仮面の少女は不思議な少年たちと出会う その2

午前中の授業が全て終わり、全て聖也の独壇場となっていた。最初の授業のように聖也を退学にさせようとする先生はたくさんいた。しかし聖也はそれらすべてを跳ね返したのだ。


 クラスの生徒たちは聖也を最初はただのヒューマンのゴミだと思っていたが、途中からは誰一人とそんなことを思わなくなった。みんなは心の中で化け物だと思った。


 昼休み、昼食は弁当か学食かに分かれる、シャーロットは弁当を作ってもらったことがなく自分でも作る時間がないためいつも学食だ。


 今日のメニューはオムライスだ。ここの学食のオムライスは絶品でシャーロットはよく食べるようにしている。


 オムライスをのせたお盆を持ちながら座る席を捜しているとふとそこで聖也が何やらテーブルに突っ伏しているのが見えた。


 聖也のことはすぐに学校中に広まったため聖也の周りには誰も近づかず、しかし食べる用もなければどけてほしく、誰か話かけにいかないかとヒソヒソと話されていた。


 シャーロトはそんな人混みを通りすぎて席を捜そうとしたが、自分には家の看板のために優秀な生徒を演じなければならないという命令というか指名がある。たとえ面倒でも人が困っていたら助けなくてはならない。シャーロットはとても気が乗らなかったがお得意の仮面をつけて近くにいた同じクラスの女子に話かけた。


「どうかなさいましたか?」

「あっ! シャーロット様、それが、あの編入生があそこで突っ伏していて、みんな座りたいのに座れない状況なんです。話かけたくても相手はあのヒューマンですし授業でのあの気持ちの悪い様子ですし‥‥‥本当にどうしましょう」

「そうですか、それは大変ですね。ならばここは私に任せてはもらいませんか?」

「えっ! まさかシャーロット様あの編入生に話しかけるつもりなんですか!?」

「ええ、皆さんが困っているのに見て見ぬふりなんかしたら、我がウィンディア家の恥です」

「シャーロット様!」


 女子生徒はまるでシャーロットを神様のように両手を重ね合わせて頭を下げた。


 シャーロットはざわざわとしている人混みをかき分け、まっすぐ聖也のところに向かう。


「おいっ! 誰だあの子、編入生に向かって行くぞ!」

「バカ! お前! あの方は今年入学してきたウィンディア家のお嬢様だぞ!」

「なんで、ウィンディア家のお嬢様があの編入生に向かって行ってるのよ!」

「きっと俺たちを代表をしてあの編入生のところに行ったんだ」

「さすがウィンディア家だ、まさしくエルフの鏡」


 とまあ生徒からの印象はとてもいいものとなったので、後は聖也に場所をどけてもらうだけである。正直追い返される方が確率的に高いであろう、授業で見た聖也の学力はかなりのものだうまく言い丸められるかもしれない。シャーロットは喉をゴクリッと鳴らし聖也に話しかける。


「あのー、白鉄さん」

「‥‥‥」

「ここは食堂のテーブルで基本的に食事をしないのであればどいてもらいませんか?」

「‥‥‥」

「すいません‥‥‥」


 シャーロットが話しかけても聖也は黙ったままだった。シャーロットはもっと大きな声で言おうと息を大きく吸った。


『グゥ~』


 それはもう、周りのヒソヒソ話よりも大きなおなかの音だった。その原因は聖也のものだった。


「えっと‥‥‥」


 シャーロットは急なお腹の音でリアクションに困っていた。


「白銀さん?」

「‥‥‥さい」

「はい? 何か言いましたか?」

「‥‥‥そのオムライスを僕にください」

「はっ、えっ、‥‥‥いいですよ?」

「本当!」

「ええ‥‥‥はいどうぞ」

「ありがとう!」


 シャーロットは聖也が言ったとおりにオムライスをあげると、それはもう凄まじい勢いで早食いのようにぺろりと食べきってしまった。


「ふぅ~、ごちそうさまでした」

「あの~、それで何だったんですか?」

「ん? あ~それが、食堂に来たのはいいんだけどうっかり財布を忘れてしまって何も買えず、お腹が空いて力尽きていたんだ」


 ハハハと聖也は笑う。


「なんだよ! そんなことでここにいんなよ!」

「そうよ! 財布がなかったら校庭に生えている雑草でも食べればいいじゃない!」

「そうだそうだ! こっちはおかげで貴重な昼休みを無駄にしたんだぞ!」

「これだからヒューマンは!」

「しかもシャーロット様からオムライスをもらっといて一言だけって‥‥‥」


 周りの生徒たちは聖也のあまりにもくだらない理由に溜まっていた怒りが爆発した。一度爆発したものはなかなか収まらない、一人また一人と怒る人たちは増えていった。


「お黙りなさい!」


 その声は爆発したみんなの怒りの感情を一気に正常に戻した。


「‥‥‥シャーロット様?」

「よく聞きなさい! 確かに彼はヒューマンです。私たちよりも血も実力も劣っています。ですがなぜそんな上にいる私たちが彼に怒ることがあるのです。ここは将来ヴィーネ王国を背負って生きていく者たちの集まりです。下の者を引っ張っていかないでどうするんですか! いいですか、我々は誇り高きエルフですもっとご自分がエルフだということをご理解ください!」


 シャーロットに言われ、生徒たちは皆、下を向いた。


「すいません、聖也さん」

「いや、別に謝ることじゃないって」

「この学園のエルフを代表して謝ります」

「本当にいいって、元は僕が財布を忘れたことが原因なんだから」

「そうです!」

「おおっ!」

「エルフは非常に高貴な存在なのです。ヒューマンンの白銀さんはもっと自分の今回の罪をよく見直してください!」

「‥‥‥」

「さっ、食べたのだったら早く出て行ってください」


 生徒たちを怒ったと思ったら、今度は聖也にまで説教だ。だがこのシャーロットの説教はエルフの全生徒に深々と突き刺さり、シャーロットの株はグッとさらに上に上がっていった。


 今日一日でシャーロットは学園の一躍有名人になっていた。

 エルフの鏡

 生徒たちからそう呼ばれるようになり、その噂は生徒から先生にまで渡りシャーロットの思惑通りに優等生と言うレッテルがシャーロットに貼られた。あとはこの人気を保ち問題などを起こさなければいい。


「はぁ~」


 そんなため息が、教科書をしまっている最中につい漏れてしまった。

 教室にはもうシャーロットしか残っていない。入学してからいつも教室を最後に掃除してから下校している。


「はぁ~~」


 誰もいない教室で再びさっきよりも深いため息をつく。


「ほいっ、これでも飲んで」

「ああ、ありがとうございます」


 渡されたお茶を開けて、乾いていた喉に流し込む。


「ぷは~」

「こんな時間まで掃除とは大変だね」

「別にそうでもないですよ」

「そうなんだ」

「‥‥‥」

「‥‥‥」

「えっ?」


 誰もいないからと少し緩めていた気を締め直し、頭を回転させお茶をもらった人物の方を見た。


「白鉄さんっ! えっ! いつから!?」

「いつからって、教室に忘れ物をしてしまって、それで教室に戻ったらシャーロットさんが一人で教室を掃除していたから、その頑張りに差し入れで鞄に偶然に入っていたお金でジュースをと思い」

「ふっふん! ヒューマン風情がこの私に差し入れ、なんて上からなの! もっとヒューマンはヒューマンらしく頭を下げてエルフである私を尊敬し、崇めなさい!」


 仮面をつけ、エルフの鏡としての態度をとる。だがなぜだろうこの少年の前だと仮面が緩む。ただの勘だが少年の瞳に映る自分を見て、心の中がチクチクと痛む。—————なぜだろう?


「あの?」

「なんですか!」

「いや、随分自分を偽っているようだけど、どうかしたの?」

「っ‼」


 シャーロットの顔から血の気が引いた。ばれないように仮面はしっかりつけているはずなのに、この少年———白鉄聖也には仮面が見えているみたいに。


「自分を偽ってるってなんのことです? これは私の素の姿です」

「嘘だね。僕にはわかるよ。それはただの仮面に過ぎないってね」

「だから違うとっ‥‥‥!」

「あっ、別に仮面を使って自分を偽るのはいいよ。でもそれはあくまでも自分の仮の姿、決して自分ではない。それだけは覚えておいて。じゃないと自分が自分ではなくなっちゃうから」

「‥‥‥」


 その言葉は聞き流しても良かった。どうせこの編入生に自分のことを言ったって、家の問題、自分の問題は解決しない。解決しないのにどこか、心の痛みが少し引いた気がした。全く不思議だ。


「まっ、ただのヒューマンの独り言なんで気にしないで。今後とも仲良くしようね。それじゃあ!」

「あっ! ちょっ! 待ってください!」 


 呼び止めようとしたがそれよりも速く聖也は言ってしまった。一体あの編入してきたヒューマンは一体何なのだろうか。シャーロットは大きな嫌悪感の中に少しの興味がわいてきたのだった。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ごめんごめん、ついつい話し込んじゃって。———だからごめんって言ってるじゃん。—————例の時間までもうないんだから早く行くよ! ここからは君の仕事だよ簸邪ひるや


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 下校途中シャーロットは聖也が言っていた言葉が頭から離れることはなかった。


『でもそれはあくまでも自分の仮の姿、決して自分ではない。それだけは覚えておいて。じゃないと自分が自分ではなくなっちゃうから』


 ぶんぶんと頭を振って忘れようとする。なにが自分が自分ではくなるだ。シャーロットは自分自身で考え自分が望んで仮面をつけている、決して仮の姿ではない。なのに忘れようとしてるのに、なのに聖也の瞳に映っていた自分の姿が忘れられない。


「はぁ」


 今日はとてもため息が多い。こんなことでは仮面がはがれてしまう。シャーロットはもう一度気を引き締め直す。


『・・・・・・!』


「?」


 今どこからか、誰かの叫び声が聞こえたような気がした。シャーロットは歩きを止めて耳に意識を集中させてみる。


『・・・・・・!』

『・・・・・』


 やっぱり声がする。シャーロットは声がする方向を見るとそこは路地裏に続く道だった。絶対首を突っ込間ない方がいい。そんなことは分かっている。だがエルフの鏡としては自分の国で起こっている暴力行動や悪質な取引などは見逃せない。シャーロットは路地裏に足を踏み入れる。


 入って行けば行くほど声が正確に聞き取れるようになってきた。やはり何か暴力行動みたいだ。


「てめぇ! ふざけてんじゃねえぞ!」


 ついにあとは角を曲がれば接触するくらいまで近づいた。いきなり出て言ってもダメなので、シャーロットはひっそりと状況を見た。


 状況はまずエルフが五人、全員男性で刺青をそれぞれしていた。そしてそんな五人に取り囲まれてエルフの一人に胸倉をつかまれている謎の人。体の体格からして男性なのだがパーカーを深くかぶっているため種族が分からない。


「どうしてやろうか、ボコボコにしてお前の顔もう元に戻らなくなるくらいぐちゃぐちゃにしてやろうか」

「ケケケッ、兄貴それならこいつに俺らのイカしてる刺青入れてやりましょうよ!」

「いやいやこれからは俺らのいいパシリとして使ってやろうぜ?」

「フン! 全部やるからまずはボコってからだ!」

「「「「さすが兄貴っす!!」」」」


 兄貴と呼ばれたエルフが謎の人に向かって腕を振り上げて拳に魔力を込めて殴ろうとしている。

 魔力は詠唱をして魔法を使うほかにも体に魔力を集中させることによって全身を強化することができる。


 シャーロットは『ヤバいっ!』っと思い、すぐにでも出ていこうとしたが・・・・そんなことはする必要がなかった。


「ふざけてんのはお前らの方だ」


 そう言って謎の男は掴まれた腕にナマケモノのようにしがみつき、腕に急にかかった重力に兄貴と呼ばれたエルフは態勢を大きく崩し、振り出していた拳は空を切り、謎の男はその勢いを利用し腕を掴んだまま体を回し兄貴と呼ばれたエルフを地面に叩きつけた。


「兄貴いぃぃ!」

「てめぇよくも!」


 兄貴がやられ、その子分たちは次々と謎の男に向かって行く。

 謎の男は立ち上がっている途中で隙だらけだ、その瞬間を狙って拳が振るわれる。が、その攻撃を読んでいたように体をほんの少し動かすことによって攻撃を空振りさせ、逆にカウンターでみぞおちに肘を入れる。


「がぁっ!」


 最初にむかっていったエルフがあまりの一撃にその場に倒れこむ。


「大丈夫か!」


 残り三人のエルフが仲間に状況を確認する。一瞬だ。一度でも止まった瞬間で残りのエルフたちの負けは確定した。


「よそ見してる場合かよ」


 二メートルくらい距離はあったはずなのに、謎の男はエルフたちの懐にいた。


「うっ! このっ‥‥」

「遅い!」


 いきなり懐に現れて驚いた一人のエルフが攻撃にうつろうとしたが、それよりも速くまたも肘うちが綺麗に急所に当たり一人ダウン。


「クソが!」


 やけくそ気味に攻撃してきたエルフは、振った腕を謎の男に掴まれ力任せにそのまま地面に叩きつけられた。

 一瞬で一人残ってしまったエルフはさっきまでの勢いをなくし、じりじりと後ろに下がっていく。だが謎の男は近づいてくる。


「くっ来るな!」


 それはもう攻撃とは言えないものだった。子供が大人に抵抗するような無意味なもの。挙句に謎の男にサッと避けられ顎をかすめられて意識を失った。

 シャーロットは見惚れてしまった。その圧倒的な戦いに、強さに魅かれた。


「ふぅ」


 謎の男は一息つきかぶっていたフードを脱いだ。そこから現れた顔にシャーロットはさっきまで見惚れていてふわふわしていた気持ちがキュッと締まる感じがした。


 珍しい真っ黒の髪、それとは対照の白い瞳、顔や肌の特徴からエルフ、ドラゴニュート、ドワーフ、ビーストのどれにも当てはまらない。何よりこの謎の男をシャーロットは見たことがあった、と、いうより、つい一時間前にも話した。


「白鉄聖也‥‥‥?」


 似てる‥‥‥よく似ている、というよりもう聖也本人だ。シャーロットの頭の中の九割はそんな結論が出ていたが、残りの一割がこれは聖也ではないと判断する。確かに姿は白鉄聖也にそっくりというか瓜二つだが感じる雰囲気や口調が全然違う。


 シャーロットが混乱している中、聖也にそっくりなヒューマンの男は倒れたエルフたちのボスの棟ポケットをあさって袋に入っている白い粉を取り出した。


「よし、違法な麻薬で間違いないな‥‥‥情報通り。これにて任務終了」


 そう言って帰ろうと角を曲がったら、その場に隠れていたシャーロットとばったり遭遇してしまった。

 シャーロットの混乱していた頭がさらに加速する。


「え、えっと、これは、その‥‥‥」


 言葉が出てこない、立て続けに驚くことが続き仮面をつけている暇がない。仮面をつけていない素の自分、何も言葉が出てこない。聖也に瓜二つなヒューマンはシャーロットと目が合ったがすぐに興味ないと再びパーカーをかぶり帰っていった。聖也に似ているヒューマンが見えなくなってからシャーロットはやっと頭が整理できた。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『おいっ! どうなってやがる!どうしてあいつがここに————あぁ?知らいだと?嘘をつくな、どうするつもりだよ! 団長にこのことを報告したら—————その通り、きつい罰が待ってるな。————はぁ、見つかったもんは仕方ねえ、このことは総長には秘密、シャーロットはお前が何とかしろ。—————うるさい俺はあんなところになんか出ねえ、だから後処理よろしくな


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 帰ってすぐ、シャーロットは制服を着替え今度は時間をすぎないように食堂に行きテーブルに座った。

 シャーロットの父母はすでに食べていので、シャーロットも置いてあるエプロンをつけてナイフとフォークを両手に持ち食べ始めた。食事に楽しさや安らぎは求めない、この空間には優雅な音楽しか流れていない、それ以外の音は一切聞こえない、食器やナイフ、フォークの音もだ、ウィンディア家の食事は綺麗かつ優雅に食べなければいけない、その為音を立てるなどとそんなことをすれば厳しく叱られる。重苦しい、音楽はあんなに軽やかに空間を待っているのにとても重く苦しい。



「シャーロット、今日の学校はどうだった」


 シャーロットの父が口を拭きながら訪ねる、これは毎日のことだ。シャーロットはナイフとフォークを置き答える。


「今日の学校は、私のクラスに転校生が来まして、その転校生と在校生たちとの喧嘩を止めることにより学校での家の評価は一気に上がりました」

「ふむ、登下校中には何かなかったか」

「登校中は道に迷っている人を一人道案内しました。そして下校中は‥‥‥」


 頭の中であのヒューマンの姿が思い浮かぶ。


「んっ? 下校中に何かあったのか?」

「‥‥‥いえなんでもありません、いつも通り家の名に恥じぬよう過ごしました」

「ならばいい、明日もこの調子で家のために尽くせ」

「はい」

「私はまだ仕事が残っているのでな、これで失礼する」

「わたくしもやることがございますので、ご一緒します」

「はい、頑張ってくださいませ」


 シャーロットは父母が出ていき扉が閉まるまで椅子を立ち、頭を下げて見送った。娘ではなくメイドのように。

 その後はシャーロットも食事を済まし、シャワーを浴び、部屋に行ってからは今日の復習と明日の予習をやり、これで一応シャーロットがい一日でやらなくてはならないことが終わった。


 シャーロットはシーツが変えられ、新品のようになったベットに体を全て預けた。預けられたベット弾みながらシャーロットの体を支える。


「はぁぁぁぁ~~~~~~」


 すべてを吐き出すようなため息、特に今日はいつもより疲れた。どれもあのヒューマンのせいなのだが。


「‥‥‥なんなのよあいつ、もうっ! もうっ!」


 自分の役割が終わって仮面を外した途端、シャーロットはその小さな足でパタパタとベッドを揺らす。

「ヒューマンのくせに頭いいし、ヒューマンのくせに私に気やすく声かけるし、それにあの路地裏の‥‥‥」


 目をつぶり今日起きたことをよく振り返る。


「やっぱりあれは白鉄さんよね‥‥‥でも雰囲気は全然違うし、口調も‥‥‥」


 よくわからないなぞ解きをするとどんどん頭が痛くなってくる。


「ああっ! もう知らない! 寝るっ!」


 聖也のことに自分なりの意見をまとめようと思ったが、考えるだけ疲れるだけだと判断し電気を消して眠りにつく。



 一人の仮面の少女は謎のヒューマンの少年二人と出会った。この出会いは、偶然であり必然だ、彼女の人生のハンドルがどんどん外に外れていく。

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