第4話 謎の人物とのエンカウント
「俺、中学で吹奏楽部に入ります!」
そう織絵お姉さんに伝えた弘之。
「おねえ、うちもやるよ!」
琴映も続く。
「弘之くん吹奏楽やるんだ、応援するよ。」
少し嬉しそうに返してくれる織絵お姉さん、まじ天使、ギガ天使…略
因みに撫で撫でタイムは無さそうだ(当たり前……)。
「琴ちゃんは〜」
なんか曖昧に返すお姉さん……謎
「えっと、2人は何の楽器がやりたいのかな?」
曖昧さを誤魔化すかの様に急に話を変えるお姉さん。
2人は答える。
「どの楽器とか良く解らなくて…ははは」
「私はおねえと同じクラリネットだよー」
吹奏楽部に入ると決めたものの、あんまり深く考えて無かったのか困った感じで答える弘之と、、元気いっぱいに答える琴映。
「そうだ! うちの指揮者と話ししてみる?どの楽器がやりたいとか色々参考になるかもよ。琴映はクラリネットね☆」
と言う訳で指揮者さんのとこに出発だー。
言うてもすごそこなんですけどね……。
「岩崎先生! この子達はうちの妹とその友達で、中学で吹奏楽部に入りたいらしんですけど、どの楽器にしたら良いか迷ってるみたいで。色々アドバイスして頂けないかなと」「あ、妹は私とおんなじクラリネットらしいです」
と織絵お姉さんが紹介してくれたのは、県立星ガ浜高校吹奏楽部音楽監督である「
この岩崎先生、トランペットで音大を卒業後作曲編曲を仕事にしていて、歳は40少し前、細身、そして弱小吹奏楽部だった県立星ガ浜高校を音楽監督になった年の一年生が三年生になる年に地区大会で「ゴールド・金賞」(吹奏楽では銀賞との聞き間違え防止の為、金賞をゴールド・金賞と言うらしい)を受賞させその後も年を追うごとに県大会→東関東大会→全国大会へと星ガ浜高校を有名校に押し上げた凄腕の吹奏楽指導者らしい(織絵お姉さん談)。
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