第6話
夏のどこが良いのだろうか・・・・・・誰か教えてくれ!!
外は暑いし、人を見ていても暑苦しくなって来る。
俺は、今一輝と居た夏休みは暇すぎたから
「一輝、この前、騙しただろ・・・・・・」
俺が機嫌悪いことに気付いた一輝が何故か橘の後ろに隠れていた。というか何故お前が居てる? もう訳分からん! 俺の知らんところで何か有るのか? それとも俺が、気付いていないだけなのか・・・・・・
「信くん、あまり間宮くんを怒らないであげて私が、頼んだことだから」
「ふん!しらけた、勝手にしろ」
俺は、何故かこの女が居たら調子が狂ってしまう。
その事に一輝は、気付いているんだろう。まぁしゃくだが、仕方ないと言う事にしている。
「で、なんでお前が俺達の居る場所を知ってるって聞くまでも無かったか・・・・・・」
そう言って一輝の方を黙って見たら、一輝が、目を逸らした。
「で、何しに来た?」
俺が、橘に聞いたら・・・・・・
「どうせ、暇だろうと思ったの・・・・・・私も特に予定が無かったのだからプールにでも行こうと思ってるんだけど一緒に来なさいよ2人とも」
失礼だな! おい、まぁ暇だがな・・・・・・
「プール良いじゃん! 信行こうぜ!」
お前ら・・・・・・
「決まりね! 明後日だから準備しておきなさいよ・・・・・・」
そう言ってどこか、に向かっていった。
私から誘ったけど本当に彼来てくれるのかしら?
私、嫌われてないかしら?出会いがあんな感じだったし・・・・・・でも誘ってしまったし、水着でも見に行こっと!
人混みは、苦手だ!! やはりむさ苦しい。人は、何故この暑い日にこんな場所に、来たがるんだよ!
「おい信! そんな所で何イライラしてんだよ笑」
一輝は、俺が怒った顔しながら待ってるように見えたらしく絡んできやがった。
「一輝、お前ゲームの方は、良いのかよ」
「それは、もちろん問題ない先に終わらしたぜ!」
一輝は笑顔で、ガッツポーズしながら俺に言った。
俺達は、くだらない話をしながら待っていると周りが、騒がしく成ってきたので一輝が、その方角を見てみると何かに気付いた。
「ほう〜あれって橘じゃね? 信」
一輝の言う通り橘だった・・・・・・。
「たく・・・・・・もう少し周りを警戒しろよ」
橘が俺達に、気付いたのか少し早足でやってきた。
「お待たせ! 間宮くん、信くん」
やってきた橘は、しゃくだが、女優かと思ってしまうぐらい綺麗で黒のビキニだった。
俺が、ぼーっとしていた事に気付いた橘が、話しかけて来た。
「どうしたの信くん?」
俺は、いそいで目を逸らしていた。
「何もねぇよ・・・・・・」
橘が、何を思ったのか悪い顔しながら絡んできやがった。
「信くん、今私に見惚れ出たでしょ〜?もっと見てもいいわよ〜笑」
この女俺の事をからかってやがる
「そんな訳あるか! 何を言ってるんだよ・・・・・・」
一輝が、めちゃくちゃ笑ってやがった。
「お前は、もう少し警戒しろよ周りのヤツらめっちゃ見てるぞ・・・・・・」
俺が、少し心配して言ってやったら小さな声で橘が、何か言っていた
「信くんも・・・・・・見てたくせ」
その後は、二人はノリノリではしゃぎまくっていた。プールを出て橘を待って居た俺に一輝が、話しかけて来た。
「信! 今日は、楽しかったな! それに橘も楽しそうにしてたぞ」
「そうだな、悪くなかった」
「おまたせ!」
支度を終えた橘が、やってきた。
「信くん今日は、ありがとうね! 来てくれて」
夕方だったからか、照れていたのか橘の顔が赤くなっていた。俺は、何も気付かないふりをしながら返事をした。
「そうだな、また来ても良いかもな」
それをきいた橘が、少し喜んでいた。それを見て俺は、何故か提案していた
「後は、夏祭りだな行くか?」
俺の提案に二人が、驚きながらこっちを向いた。
「俺は、考えておくよ・・・・・・」
一輝の後続けて橘が、目を輝かせて言った。
「わ、私は、行くわ!!」
橘が、凄い勢いで近ずいて来たので俺は少し後退りしたが、まぁ楽しみにしてくれているなら良いかなって思っていた。
夏休みも、もう少しで終わるある日、俺は暑かったが母さんの頼みだったので買い物にスーパーに来ていたら、橘が、バイトしていた。
「あっ!」
橘が、俺に気付いたみたいで、少し照れくさそうにしていた。
「よ! 橘ここでバイトしていたのか」
「え、ええそうよ、家から近いからここでバイトしてるの、信くんどうしたのこんな所で?」
俺も理由を話したら橘が、もうすぐバイト終わるって事だった。だから俺は、提案をしてみた
「どうせ俺、時間有るし一緒に帰るか?」
やはり橘は、驚いて居たが、帰るってことだったのでスーパーの入口で待ってると言って買い物済ますことにした。
「俺は、何やってんだろ・・・・・・自分からあいつのこと誘ってる」
今思ったら、今までの俺じゃ考えられない事してるな・・・・・・、って考えながら待ってると橘が、やってきた。
「お待たせ! 信くん」
「おつかれ、橘! お前の家ってどっちだ?」
俺は、橘の家の方向を聞くと偶然俺と同じだったというか俺の家の近くらしい。
「偶然って有るもんだな」
「そうね、偶然って有るものね〜」
「あっそうだ! もうすぐ夏祭りね、信くん忘れて無いでしょうね?」
「おう、忘れては居ないけど、一輝来ると思うか?」
「どうでしょうね・・・・・・私は、たぶん来ないと思うのだけど」
「私と二人だと嫌?」
橘が、答えずらい質問をしてきた。
「別に、嫌じゃねえよ・・・・・・、てか俺が誘ったんだし、あいつは俺もたぶん来ないとは、思ってるけどな」
「それじゃ、私は、張り切っちゃおうかな!」
「楽しみにしておきなさいよ!信くん」
橘は、スキップして歩き出した。そしたら家の近くの公園に通りかかった、すると橘が、話し出した。
「この公園昔よく遊んだんだ〜」
「俺も遊ん出たぞ!」
「それじゃ昔会ったこと有るかもね!」
「かもな・・・・・・」
俺は、少し昔好きだった女の子のことを思い出してた。そしたら橘が、思い出を話し出した。
「私は、ここで好きな人に中学の時に告白したんだ・・・・・・でもダメだった」
俺は、橘の話を黙って聞いていた。
「それが悔しかったのか、見返すために綺麗になろうって思って、頑張った」
「色んな人にモテる様に、なった、今もちやほやは、されてるわ、誰かさん以外にはね」
最後、俺の方見たか? よく分からんが
「こんな話しても仕方ないわね、夏祭り楽しみにしてるわよ〜」
「ハードルあげんなよ・・・・・・」
そう言うと俺は、ため息をついた。
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