第15話 サプライズは突然に
再入園して、奈緒と園内を周りだした。怖い思いをしたからだろうが朝の元気は奈緒には無かった。でも、一緒にアトラクションとかを乗り出したらどんどん元気良くなり、いつもの奈緒に戻っていた。
「次あれ乗りたいです!!」
「おっじゃあ、そうしよう!」
暗いところをゆっくり走る子供向けのアトラクションにのった。そして、乗っている最中に奈緒が俺に質問してきた。
「私が元気無かったから気を使ってくれます?じゃなきゃこういうの乗らないですよね?」
「そんなんじゃないよ。こういうのって男達出来たとき絶対のらないじゃん! 2人乗りだし。 だから新鮮で楽しいよ!」
「本当に優しすぎですね。困っちゃいます。」
「そう? ほら俺顔とかも全然良くないからさ、小さい頃から親に貴方は性格で勝負よ!!って教わってきたからさ笑」
そういうと、奈緒も凄い笑ってくれた。いつものバイト先にいる奈緒に戻ってくれて今俺の脇にいる。実際、大和抜きで2人で遊ぶのもこれが初めてだった。
「何で弥生さんって彼女出来ないんですか?」
「う~ん。顔がダメだからじゃない?」
「高校とかって顔で恋愛すると思うんですよ。でも、大学生になってみて顔じゃないんだなと凄い思います。」
俺は大学生になっても今後も全て顔で選ばれるのが当たり前だと思っていた。顔じゃないよと言ってる女子も結局イケメンと付き合っているのが現状だ。
「そういって~。奈緒もなんだかんだイケメンと付き合うんでしょ~」
「違いますよ。私は本心です!!」
「そういわれても説得力ないよ笑 あんだけモテるし。」
奈緒が顔を膨らませてこっちを睨んでくる。これは、やはり本心は違ったってことだと俺は思った。
「なら私が証明します!! 私弥生さんと、、、」
奈緒が何か俺に言いかけたときにアトラクションが終わり、キャストさんが笑顔で迎えてくれた。
「奈緒何か言った?」
「何でもないです。。。」
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