吹奏楽ものというわかりやすい形。
一話ずつが短く読みやすい文章。
しっかりとした音楽知識が地盤にある明るくてノリのいいお話です。

トロンボーンが組み立て式なのは分かる。
息じゃなくて唇の振動を増幅させて音を出すのも分かる。
倍音列で音階出すのも分かる。
だって僕は吹奏楽やってて、それなりに音楽も勉強してきた。


でもさ！！！！
トロンボーンの種類引っ張り出してきて！！！！
登場人物にレビューさせるのって！！！！！！

そんなん書ける人どれくらいいますかね！？！？！？
いませんよ！？！？！？


この小説、舐めてかからない方がいいです。
濃厚すぎる音楽知識に押しつぶされて最悪死にます。


該当する第46話だけでも読んでいってください。
ネタバレ要素あまりないんで大丈夫です。

一話ごとのテンポがよく、作者様が楽しんで書いている事が伝わってくるようです。
青春を詰め込んだような部活内の一幕に、思わず笑みが零れました。

トロンボーンの細かな描写はさすがの一言ですね。
続きを楽しみにしています。

決意と希望編まで読ませていただきました。
この作品は作者さんが「楽しみながら書かれてるんだろうなー」と伝わりました。
これからも、精進する事を心から願っています。

とろん、ぼーーーん！
愉快なテキストに、落ち込んでいても笑顔になれます。
鯖落ちには腹を抱えて笑わせていただきました。

吹奏楽のことを知っていないと、ここまで書けないだろうなという内容が続きさすがという感想しか出ません！
ただ、1番の魅力はなんといってもキャラ同士の掛け合い！テンポよくささっと読めます。