第23話 アイリ復活! ゆりこ特性ゼリー

ゆりことララは急いで、ユアリア街に帰って来た。


先に帰っていたアルファ達がそこにはいた。


ゆりこはアルカに事情を話した。


ゆりこ「アルカなら知ってるよね?人を生き返らせる泉の場所!」


アルカ「はい、ですが実際に生き返った話は聞きません。」


ゆりこ「早く案内して!」


アルカ「わ…分かりました!」


アルファ「気を付けてな。」


アルカ「はい!」


ゆりことアルカとララは生き返らせる泉へと向かった。


ユアリア街から東の森にある泉であまり知られていなかった。


急いで3人は走って行った。


そして数分後。

東の森へ着いた。


3人は辺りを見ながら泉を探した。


アルカ「ゆりこさん!ありました!」


アルカが示した場所へ行った。


そこには小さな泉があった。

水が透き通っていて綺麗だった。


アルカ「僕が聞いた話だと、死人を神聖な泉に入れて、魔力の力を死人の口に飲ませて待つだけです。」


ゆりこ「分かった。」


ララ「魔力は私が注ぎます。」


ゆりこ「ありがとう。」


ゆりこはアイリをゆっくり泉に入れた。


次にララが魔力を指に集中してアイリの口に魔力を入れた。


3人はアイリが生き返るのを待った。


数分後、数時間経っても生き返らない。


ララ「そんな…。」

ララはその場で泣いた。


ゆりこ「ララさん…。あまり使ってはいけない魔法ですが、使ってみます。」


ゆりこは魔法で簡単な指輪を作り出した。


その指輪に自分の魔力を少し入れた。

そして小指に指輪をはめた。


すると指輪が光出して、光がアイリを包んだ。


黄色い卵がアイリを包んだ。


アルカは落ちるアイリを受け止めた。


ゆっくり目を覚ました。


アイリ「あなたは?」


アルカ「あなたの救世主みたいなものです。」


ゆりことララが来た。


ララ「アイリさん!」


ゆりこ「良かったわ。ありがとう、アルカ。」


アルカ「自分は場所を教えただけなので。」


ララ「ありがとうございます。アルカさん、ゆりこさん。」


ゆりこ「このまま体を休めにユアリア街に来ませんか?」


アイリ「いいのですか?」


ララ「魔法使いは嫌われるのでは…。」


ゆりこ「大丈夫よ。みんな理解してくれるきっと。」


アイリ「分かりました。伺います。」


4人はもう一度、ユアリア街に戻った。


アルファが出迎えてくれた。


アルファ「お帰りなさい。」


アルカ「た…ただいま。」


ゆりこ「ただいま。アルファ。あっ!店!ちょっと待っててね?」


ゆりこは喫茶店へ入った。


そこには自分とアルファとアルカがいた。


アイヤ「お帰りなさい。これは分身の魔法です。留守の間は分身魔法で喫茶店を開けていました。」


ゆりこ「ありがとうね。」


アイヤ「いいえ。問題事は解決しましたか?」


ゆりこ「うん、あとちょっとかな。」


アイヤ「分かりました。問題事が全て終わったらまた一緒に働きましょう!」


ゆりこ「うん!」


ゆりこはまたララ達の元へ行った。


ゆりこ「アルファには紹介してなかったね。こちらはアイリさん。隣がララさん。2人は魔法使い。」


アルファ「私はアルファと申します。よろしくお願いします。」


アイリ「アイリです。よろしくお願いします。」


アイリはアルファの心を読み取っていた。


""このアルファって子、魔法使いを嫌ってる。それに、ゆりこさんに対する感情、何か引っかかる。""


ゆりこはララとアイリをリディックに会わせる為に城へ行った。


ゆりこは顔パスですんなり城に入り王の間に来た。


ゆりこ「ゆりこです。紹介したい方がいるので、連れて参りました。」


リディック「入っていいぞ。」


中に入った。


リディック「紹介したいという方々は2人かな?」


ゆりこ「はい。実は魔法使いなんです。」


リディック「何!魔法使いだと!」


ゆりこ「ダメでしたか…。」


リディック「大歓迎だ!ゆくゆくは土地が余っていて寂しかったから、ゆりこさんと相談して魔法使いのみんなに住んでもらい街を発展させようと思っていたとこだった。」


ゆりこ「それは良かったです。紹介しますね。」


アイリ「私はアイリと申します。よろしくお願いします。」


ララ「私はララです。よろしくお願いします。」


リディック「私はユアリア街の王、リディックだ!よろしくお願いします。」


ゆりこ「アイリさん、ララさん、ここはいつでも来て大丈夫ですよ。それに王の許しも得たので、住んでも構いません。是非、検討して下さい。」


アイリ「ありがとう。ゆりこさん。」


ララ「考えておきます。」


リディック「まあゆっくり見ていってくれ!」


アイリ&ララ「はい。」


挨拶が終わり2人に温泉を案内した。


アイリ「貴族しか使えない温泉?」


ララ「初めてです。」


ゆりこ「美白の湯って言われてる温泉なの。」


2人に着替えを渡して入っていった。


その間に、ゆりこは喫茶店へ戻り冷蔵庫にある材料でゼリーを作っていた。


数分後、温泉の前に戻ると、アイリとララは白いワンピース姿で出てきた。


ゆりこ「似合ってますよ?そのワンピースは魔力を抑えるワンピースです。2人にプレゼントします。」


アイリ「わざわざありがとうね。」


ララ「軽い素材なので動きやすいです。」


2人はブラブラと街を歩いて観光をしていた。


ゼリーが固まる時間になり、急いで喫茶店の冷蔵庫を開けて、ゼリーを取り出してラッピングをした。


そして2人が帰る時間になり、ゼリーを2人に渡した。


ゆりこ「私はこの街で喫茶店を開いているの。良かったら食べに来て下さいね?」


アイリ「分かりました。」


ララ「また伺います。」


2人は帰っていった。



~ミルクゼリー~

材料

⚪牛乳 600ml

⚪砂糖 大1

⚪粉ゼラチン 適量


~作り方~

①牛乳を沸騰させる。


②砂糖、粉ゼラチンを牛乳と一緒に混ぜる。


③容器に流し込む。


④冷蔵庫に入れて固まったら完成。

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