第18話 俺のターン
大和と絵美ちゃんが付き合ったと知り、とても美味しい料理のはずなのに中々喉を通らない。
俺とは反対にイチャイチャしながら食事を進める2人。そして、そんな俺を笑顔で見つめる奈緒。よく考えたら今日は2人は大変な思いをしたばっかりで、逆にこうやってみんなで笑いながらご飯を食べれてるだけでも幸せなのだろう。
デザートを食べ終わり、店を後にする。
そうすると、丁度花火が上がりだした。閉園が近い証拠だ。せっかくだから思い出に2人で見てほしいと思い、俺は奈緒の手を引いて、2人から離れる。
「あれ? 弥生と奈緒ちゃんもいなくない?」
ピコンッ
(お幸せにどうぞ~ 閉園後駅集合で。)
「あいつ気を効かせやがって!」
「あれ? 弥生さんとお姉ちゃんどうかしたんですか?」
「うん。何か気を使ってくれたみたいでさ」
そういって、大和は絵美ちゃんにラインを見せる。
「じゃぁ、お姉ちゃんと弥生さんも2人でいるんですね~」
絵美ちゃんは不敵な笑みを浮かべながら、誰かにラインをし始めた。
「誰にラインしたの?」
「大和さんの知り合いです笑」
ピコンッ
(よかったね、頑張って伝えれば?)
「う~ん。絵美のやつ自分が上手くいったからって。」
「どうした? 奈緒は最後何に乗りたい?」
「乗りたいっていうより行きたい場所があるんですけどいいですか?」
「全然いいよ!! そこに行こ!!」
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