完結お疲れさまでした。
タオの言葉が老荘思想のイメージを浮かばせましたが、それとも違うニュアンスで締め括られているところに面白さがあるなぁと感じました。昔からあるような「教え」でも、舞台やキャラ次第で色々な世界観を見れたり感情移入ができたりするものですね。ギマンの森の連中が、その後どうなったのかを綴らない構成も素敵です。読み手に考えを委ねる書き方は、やはり良いものですなぁ。
非常に面白かったです★★★
作者からの返信
愛宕さん、最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
「ギマンの森のオオカミ」を書く前に、色々な神話、宗教、哲学、心理学などを勉強したので、それらがごちゃ混ぜになってしまったかもしれません(^_^;)
とにかく、サイコパスによる被害者が少しでも減ってくれればという思いで、サイコパスの特徴を書きました。
タオ老人の言葉ひとつひとつ沁みるようです。こういった気持ちを持ち続けるのは容易ではないですが、呑み込まれないためにはつねに意識していなければいけないのでしょうね。
最後はどこか切なくもありましたが、彼にとっての永遠の安らぎにも思えました。
メタファーが非常に分かりやすく、思考に固執した頭の恐ろしさと流される集団の弱さ、その標的になったオオカミの苦しみがまっすぐに伝わってきました。それから、誰の心にもユリエルの存在が必要なのだと思いました。
読むことができてよかったです。
作者からの返信
柊圭介さん、最後までお読みいただき、お星様までありがとうございます。
心理学を勉強して、サディのような人間があちこちにいることに気づきました。芸能人であったり、医者であったり、政治家であったり、そういえば昔の知り合いのアイツもそうだったのかと驚いています。デマを吹聴して自分を正当化している某国の国家元首などは、典型的なサイコパスです。こういう人たちに誘導されないようにしたいものです。