第7話 ライザ王国の新しい王子と姫様

ライザ王国では新しい王子と姫様のお披露目会が行われていた。


姫様はルルア。王子はルークとゆう青年。ルークはルルアの幼なじみ。


街の人達は盛大にお祝いをしてくれた。


そしてその夜。

ライザ王とミリアとルルアとルークが話をしていた。


ライザ王「2人とも婚約おめでとう!こんなに民に祝われたのは初めてだな。ミリア?」


ミリア「そうですわね。」


ルルア「ありがとうございます。ライザ王、ミリア王女様。」


ルーク「こんなに祝ってくれるのですね?嬉しかったです。」


ライザ王「後日、他国の王様達が来るからその時にまた紹介しよう。今日はゆっくり休みたまえ。」


ライザ王とミリア王女は部屋へ戻って行った。


ルルアとルークは何かを企んでいた。


そして真夜中になり、2人は動いた。


ルルアは王女様の部屋へ侵入して引き出しを開けて、王女引き継ぎ書を取り、王女様の印を押してその紙を持って、部屋へと帰って来た。


ルークも同じように王様の部屋に入り、引き出しから、王様引き継ぎ書に王様の印を押してその紙を持って部屋へ帰って来た。


2人はニヤリと微笑み紙をしまった。


そして後日、他国の王様達が城へ来てお披露目会が始まった。


ルルアとルークも参加した。


そしてライザ王が2人を紹介しようとした時。


ルルアとルークがあの紙をみんなの前に出した。


ライザ王「これは!どこから?」


ミリア「あなた…。」


ルルア「実は今回は私達のお披露目会ではなく、私と隣にいる王子が引き継ぎ書により、新しく私達2人が、王女、王様になるとゆう報告をしたかったのです。お二人はサプライズで隠していただけなので、責めないで下さいね?」


他国の王様達は拍手をした。


フリジン王「それはめでたい!おめでとうございます。新しい王女様、王様。わたくしは隣国に住んでいますフリジン王です。改めてよろしくお願いします。」


1人1人挨拶をした。


ルーク「ライザ様、ミリア様、僕達に何か一言ありますか?」


ライザは手を握り怒りを抑えるのに精一杯だった。


ミリアが話した。


ミリア「お2人ともおめでとうございます。これから大変な事もありますが、夫婦で支え合って頑張って下さい。」


ルルア「ありがとうございます。」


お披露目会が終わり、ルルアとルークはライザ王とミリア王女に部屋に来るようにと呼び出された。


怒り心頭のライザ王をなだめるミリア王女。


ライザ王「どうゆう事だ!紙を盗んだのか!」


ミリア「あなた達何がしたいの?」


ルルア「紙は盗みました。けど証拠はありませんし、私は王女になりました。私とあなた達、どちらを皆さん信じますか?」


ルーク「俺達はもっと若者向けの街にしたいだけだ。」


ルルア「それに私には可愛い可愛い子供が居ますし、将来は心配ないですし。」


ライザ王「貴様!」


殴りかかろうとするライザ王をミリア王女が止めた。


ミリア「止めて下さい。」


ルルア「いい奥さんを持ったようですね?」


ルーク「ここはもうあなた達の国ではありません。出ていって下さい!」


ルルア「兵よ!この2人はもう用なしよ!国から追放しなさい!」


兵「はい!」


兵は2人の部屋から荷物をバックに入れて叩き出した。


ルルア「さようなら~!」


ルーク「これでこの国は安泰だな!」


ルルア「そうね…。」


ルーク「ルルア?」


ルルア「何でもない。私は部屋に戻るね?ルーク、後は任せたよ?」


ルーク「分かった!」


ルルアは部屋に戻った。


ベッドに倒れこんで考え事をしていた。


ルルア「これで良かったんだよね?お父さん、お母さん。だけど好きでもない人を婚約者として迎え入れるのは良くないよ。私はまだアルファ様の事が…。」


扉の外からルークが聞いていた。


ルーク「そっか。。せっかく両思いになれたのに、酷い仕打ちだな。」


そうつぶやいて王様の仕事へ取りかかった。

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