第25話
「捕まえられたら、何でもいうこと聞くよ」
「行ったな。捕まえてやる」
これだけ見たら、あつあつのカップル。
でも、僕たちはカップルではない。
一応、教師と生徒。
そういう関係になれば、犯罪だ。
まあ、そんな気はないが・・・
「よっちゃん、もうへばったの?」
「僕は、かよわいんです」
「女の子みたいだね。」
「あなたが、たくましすぎるんです」
さすがに、体育教師だけあった、筋肉は発達している。
「先生・・・」
「何?休ませないわよ」
「そうじゃなくて・・・」
「じゃあ、何?」
「先生は、やはり自分よりたくましい男性がお好みですか?」
「告白?ムードないわね」
「違います。純粋な質問です」
強い女は、自分よりも強い男性を好む。
でも、そんな男性はなかなかいない。
特にこの手の、女子には・・・
「私は、違うかな」
「どうして?」
「私は、母性本能が強いから、守ってあげたいタイプだね」
「しずかちゃんですか?」
「よく言われる」
この人とは、結婚しないでおこう。
「そんなことより、鬼ごっこの続きだよ」
「もっと、高校生らしいことを・・・」
「ランニングで、楽しい?」
鬼ごっこでいいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます