第10話 デート?
入園すると、そこはもう別世界であった。現実逃避をさせてくれる様な空間でプラス滅茶苦茶可愛い女の子2人と共に来ているのだ。そして何故か手も繋いだまま。
「わー!! 久しぶりなんで上がっちゃいます!!」
そういいながら、2人の美少女がガタイが全ての大男2人の手を引いて歩いてくれている。大和はもう身体に魂がないようだ。これって他人から見たらダブルデートみたいに見えているのではないだろうか?
「お姉ちゃん! 最初みんなでお揃いのTシャツ買おう!!」
「いいねー! 私達は赤にして、弥生さん達青にしてくださいね!! じゃぁ買って着替えてまたここに来て下さいね~」
そういうと2人とも店内奥に入っていった。俺は放心状態の大和の分のTシャツを買ってトイレに向かった。
「おい!大和しっかりしろ!」
「弥生。。。なんだこの展開は。。。俺に幸せになれといっているのか?」
「おう!もうそういうことでいいから着替えろ。 あいつら待たせちゃうぞ。」
急いで着替えて、集合場所に向かった。Tシャツも1番大きいサイズでもピッチピチになってしまったが、これはこれでいつも着ているスポーツインナーみたいでいい。
集合場所に着いたが2人がいないので、慌ててまた絡まれていたいないか探す。
「わっ!!また絡まれてるとでも思いました?(笑) どうです?弥生さん似合います?」
そこには、赤いTシャツでつけ耳をしている2人がいた。これはヤバいやつだ。本当に可愛い。
「うん! めっちゃ可愛い!!」
こんなに心の底から可愛いといったのは初めてだった。そういうと、何故か奈緒が顔を赤らめている。
「奈緒どうかした?」
「う~ん。何でそんなに素直に言ってくるんですか~。。。少しテレます。」
あっ、俺も終わったと実感した。多分俺も今顔が真っ赤になっているであろう。こういう時は大和を見て落ち着くのが1番だと大和を見ると、
「大和さん青似合いますね!凄い格好いいです!!」
大和は石像と化していた。この姉妹、確実に俺達と釣り合っていない。益々、そう感じながらも幸せな気持ちになっていた。
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