第2話
どうしてこうなったのだろうか…
「おはよう玲君」
満面の笑みを浮かべながら抱き着いてくる会長
「おはようございます、月さん」
「呼び捨てでいいよ?」
こてんと首をかしげている。
あざとい、だがこの攻撃によって道行く男たちが倒れてしまった。
「流石に先輩を呼び捨てはできないっすよ」
「私が許可してるんだもん、さあどうぞ?」
なんでこの人こんなにも話を聞いてくださらないの?
「で?月さんはどうしてここに?」
俺が通学する方向と会長が通学する方向は違うはずなのだが…
「玲君と登校したくて来ちゃった💛」
思わずため息と頭が痛くなる
「そうですか…。というか男っ気一つもないと噂の会長が
俺なんかと一緒に居ていいんですか?」
この会長が男女ともに人気の理由の一つなのかもしれない
「いいの、いいの今までのはみんな顔だけ見て寄ってきてた害虫だし」
口が悪いなこの人!
「そうっすか、でも自分殺されそうっすね」
この時は何気なく放ってしまったが、俺は数秒後にものすごく後悔をした
「玲君を殺す…?ソンナコトハサセナイヨ…玲君は私のもの」
瞳孔が大きく開きとても怖い…
もしかしたらこの人ヤンデレ?
俺はとてつもなく面倒臭い人につかまってしまったのかもしれない…
どうして、この人に恋をしている奴に行かないで俺に来たんだよ…
心底豪と変わりたいと思った。
友人と生徒会長と俺と… 黒猫 @Yazakai
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