第5話大学生って楽しい2
事務室に入ると大和があんなになったのも理解した。アイドルグループのセンターにいそうな可愛い子が椅子に座って待っていのだ。
「山本奈緒と言います。本日はよろしくお願いいたします!!」
礼儀正しい子で驚いた。この店は店長の人柄かヤンキーチックな子がほとんどをしめていた。俺がこのバイトを始めてからこんな子が来たのは初めてだった。
「バイトリーダーをやらせてもらっている弥生といいます。よろしくね!!」
俺もこんなに可愛い子と会話出来ると思っていなかったので、少しテンションがあがっていた。
「弥生さんですよね? 私知ってます。前にここの店で助けてもらったんで」
「もしかして、前に絡まれていた子か!!」
1か月前、短大の小さなサークルの新歓でこの店に飲みに来たときに隣の席にいた学生グループに絡まれていたそうだ。
「めっちゃ可愛いね!! 学生? 俺らも学生なんだけど一緒に飲もうよ!!」
「すみません。今日は新歓で飲んでるので結構です。」
断っていたそうなんだが、強引にそのグループが席の方に座ってきた。
そして、俺と大和がそれを見つけて対応したのだった。
「おい弥生! 今日ご来店されてる11卓の姫様達が困ってるぜ!フォーメーション88だ!!」
「また~。何かほぼ毎週やってない?」
この店は安くて駅の近くにあることから大学生とかが多く来店する。そして、ウェイウェイ系の大学が結構お盛んで、沢山仕事を増やしてくれる。そのため、女性グループが困っていたら助けるように店長に言われていた。
大和はそれを利用して彼女を作ろうと必死であり、ウェイウェイの大学生よりもがっついていた。
プルルル、、、
「ただ飯。1分だ」
俺がある連中に電話をかける。そうするとピッタリ1分後に連中が到着した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます