第3話
眼が覚めた。
今、何時だ?
時計、時計・・・
「午前6時か・・・」
少し早いが、もうひとつのお弁当で朝飯にしよう。
中を開ける。
「日の丸弁当」
いただきます。
メモがある。
「ゴミのポイ捨てはしないように」
わかってます。
しかし・・・
本当に、動物がいないな。
逆に怖い。
虫もいない。
ここは、本当にこの世なのか?
もしかして、死後の世界ではないだろうな?
昨日のゴミと、今のゴミは小さいリュックサックに入れておこう。
しかし・・・
本当に、いけるのか?
そもそも、どういうところだ?
たちの悪い、ドッキリではあるまいな・・・
パカラン、パカラン
向こうから、何か来る。
馬のようだが・・・
上に女の人が乗っている。
ここへ来て、初めて自分以外の動物を見た。
あっ、いきなり、スピードがあがった。
こっちに来る。
「君が、義一くん?」
「そうですけど・・・あなたは・・・」
「話はあと、いいから乗って」
「でも、荷物が・・・」
「大きいのはいいわ。小さいのだけもって、さあ早く」
言われるままに、乗った。
馬に乗るのは初めてだ。
「あのう・・・どこへ?」
「話は後、飛ばすわよ」
馬は,いななきをあげ駆け抜けて行く。
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