第27話 メーデメーデー

 日報もうち終わり帰ろうとすると、美穂さんに呼び止められる。


「ちょっと。私おいて帰ろうとしてる?」


「はい!! お疲れ様です!」


 そして、走って出ようとするとネクタイをおもいっきり引っ張られる。その場に俺は倒れた。


「あー。私今日のみ行きたいなー。」


「駅前のとこ、今日レディースデーで安いっすよ。行ってらっしゃい。」


「凄い誰かと飲みたい気分だわ。」


「皆さ~ん!! 聞きましたか? 今日美穂さんに飲みたいらしいんですけど行きたいかたいらっしゃいませんか~?」


 美穂さんが俺の上に股がってくる。


「いやー!! 弥生くんと仕事の話をしたいな。指導係だからしっかり近況の共有もしないとね!!」


 ネクタイを短くもたれ締め上げられる。


「あっす。。。オトモシマス。。。」


「あっ! 美穂くん私も行こうか?」


「山下さんは結構です~。新人指導なので~。」


 山下さんは下をうつ向く。

 そして、俺のことをめっちゃ睨んでくる。


(あれ?涙が出てきた。そっかこんなに新人思いの上司がいるからか~)





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