第11話 デート!?
話も弾むから、待ち時間も苦ではない。大和もやっと正常運転に戻ってきて、会話が出来るようになっていた。今まで、女の子とこういうところに来たことがなかったから最初はどうなるかと思ったがなんとかなっている。
「お姉ちゃん最近はいっつも弥生さんと大和さんの話しか家でしないんですよ~」
「ちょっと!そういうのあんまり言わないでよ~」
「特に弥生さんのことは夢中になって話すんです笑」
「絵美?」
とてつもない目で奈緒が絵美を見つめていた。姉妹って色々あって大変そうだなと思いながら見ていた。
「そろそろ昼御飯だな! 一旦外に出て昼飯食べようぜ!!」
大和がおおすめのカフェがあるということで、みんなで近くのショッピングモールに来た。
「ここで食べようぜ!」
そこは、森の中にいるようなオシャレなカフェだった。大和がこんなところに来ることは全くないので前日に一生懸命調べたのだろう。
「予約してたものなのですが、、、」
意外とやりやがる。ちゃんと予約までしているとは思わなかった。大和の本気度が伝わって来た。
出てくる料理も女の子受けしそうなワンプレートランチで、女の子からしたら丁度いい感じだった。2人とも写真を撮り大喜びしながら食べていた。
「私達ちょっとお手洗いいってきますね。」
「行ってらっしゃい~」
2人が去ってから大和はテキパキの会計を済ませる。こういうところは後輩と飯にいっても必ずやってるから凄いなと思って尊敬していた。
「大和さんご馳走様です!!」
「はっ? 弥生は自分で払うに決まってるだろ。」
「左様でございますか。」
やはり、そこまで優しくない。同年代なんで何ともいえないが、こいつが先輩ならよかったなと思った。
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