朝が来るのが怖い人へ

@No17IRU

第1話 朝

朝その言葉を聞いてどんなイメージを持つだろう?目覚めの朝、清々しい目覚めそれを思い浮かべる人はきっと幸せに違いない。


私にとっての朝、それは恐怖でしかない。

何もせずに終わってしまう今日と決別し睡眠不足で始まる明日の境界線、そこにどうして良いイメージを持てるだろうか?過去の偉人は言った「今日を精一杯生きたか?」と私は言う「今日も何も出来ませんでした。」そう今日も私は穀潰しでしかなく、また今日と同じ明日も穀潰し以上のものにはなれないだろう。私を無駄に1日生かすだけで他の人なら何人が楽に生きれたのだろうか?そんな事を考える日々は決して幸せとは言えないだろう。私は過去にこう言った。「人生なんて死ぬまでの暇つぶし、楽しくないなら死ねば良い」さて今、私は楽しい人生を送れているのだろうか?断じて否である。今が楽しいなどとは口が裂けても言えそうにない。それなら過去の自分の言葉によって私は死ぬべきだ。それなのに今ここで生恥を晒しているのだから、人生とは因果なものだと言わざるを得ない。結構のところ人は生きるという行為を意図的にやめることが非常に難しいのだろう、人類が他の生物と違う点に自殺できると言う事をあげる人がいるが年間万人単位で自殺している人がいる日本で言うのもおかしな話だが、死にたいと思って死ねる人なんて1%もいないに違いない、その1%と99%にどの様な差があるかなんて自殺していない私には人生の最後まで分かりそうにない。ただコレを読んでる君も安心して欲しい。君が思っているより死のうと思ってる人は多い、そしてそのくせ死ねない人もまた多い。だから安心してともだから大丈夫だとも言わないが、だから横を歩いている人はいると言えるのはこのツライ人生の中で珍しく胸を張って誇れる良いことだ。

慰めになるかは分からないがどれほど今が辛かろうと過ぎ去ってしまえば単なる記憶になる、だからツライなら逃げるが良い、逃げると言うと印象があまり良くないかもしれないが、時間が解決してくれると言うと印象が変わるだろう。逃げるのか?と聞かれたら「なぜ逃げてはいけないか考えてみたら良い、そして命は何よりも優先されると言う事実を見て物事を加味すれば答えは必然と決まるはずだ。


最後になるが、こんな駄作を読んでくれた君はとても優しくてとても優れた人間だと断言する。だから君は生きる価値がある。

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