第7話 交配と不満と視察

龍人創生の方法。


それは単独での創生では無く、別性である二体が交配し子を成す方法だ。

地上では様々な生命体が繁殖している行為を龍種の眷族が行う事になる。

まずは、同族のアルブマとセプティモにセプテム、スペロの四体に説明した。

スペロの第1ビダは、まだ存在しないが同席して聞く事にしたのだった。


交配に関しては意見が分かれている。

アルブマさえも否定的だ。

しかし、現実に創生できないのであれば違う方法も考えなくてはならない。

結局は各自がもう少し時間をかけて様子を見る事となった。




※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero




変身の魔法を使えるようになってからは、人型を維持して活動していた種族達だ。

地上の生物の”言語”と習慣様式を取り入れながら二足歩行に慣れていく龍種達。


ある時、第一ビダを連れてテネブリスがアルブマを説得して交配を試みる事となる。


人型に変身した緑色の髪の青年が困惑している。

「私がオルキスと交配するのですか!?」

金髪のオルキスが恥ずかしそうにしていると、アルブマからお願いされた。

アルブマも金髪で美しい女性の姿だが繁殖は出来ない。

何故ならば性器が無いからだ。


そこに漆黒の髪を持つ女性が言い放つ。

「ロサ、男型はあなたしか居ないのよ。頑張って頂戴。オルキスと交配が成功したら、他の子達も頼みますよ」

それはヒラソルとナルキッスの事だ。


「解かりました、テネブリス様」

ロサが返事をする。

更に困惑した表情で難題を考えようとしたが、ロサにとってテネブリスは絶対の存在である。

自らの創造主ベルス・プリムは親としての認識があるが、テネブリスは眷族の頂点として神の如き存在だ。


もっとも以前から始祖龍スプレムス・オリゴーは唯一龍種として絶対の存在として崇める様にテネブリスが提案して浸透していた。

属性別の眷族はテネブリスの提案を受け入れ従う形になって行った。

これは縦と横の一族組織として形成するように画策したテネブリスの案だ。


第1ビダであるロサとオルキスが変身の魔法を覚えてから”大柄な四人”で地上の生命体と交流し具体的な交配を見学する。

と言うよりも盗み見るのだ。


勿論、その行為の方法をテネブリスは知っているが、念話で詳しく説明するより見させて実行させた方が早いと判断したからだ。

ロサとオルキスに何度も”見学”させて二体だけにした。


それから二体が仲良くしている所を良く見かけたが、繁殖に成功した報告は聞く事は無かったが、地上の文明に感化され言語を覚えていく二体だった。

基本的に姿は人族だが、大きな体躯で常に念話で話しているのだ。

成龍状態でも常に念話なので特に問題は無いのだが、小さな知的生命体と交流するならば片言で話す言語も1つの手段としてロサとオルキスには早期習得を命ぜられた。




※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero




翠嶺龍スペロ・テラ・ビルトスの使徒オラティオ・プリムが成龍となった頃、吉報が同朋達に届いた。

それはオルキスが交配に成功したと言う内容だった。

ロサも頑張ったのだろう。

既にオルキスは変身状態のままである。

つまり”人族と同じ姿”をしている。

ただ、人族からはその巨大な姿を見て巨人族と言われていた。


そして人族同様に出産となった。

全てが初めての経験だが、一族に眷族種族全員が変身して人族の成体を観察し、その時を迎えたのだ。


産まれて来たのは可愛い女の子で名をラソンと付けられた。




※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero




翠嶺龍スペロ・テラ・ビルトスが使徒オラティオ・プリムの質問に困っていた。

それは「我らが眷族の創生は男型と女型のどちらにしますか?」だった。


ロサ以外のオルキス、ヒラソル、ナルキッスは単独の創生に失敗が続いていて、成功の兆しが見えない。

仮に男型で創生してもロサの様に成功するのか自信が持てないスペロだ。


「姉様や母様に相談するので待て」

スペロが選択するのは、ほぼ決まっている。

仮に男型を創生させて、単独創生が出来なかった場合、繁殖の可能性も低いと考えている。それであれば、成功の事例を真似た方が確実に眷族を増やす事が出来るからだ。


スペロの考えは想像であり、現実は試して見ないと解らないが、失敗した場合にはその第1ビダが不要になってしまうからだ。

一族の第一ビダは眷族をつなげる存在なので、そんな不憫な思いをさせたくないスペロだ。眷族の長として兄弟と始祖龍に意見を聞きに行った。


「母上、姉様方、兄様。我はどうすれば良いか迷っています」

「「「・・・」」」

スペロの不安を聞き考えている姉兄達。

現実的に考えれば同じ繰り返しと成る可能性が高い。

だからと言って男型を創生しても、後に創生できる可能性は未知数だ。


「スペロ、セプティモとセプテムからロサの交配を頼まれたの。まずはヒラソルからだけど、成功すればナルキッスも交配させるわ。どうかしら、ヒラソルの交配に成功してからでも創生は良いのでは?」

テネブリスの意見だ。

まだ一例でしかないので、他の交配に成功すれば可能性は高くなるからだ。


「解かりました。ロサに期待しています」

創生の失敗は、テネブリスから全ての一族へ伝えられており、眷族の大切さを学んでいるスペロだ。

この時点でスペロの気持ちはほぼ決まっていた。


ロサはヒラソルと交配を始めて早い段階で成功した事を告げられた。

そうなると誕生を待たずにスペロからオラティオ・プリムへ第1ビダの創生を命じられた。

一族が見守る中、オラティオが創生を始める。

出来上がった卵は薄いピンク色をしていた。


スプレムスがオラティオ・プリム問いかけた。

「この子の名前は決めてあるの?」

「はい。我が父と相談し、プリムラと名付ける予定です」

「そう、プリムラ。可愛い名前ね」




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ある時、複数の仲間から個別に相談されて困っていたロサだ。


一体は眷族で自身の創生で誕生したフィドキアからだ。

「父上、創生では無く交配で産まれたラソンは龍人と言えるのでしょうか?」

フィドキアの考えは、単独創生では無い存在を龍人、敷いては自身と同格の存在と認めても良いのか? と言う問いだ。


確かに一理有るが、優しく説明するロサだ。

「確かにそうだ。しかし、我と同格の者が二体で作った存在だぞ。どのような可能性を秘めているか解らないからな。それにお前は兄として正しく指導せねばならんぞ」

「・・・はい。父上がそうおっしゃるのであれば」


一体はオルキスだ。

それはラソンを産んで随分と時が経ってからの事だが、創造主たるベルス・プリムからヒラソルとナルキッスの事を聞いたからだ。


「お母様から聞きました。あなたがヒラソル達と子を成すだなんて・・・私は聞いて無いわ」


オルキスはラソンの子育ての為に人型のままだが御立腹の様だ。

後に愛情による嫉妬として初めて龍達に芽生えた感情となる。


「我もその事はどうかと思ったが、我が神の決めた事だ。我は従うのみ」

「嫌やぁ! 許さないわ。私は絶対に反対よ」

「だがオルキス。事情は理解しているはずだ」

「解ってるわ! でも・・・」


嫉妬の炎を燃やすオルキスが、足元に栄えた文明の覚えた言語で小言を話してくると、面倒なので唇を押し付けて黙らせたロサだ。


(もう、ロサッたらぁ)

(我が愛しいのはお前だけだ)

(本当ぉ?)

(あぁ)




※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero




ある時、母であり始祖龍のスプレムスから集合の呼び出しがあった。

テネブリス・アダマス、アルブマ・クリスタ、セプティモ・カエロ、セプテム・オケアノス、スペロ・テラ・ビルトスの五体が変身した状態で集まった。

その姿は小さき者達の世界で二足歩行の種族で、最も非力な人族の姿に酷似していた。

そして変身した龍族たちは雑多の小さき種族からは巨人族と呼ばれている。


アルブマが問いかけた。

「お母様。我らを集めて何か行うのですか?」


スプレムスと一番相性が良いのはアルブマだ。

姿や色も一番似ている。

そして、一番頼りにしているのはテネブリスだ。

基本的な念話での話し方は全てテネブリスの指導の元に教えられている。


それは記憶を頼りに出来るだけ丁寧な話し方を指導したのだ。

もっとも、多少砕いた話し方や男性の話し方も記憶を探りながら指導していたテネブリスだ。

念話なので言語では無いが、前世とそん色の無い話し方に満足しているテネブリス。

(ここまで辿り着くのに、一体どれだけの時間がかかった事だか・・・)


足元では原始生命体が闊歩する時代から、文明と呼べる時代に辿り着いた種族を発見し喜んだ時期も有った。

だが、生命体は瞬きする間に滅んでは産まれ、滅んでは又新しい種族が勢力を拡大する事を繰り返していた。


「あなた達を集めたのは、そろそろ準備をしようと思ったのよ」

「お母様。それは例の・・・」

「ええ、そうよテネブリス」


かなり昔だがスプレムスから聞いていた龍種だけの世界を作る事だ。


「テネブリス、説明してくれるかしら」

「えぇお母様。皆さん、これからお母様が我らの新しい世界を造る為に全員で転移して視察に行こうと思います」


この時点でいつも騒々しいセプティモ・カエロが大人しくしているのが不思議だったが続けて説明する。


「全員で手を取り輪になって頂戴。お母様が魔法陣を使うから。今回は皆さんをつれて視察だけど、かなり遠いから戻る時も転移魔法陣で戻るから、団体行動が必要ですよぉ。良いですね!? 」


この場合の質問は1人に対しての物だが、本人は説明よりも新たな進展に目を輝かせている。

まるで幼子のようにワクワクした表情だ。


事前に解っている事なのでテネブリス・アダマス、アルブマ・クリスタ、セプテム・オケアノス、スペロ・テラ・ビルトス、スプレムス・オリゴー、セプティモ・カエロの順で輪になった。

“誰かさん”を保護者でガッチリと警戒した体勢だ。



因みに成龍である五体と始祖龍は”空を越える事”が出来る。

灼熱の膜を突き破り温度と重力の無い空間でも魔素を消費し飛行が可能だ。



最も得手不得手が有るようだ。

スプレムスは当然だが問題無い。

テネブリスとアルブマは当初驚いたが慣れた様だ。

セプテムも同様で次第に慣れて行った。

そして問題のある二体。


スペロは余り好きでは無いようだ。

常に誰かにくっついている。

そして・・・

地上にいる時よりも元気にはしゃぐ者が居る。

赤い奴だ。


以前、空を越える事を覚えてから遊び場になっている様だ。

もっとも、地上では魔素を発散する事を押さえるように教えられていたテネブリス達は、たまに鬱憤を晴らす様に魔素の放出を行なう。

その行為を地上で行なうと大変な事になるので、空を越えた場所であれば構わないと母からの指導だった。


何がどう大変か。

と言うと、大地が裂けたり暴風が吹き荒れたり、山が噴火したりその近辺の生物に多大な影響を与えるからだ。


成龍になった者は創生者の監修の元、空を越える儀式も有っている。

儀式と言っても決められた物では無く、使徒と第1ビダ達が話題にしているだけだ。


要は”空を越えてようやく一龍前の大龍おとなになる”などと、勝手に決めつけていたのだ。

もっとも上位眷族から”龍人は越える事を禁止する”と、理由を含めて言い付けられている。


それはフィドキアを除き、創生されて無い存在は無酸素空間での行動が不可能な為だ。




※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero




輪となって全員で転移した空間。

目の前には、大きな穴の開いた丸い衛星が見える。

その向こうに小さく”青い物”も見えていた。

勿論、先程まで居た所だ。


(すっごおぉぉぉい!!)

その念話を聞いた瞬間、スプレムスとテネブリスは握る手に力を込めた。

「「セプティモ、大人しくしてなさい!!」」

聞く耳を持たないセプティモはキョロキョロとしている。


目の前の光景にセプテムとスペロがつぶやく。

(アレがお母様の殻ですか・・・)

(噂には聞いていましたが大きいですねぇ)

・・・噂の元を追及する事は誰もしない。


今回はあくまでも視察の為、近寄って観察するだけだ。

全員で近づいて行く。


(次回来た時に蓋を作るわよ)


巨大な穴に蓋を付けると言う母親だ。

そして穴の中に入って行く。

それは暗く巨大な空間だった。

見上げれば穴の向こうに星が輝いて見える。


穴の底に来て説明を受けた一同。

それは具体的な内部構造の建造だ。

衛星の中心で大地を作り、その”床面に重力場を作成”する。

そして半分を魔素の貯蔵空間とする。

穴を頂上として街を作る計画だ。

内部構造の床面だけに重力場を発生させるので、殻の地表にはさほど影響が出ないはずだとスプレムスの考えだが、”その事”に何の意味があるのか理解出来なかった子供達だった。


殻の中は大雑把に大地から大小の柱を蓋につなげ、中心に始祖龍の居住区及び成龍状態可能な空間を設置。

周りに属性別に区域を決めて割り振って、それぞれが考えて街を整備するようにとスプレムスの指示が有った。


街の細かな仕様は今後の課題とし、まずは大地と蓋と柱を作る事だが、スペロが中心となって全員の魔素を集めて、殻の残骸を再利用して成形する予定だ。


「ねえねえ、お母さん。中を見て良い?」

まるで幼体の時の様に嬉しそうに問いかけるセプティモだ。

「仕方ないわねぇ」

甘々の母親に替わり黒髪の姉から注意が言い渡される。

「セプティモ、この中だけよ。決して穴の外には出ない事」

嬉しそうに聞くセプティモだ。

一応、くさびを打つ事にした。


「もしも、言い付けを守らなかったら、次回は貴女抜きにするからね」

「ええぇぇぇ!! そんなのズルいよぉぉぉ」

まるで昔に戻った光景を見るアルブマが優しく接した。

「大丈夫よお姉様。セプティモは言い付けをちゃんと守りますから。ねぇ?」

「・・・うん」


眼をそらし明らかに違う事を考えていると判断したアルブマ。

「そぉ。あなたが言う事を聞かないなら私にも考えが有ります」

「・・・」

宇宙空間なのに冷や汗が滲み出て、内心はドキドキしているセプティモだった。


「これからは私もお姉様も、あなたと遊んであげないし、念話もしません」

「えええぇぇ!! やだよぉ。ズルいよぉそんなの言い出すなんてさぁ」

「だったらお母様のおっしゃる通りにするのですよ」

「・・・はーい」

「ちゃんとしなさい」

「はい、わかりましたぁ!」


最近はこのやり取りも見る機会が少なくなったが、セプティモが成龍になるまでは幾度となく繰り返していた行為だ。

この場所には眷族が誰も居ないので、姉妹で甘えているだけのセプティモを、手本として見習っているセプテムとスペロは、黒髪の姉に逆らった事は一度も無かった。

勿論金髪の姉にも対してもだ。

例え反対意見を述べても違う意見として扱ってくれる寛大な姉達を尊敬している二体だ。






成長日記

今回から念話では無く言語を使う設定です。


成長日記

暗黒龍・・・テネブリス・アダマス(女型)・・・・体長70km、成龍。人化の時1.65m

暗黒龍の使徒であるベルム・プリム(女型)・・・・体長20km、成龍。人化の時1.65m

暗黒龍の使徒の第1ビダであるロサ(男型)・・・・体長2km、成龍。人化の時2m

暗黒龍の使徒の第2ビダであるテンプス(男型)・・体長2km、成龍。人化の時2m

暗黒龍の龍人であるフィドキア(男型)・・・・・・体長100m、成龍。人化の時2m


聖白龍・・・アルブマ・クリスタ(女型)・・・・・体長65km、成龍。人化の時1.6m

聖白龍の使徒であるベルス・プリム(女型)・・・・体長20km、成龍。人化の時1.6m

聖白龍の使徒の第1ビダであるオルキス(女型)・・体長2km、成龍。人化の時1.6m

聖白龍の使徒の第2ビダであるルクス(女型)・・・体長2km、成龍。人化の時1.6m

聖白龍の龍人であるラソン(女型)・・・・・・・・人型1.6m、成龍では100m。


七天龍・・・セプティモ・カエロ(女型)・・・・・・体長67kmの成龍。人化の時1.7m

七天龍の使徒であるフォルティス・プリム(男型)・・体長22km、成龍。人化の時2m

七天龍の使徒の第1ビダであるヒラソル (女型) ・・体長2.2km、成龍。人化の時1.7m

七天龍の使徒の第2ビダであるシエロ・・(女型) ・・体長2.2km、成龍。人化の時1.7m


七海龍・・・セプテム・オケアノス(男型)・・・・・体長67kmの成龍。人化の時2m

七海龍の使徒であるリベルタ・プリム (男型)・・・・体長22km、成龍。人化の時2m

七海龍の使徒の第1ビダであるナルキッス(女型) ・・体長2.2km、成龍。人化の時1.65m

七海龍の使徒の第2ビダであるマル・・・(女型) ・・体長2.2km、成龍。人化の時1.65m


翠嶺龍・・・スペロ・テラ・ビルトス(男型)・・・・体長65kmの成龍。人化の時2m

翠嶺龍の使徒であるオラティオ・プリム(男型)・・・体長2km、成龍。人化の時2m

翠嶺龍の使徒の第1ビダであるプリムラ(女型)・・・体長2.2kmの予定


始祖龍・・・スプレムス・オリゴー・・・・・・・・・人化の時2.5m

人化の時の身長はテネブリスを基準としてアルブマ達が眷族と決めた体長だ。

一応男型と女型で身長差が有り、始祖龍は別格扱いだ。



龍の使徒とはそれぞれの龍が力を与え創造した生命体(性別無)

使徒の第1ビダとは、使徒が創造した最初の生命「Primero Vida」の意(性別有、人化になり交配も可)

第1ビダが創造した龍人とは、龍、使徒、第1ビダの使命を実行し他種族との交配する者

(性別有、交配のみ)

注・尺度は目安です



龍達がこの先どうなるの?

と関心を持って頂けたらブクマお願いします。

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