第8話 ユアリア街完成! 温泉も?

建築1ヶ月目。

やっと城と門と外壁が完成した。

これで、ゆりこの喫茶店も開けるようになった。


建築チームは疲れてぐったりしていた。


ゆりこはアイヤに耳元で、温泉を造る事を話した。


ある者はゴザで寝たり、ある者は自分が作った建築物を眺めていたりしていた。


ゆりこはアイヤと喫茶店の近くに温泉を作ろうと考えて、設計図を黒い板に書いて具現化していた。


そこには露天風呂が2つ出来て和風の外壁と内装を造り、女湯と男湯に分けて、中に入った。


ゆりこ「上出来ね!後は無限魔法を使って温泉を出せばいいのよね?」


アイヤ「はい!」


ゆりこは男湯に無限魔法を使った。


ゆりこ「温泉よ!無限に沸き出よ!


指輪が青く光り出した。


すると、温泉がグツグツ沸いてきた。


女湯も同じようにして、シャワーを着けたり、サウナを着けたりして、様々な装飾をしてやっと完成した。


温泉の名前を、ユアリア温泉にして看板を建てた。


ゆりこ「完璧ね!」


アイヤ「お昼と言えば牛乳とマッサージ機ですね!それは私が今から魔法で準備を致します!」


アイヤは男湯と女湯に牛乳とマッサージ機を設置してきた。


ユアリア温泉には建築チームとリディックとアルファとアルカが集まって来た。


リディック「この建築物は何でしょうか?」


ゆりこ「温泉ですよ?」


みんなはびっくりしていた。


ゆりこ「驚くのは無理ないですね。温泉は貴族のみ入れるとされてますが、ここはユアリア街。ユアリアのルールにより温泉は貴族のみならず色々な人が利用されても良いのです!ユアリア温泉は鉄カード1枚で入れるので気楽に入って下さい!」


みんなは盛大に拍手をした。

パチパチパチ。


リディック「ゆりこさん、実は建築チーム50人程がユアリア街に住みたいと言っていまして、私は許可しましたが、ゆりこさんはどうされますか?」


ゆりこ「建築チームの中でお店をしてる人又はされてた人は居ますか?」


10人くらい前に出てきた。


?「私は昔アクセサリー屋をやってて経営破綻で閉じました。名前は、ミラです。」


?「私は昔やってた薬屋が様々な妨害により閉じました。名前は、クルキです。」


?「わたくしは元は令嬢ですが資格を取り、病院をしていました。今は父がやっています。名前は、マーサです。」


?「あたいは女性用の服屋を開いていたんだぃ。けど国の王に女性用の服屋は閉じろ!って言われて閉じたんだぃ。名前は、リラって呼んでくれ!」


?「俺は今も息子が後を継いで男性用の服屋をやっています。名前は、ディックです。」


?「私は母がやっていた子供服とベビー服のお店で働いていました。自立して人の役に立ちたくて…。名前は、ララです。」


?「街で野菜を安く売っていました。今は私がいた街は滅んでありません。名前は、キラです。」


?「次は俺の番だな!俺は魚を売っていたんだ!けどよ魚の仕入れが急に止まりやがったんだ!それで店じまいよ!俺は、セントだ!」


?「私は果物を売っていました。だけどその場所はあまりにも人が来ない所でなかなか売れず、果物は腐ってしまい店じまいになりました。名前は、アイラです。」


?「最後は私ですね?私は武器や防具を常に新しく造るのが好きで、武器屋と防具屋をやっていました。しかし誰も買ってくれずに店じまいになりました。名前は、ノボです。」


ゆりこ「皆さんいい仕事をされてたのですね?ユアリア街でまたやりませんか?お店の相談とか乗りますよ?」


皆「はい!」


ゆりこ「他の皆さんも自分達のやりたい店などあれば、ご相談して下さい!そして新たにユアリア街へ住む皆様、改めてよろしくお願い致します。」


深々と頭を下げた。


皆はまた拍手をした。

パチパチパチ。


ゆりこ「新装開店したユアリア温泉へ皆さんどうぞ、お入り下さい。」


皆は一斉に入って行った。


リディック、アルファ、アルカも一緒に。


ゆりことアイヤは皆の分の食事を用意した。


二時間くらい経って皆が上がってきた。


さっぱりした顔だった。


ゆりこは皆に、おにぎりを2個ずつと冷たいお茶を渡していった。


皆は地べたに座り食べていた。


アイヤ「ゆりこ様。たくさんベンチと街灯と時計を置いた方がいいかもしれませんね?私が夜中にやっておきますね?」


ゆりこ「ありがとう。頼むね?」


皆は食べた後に一度帰り荷物を持ってきて自分の家を造る人もいれば、お店を造る人もいた。


アルファとアルカが来た。


アルファ「賑やかになりましたね?」


アルカ「これで喫茶店?とゆう店も開けるのでは?」


ゆりこ「そうね!アルファお手伝いお願いしてもいい?」


アルファ「はい!その為に私は今ここにいます!」


ゆりこ「ありがとう。アルカ、夢が見つかるといいわね。」


アルカ「はい。」


やっとの事で、ゆりこはお店を開けるようになった。


そして夜が更けた。


ゆりこはアイヤが寝静まった時にたくさんの魔法を覚えていた。

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