
ゆりこ「ありがとう。みんな。」
みか「そうとなれば私達は荷物を取りに行ってくるから、ここで待ってて?」
みか達は荷物を取りに向かった。
アルファとアルカは見慣れない鉄棒で遊んでいた。
アイヤ「3人にも快適な暮らしをしてもらう為、黒いカードを1人ずつ渡し、黒い板も1人ずつ渡し、家を造りましょう!」
ゆりこ「そうね。アイヤありがとう。」
アイヤ「いえ。そういえば最近、サラロイド王子を見かけませんが、忙しいのでしょうか?」
ゆりこ「私には関係ない事だから。」
アイヤ「何かあったのですか?」
ゆりこ「別に。」
話してると、みか達がキャリーバッグを持って帰って来た。
みか「お待たせ。」
あずさ「ルームシェアしてる家は1ヶ月前に出てたから、私達ビジネスホテル生活してたの。」
ゆい「仕事はもう辞めたしね。」
ゆりこ「仕事は私のお店で良ければやってみる?」
3人は頷いた。
アイヤは3人にそれぞれ黒いカードと黒い板を渡した。
アイヤ「ゆりこさんの世界はお金はカードで支払います。黒いカードは無限に使えます。持ってる方は少ないですが。黒い板は何か欲しい時に、欲しい物を言ったりすると黒い板から出てきます。お支払は黒いカードで出来ます。」
それぞれ貰った。
そして、ゆりこから1人ずつ赤いネックレスを渡した。
ゆりこ「私の魔力が込められたネックレス。着けていると魔力が沸いてきたり、不審者から守ってくれるよ。」
3人はネックレスを着けた。
もちろん、アルファとアルカにも渡した。
アルファ「ありがとうございます。」
アルカ「大事にします。」
みか「ありがとう。ゆりこ。」
あずさ「大切にする。」
ゆい「でも、ゆりこの護衛はちゃんとするからね?」
アイヤ「その事ですが、魔力を高める練習もアルファさん、アルカさんも一緒にしましょう!」
みんなは頷いた。
そして、持っていた保存カードをみんなにたくさん渡した。
お婆ちゃんのお墓に戻り、アイヤは2回手を叩いた。
すると魔法の扉が出現した。
アイヤ「今は私とゆりこさんしか魔法の扉を出現させる事は出来ませんが、魔力が強くなると、みんなも使えるようになりますよ。さぁ、街へ戻りましょう!」
魔法の扉を開けて全員入った。
そして、ゆりこのお店の2階に着いた。
魔法の扉は消えた。
2階に荷物を置いて下に降りてきた。
みか「ゆりこ凄いじゃん!」
あずさ「いいお店だね。」
ゆい「これからよろしくね?」
ゆりこ「こちらこそよろしく。」
新しくゆりこの友達が加わった。
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