第18話

朝食がすんだ。

顔を洗って、歯磨きして・・・


初めての授業が始まる・・・

って、教室どこだっけ?


鈴奈お姉ちゃんは、先に出た。

なので、ナビゲーターがいない。


「どうしよう・・・」


「よっちゃん」

声をかけられる。


この声は・・・

べらお姉ちゃん?

いや、先生というべきか・・・


「今日から授業だね。愛らしいべら先生が、社会全般を教えるね」

「はい。よろしくお願いします」

頭を下げる。


「じゃあ、私の教室に案内するね」

「私のって・・・教室変わるんですか?」

「うん。教室は別々にあるんだよ」

「どうして?」

「どうしてって・・・風俗なんて個室じゃない」

だから、その例えは、止めて下さい。


「じゃあ、行こうか。よっちゃん」

「はい」


2人で並んで歩いた。

社会の教室は、どこかな・・・


「ここだよ」

「えっ?」


食堂の同じ階の、一番端にあった。





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