第21話 眠りの前に

家に帰ると弘之は夕食を食べ、テレビを見て、お風呂に入り、机に向かい少しだけ勉強してから(←)今日の事を思い出しながらノートに書き留めていく。


「えーっと、唇を振動させる。マウスピースの位置…姫乃先輩は白くて耳の長いキャラクターが好き…などなど」


そうして、名付けて「とろんぼん練習ノート」がここに誕生した。関係ないことも書いて有るが、そこは弘之だから…で流して下さい。←誰が誰に言ってるのか…


書き終わると弘之はベットに入りまどろみの中で考える。

「なーんか引っかかるんだよなぁ。何か忘れてる様な…」


「明日琴ちゃんに聞いて見よう…zzz」


「琴ちゃんと一緒に楽器♪…むふふzzz」


「そこに織絵お姉さんも加わって…ふぁー…どうしよ…zzz」


「ん?琴ちゃん…?zzz」


「あー!そうだ!琴ちゃんが来てないっ!」


琴映が仮入部に来ていないと気付いた弘之。

「でもまだ1日目だし、明日からは来るよね…」

自分を安心させようと、仕方がない理由があったとか、たまたま来なかっただけと色々考えながら再び眠りにつこうとする弘之。


「うーん、うーん」


どうやら寝られなくなってしまった様だ…。


「グダグタ考えても仕方がない!」っと直接聞いて見ようとSNSを立ち上げてメッセージを送信する弘之。飛んでけ紙飛行機!ポチ


弘之「仮入部来ないのー?」

   

すると直ぐに返事が来た。


       「うーん、ちょっとね」琴映


弘之「明日は来る?」


          「明日は多分…」琴映


弘之「わかったー、おやすみー」


            「お休みー」琴映


シュッとスマホを上にスワイプしてSNSを閉じた弘之。

「よかった、よかった。やっぱり直接聞くのが1番だね…お休みー…zzz」


1度付けた電気を再び消して就寝する弘之。

安心して良い夢が見られそうだ……



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