第22話 仲間&アイリ救出!因縁の魔法使いとの再開。

ゆりこはララと山へ登ろうとしていたが、なかなかララが一歩を踏めずにいた。


ゆりこ「怖い?」


ララ「はい…。」


ゆりこ「分かった。」


ゆりこはララをおんぶした。


ゆりこ「用は足を着かなければいいんでしょ?簡単な事じゃない。」


ララ「しかしそれでは、ゆりこさんの魔力が…。」


ゆりこ「事前にバリア魔法を使っているわ。それと透明魔法もね?魔力に気付いたら攻撃をしてくるかもしれないから、弱い魔法だから効果はそこまでないんだけどね?」


ララ「大丈夫なんですか?」


ゆりこ「平気よ?さぁ行くよ!」


一歩踏み出すと、視界が揺らいで見えてしまった。


ゆりこ「これほどの魔力って事ね。ララさん、しっかり捕まってね?走るよ!」


ゆりこは走って山を登った。


頂上には白いドラゴンが立っていた。


白いドラゴン「ようやく来たか!ん?お前は誰だ!」


ゆりこ「私はゆりこ。あなたがさらったアイリさんと仲間達を助けに来た。」


白いドラゴン「とゆう事は、お前も魔法使いか?魔法使いは実にうまい!それに魔力もたんまり貰える!」


ララはゆりこから降りて杖を出した。


白いドラゴン「2人もいるのか!クククッ。」


白いドラゴンは火を吐いた。


ララはゆりこと共に避けた。


ララ「あれに当たると魔力が吸いとられます。」


ゆりこ「分かった。ララさん、ここは私に任せて。あなたは隙を見て、アイリさんと仲間達を助けてあげて?」


ララ「分かりました。」


ララは草むらへと隠れた。


白いドラゴン「逃げやがったか!まあお前でもいい!俺の夜のご飯にしてやるよ!」


白いドラゴンはまた火を吐いた。


ゆりこはとっさにバリアの魔法を使い真っ正面に来た。


ゆりこ「詰めが甘い!ブリザード!」


雪の吹雪が吹いて白いドラゴンは固まった。


ゆりこ「Eternity sealed!」


永遠に封印する魔法をかけた。


すると白いドラゴンの口から光輝く大きな玉が出てきた。


玉が割れて魔法使いがたくさん出てきた。


魔法使いはララの元へ行ってみんな抱き締め合った。


しかしララは浮かない顔をしていた。


そこには倒れてるアイリがいた。


ゆりこが駆け寄って来た。


ゆりこ「どうしたの?」


ララ「アイリさんが息をしていない。あのドラゴン、魔力を全部すいとり、生命力までも…。」


ゆりこ「ララさん一度、私の街へ来て下さい。もしかしたら、生き返らせる事が出来るかもしれません。魔法使いの皆さんは先に戻っていて下さい。」


魔法使いのみんなは家へと戻った。


ゆりこはララをおんぶして、アイリをお姫様抱っこをして下山した。


そして街へと行った。


一方、アルファとアルカは祖父のお墓の前にいた。


アルファ「久々に来るな。」


アルカ「そうですね。兄さん。さぁ隠れましょう。」


祖父のお墓の近くで隠れた。


すると1人の女が来た。


女「私が知ってる匂いがしたんだけど気のせいだったかしら?でも近くにいるはず。居るなら出てきなさい!」


アルファとアルカが剣を抜いて出てきた。


女「あんた達か。敵討ちに来たって事?だけど私は魔法使いよ?勝ち目は見えてるはずよ?」


アルファ「やってみないと分からないだろ!」


アルカ「俺達は本気だ!」


女「なら来なさい。殺してあげる。」


アルファとアルカは女に向かって行った。


女は杖で魔法を使おうとしたが、杖は何処かへ飛んでいった。


その隙に2人は剣で魔法使いを刺して倒した。


魔法使いは黒い墨になり消えていった。


アルファ「やったな!」


アルカ「はい!でも何で杖が飛んだのでしょうか?」


アルファ「まあいいじゃないか!」


アルカ「はい。」


2人は祖父のお墓に花を置いて帰っていった。


杖はある男が奪ったのを知らずに。

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