1-8 これまでとこれから(後編)

「アイーナのペンダントか……」


 ニルヴェアは頷いた。彼女の手の中、クリアブルーのペンダントはただ静かに蒼月の光を宿している。それに視線を落としながら、


「ブレイゼルの血は大陸最強の剣士の血統。そのはずなんだ」


 ニルヴェア・レプリ・ブレイゼルは語り始めた。


「血統による才覚と、それを開花させる長年のノウハウ。それらを基盤として幼い頃から修練を積み重ねてきた次期当主は、やがて当主の座と『剣帝』の称号を受け継いで大陸中にその名を轟かせる。兄上……剣帝ヴァルフレアだって、僕ぐらいの歳の頃にはすでに大人顔負けの実力を身に付けていたんだ。だけど分家の……『レプリ』の僕はその真逆だった」


 ニルヴェアがゆっくりと、手のひらのペンダントを握りしめていく。


「分家の血筋っていうのは、要するに予備なんだよ。本家になにかあったとき、その血筋を絶やさないための」


 その発言を受けて、レイズは腕を組み考える。


「予備だからこんなところに……剣の都から遠い場所に隔離されてる? 剣から……いや、戦いそのものから遠ざけるためか?」

 

 ニルヴェアは表情に影を落として、しかしこくりと頷いた。


「予備を戦に関わらせて、そして失ってしまっては本末転倒だ。だから僕は剣士の血筋でありながら、剣を握ることすら許されなかったんだ。それでも兄上に憧れて、剣を握れずとも独学でできることはやってきた。つもりだった……だけど結局はなんの役にも立てなかった。僕はアイーナを護るどころか、彼女は僕を庇って……!」


 ぎゅっと、ペンダントが強く握られる。硬質なペンダントはそれを握る手にぐっと刺さり、強く痛みを伝えてくる。それでも、だからこそニルヴェアは握り続ける。もっと、もっと強く。痛みで涙がにじむほどに。


「ブレイゼルの血を継いでいるくせに、僕はなにもできなかった! 僕はどうしようもなく無力なんだ! 2人のように誰が相手でも、なんて決して言えない! 僕が旅についていったところで、きっと足手まといになる! そんなのとっくに分かってる! だけど、それでもっ……!」


 ペンダントを握りしめたまま乱暴に涙を拭って、ニルヴェアはぐっと頭を上げた。そして今出せる精一杯の声と想いを張り上げる。


「お願いします! 僕に力を貸してください!」


 レイズもアカツキも、表情ひとつ変えなかった。ただ黙って彼女の声に耳を傾けている。


「僕1人じゃこの騒乱の全てを暴き、解決に導くことなんて絶対にできない! だから僕も旅に連れていってくれ! 僕にできることなら、荷物持ちでも雑用でもなんでもする! この命を懸けたって構わない! だから、お願いします。図々しいことだって分かってる。それでも、僕にはもう貴方たちしか」

「理由がない」


 レイズの一言。たった一言で、ニルヴェアの息が詰まった。


「世間知らずの箱入りで、戦う術もろくに知らない足手まとい。そんなやつを連れていく理由が俺たちにはない」


 その厳しい物言いに、ニルヴェアの瞳がレイズからそれてしまった。しかしそれはほんのひと時。ニルヴェアはすぐに再びレイズを見返して、言い放つ。


「それでも僕にはついていきたい理由しかない。だからお前たちがなんと言おうと、僕はついていく以外の選択肢を認めたくない」


 今度は、レイズの瞳がそれた。彼は視線を落とすと、溜息をついてから言う。


「なんでもするとか、命を懸けるとか、易々と言うもんじゃねーよ」

「易くない」

「そう思ってんならなおさら問題だ。命を懸けるっていうのはお坊ちゃんが思ってるほど」

「分かってる!」


 少年の言葉は、少女の叫びに堰き止められた。


「僕には実感がない。命を懸けた経験がないから、それがどれだけ恐ろしいことなのか僕は知らない。逃げ出すほど怖いのか、それとも耐えられるのかなんて、実際に命を懸けなきゃ分からないんだ。だったら僕にとってそれはためらう理由にならないんだ……今のところは、な?」


 ニルヴェアは小首を傾げて、茶目っ気混じりにほほ笑んだ。彼女の蒼い瞳には、唖然とした少年の顔が映っていた。

 そんな2人のすぐそばで、アカツキがくすりと笑う。


「ああ言えばこう言う、か」

「あのなぁ……」


 レイズはたまらず頭を描いた。言うべき言葉を探すように、困った顔で視線をさ迷わせて……やっと開いた口から、問いがひとつ吐き出される。


「なんでそこまで頑なになる。それは使命感か? 復讐心か? それとも……」

「全部だ」


 ニルヴェアは断言した。

 レイズが目を見開き、それからなにかを言おうとするが、


「ブレイゼル家として悪事は見過ごせない。それもある」


 彼女は問答無用で喋り続ける。


「屋敷に戦いをもたらした者を許せない。それもある。だけどなにより……」


 ニルヴェアはそこで一度言葉を切ると、持っていたペンダントをズボンのポケットにしまって、代わりに別の物を取り出した。


「僕は僕の剣から逃げたくないんだ」


 それは……鞘に収まった短剣であった。

 短剣の鞘にはさりげなくも緻密な装飾が施されており、高級品だと一目で分かる代物だ。ニルヴェアはその鞘から短剣を静かに引き抜いた。

 するとすぐに鞘の中から光がきらりと瞬いて……月光を反射するほどによく磨かれた刀身が、その姿を現した。しかしよく見ればその刃は潰されており、なにも切れないものだと分かる。

 短剣はあくまでも、儀礼用に作られたなまくらであった。それでも。


「この短剣は幼い頃に兄上から貰ったんだ……僕はそのとき、兄上から『剣の誓い』も一緒に授かった。ブレイゼルにおいてその儀式は、そうだな……たとえば初めて真剣を手にしたとき、騎士になったとき、あるいは偉大な功績を成したとき……明確な決まりはないが、そういった節目に行われる慣習となっているんだ。師や王、父など自らの先達に導かれて、僕らは剣に誓いを立てる。己が剣を振るうその意味を忘れないために、何度でも……」

「ならば、おぬしが剣に誓ったものとはなんなのだ?」


 口を挟んだのはアカツキだった。それは興味本位か、はたまたなにかを試すためか。いずれにせよ、彼女もまた剣士である。そんな彼女の問いに、ニルヴェアはためらうことなく答える。


「兄上のような武人を目指す。どんなやつより強くて、なによりもまっすぐで、誰よりもかっこいい。そんな男を目指すんだと、僕はあの人の前で誓ったんです」

「……その兄上は、剣帝ヴァルフレアは目下『神威と組んでいる』という疑惑がかかっておるのだぞ。このまま先に進めば、敵対する可能性だってあろう」

「分かっています……と言うには、やっぱりまだ実感がないだけなのかもしれません。だけど少なくとも今は思うんです。この先になにが待っていようと、あの日の誓いは変わらないし、変えるべきじゃないし……変えたくないって」

「分かった。ならば拙者から問うことはもうない」


 そしてアカツキは視線をレイズへと送った。それを合図にレイズが口を開く。


「断ち切ってこその”剣”だろ」


 レイズはなんの遠慮もなく、ある種の核心を貫いた。


「他者を害し、命すら断ち切る力がそこにはある。だからこそ、それを振るう意味を問い質すことにも意味が生まれる。それぐらいは部外者の俺でも分かるよ……だけど逆に言えばさ、なにも斬れない偽物おもちゃになにかを誓ったところで、そんなものは子供のごっこ遊びに過ぎないんだ」


 ニルヴェアの短剣の無力さ。それをレイズは知っていた。なぜならレイズは一度、その偽物を素手で握っているのだから。

 だけど、それでも。


「返す言葉もないよ。本当にその通りだ」


 ニルヴェアは率直に認めながらも、未だに口を閉ざさない。ああ言えばこう言うのを、止めない。


「この剣は僕だ。刃はみてくればかりの鈍らで、誓った想いさえも所詮は子供の夢物語で。それでも……」


 だってニルヴェアの心には、いつだって刻まれているから。


「兄上は応えてくれたんだ。『お前はお前だけの剣を信じろ。いつだって真実はそこにある』って。僕はなにがどうなったとしても、それだけは信じ抜きたい。うん、そうだな。僕はあの日の誓いをごっこ遊びで終わらせたくない。だから僕は、2人と行くことを選びたいんだ」


 ニルヴェアはそこまで言いきると、ふぅと息を吐いて。


「僕に言えることはこれが全部だ。あとはお前が決めてくれ」


 その言葉を合図に、レイズもまた息を吐く……溜め込んだものをゆっくりと、


「はぁ~~~~~……」


 全て押しだすように吐いて、吐いて、また吐いて。言葉通りの溜め息を、心の底からの呆れを、これでもかと吐き出してから……思いっきり叫ぶ。


「ほんっとうに頑固で不器用なんだなお前は! なんか薄々気づいてたけどさぁ!」

「僕は頼む側なんだから、全てを包み隠さず誠実に話すのは当然だろう」

「ったく、もう少し器用になった方がいいって言ったろうに……」

「おぬしも大概不器用なくせにか?」


 アカツキはいきなり一言挟むと、なにが面白いのかすぐにくつくつと笑い始めた。

 それにニルヴェアは目を丸くしたが、レイズの方は重ねて溜息を吐いていた。


「どいつもこいつも……」


 レイズはぶらりと両手を上げた。それは要するに……降参の証であった。


「ぶっちゃけさ。連れていく理由とおんなじぐらい、連れていかない理由もなかったんだ」

「……え?」

「すげー身も蓋もないこと言っちゃうけどさ、ブレイゼルのお坊ちゃんを護衛すんならともかく、世間に『ニルヴェア』と認識されていない謎の少女が旅の中で死んだって、俺たちはべつに損しないわけだ。マジで損得の話だけで言えば、足手まといになった時点で切ればそれで済む。お前にとっちゃ気の悪い話だろうがな」

「いや、それは気にしなくていいんだが……つまり?」

「べつにどっちでもよかったんだけど、連れていきたい理由ができちまった」


 ニルヴェアの表情がじわりと変わっていく。レイズの言葉と共に。


「譲れない物があるならなにがなんでもまかり通す。それがナガレの流儀ってもんだ。そうだよな、アカツキ」

「それって……!」

「要するに、こやつは最初からおぬしをつれていく気でいたということだ。まことに不器用なやつだな」

「おい待て。生半可な気持ちだったら置いていく気だったぞ……なんだアカツキその顔! マジだからな! っておい、お前も笑うな!」

「はは。あの厳しい物言いは僕を試していたからか。確かに不器用なやり方かもな」

「ぐ……べつにそんなんじゃねぇって!」


 少女が無邪気に笑い、少年は顔を赤くして声を荒げた。


「一時の衝動とか変な使命感だけなら置いてくつもりだったのは本当だ! ただ……その、だな……」

「ただ?」

「……お前は違うんじゃないかって、なんとなく思った。その中身に興味があったからむりやりにでも覗いてみたかった。そんだけだ」

「それで、僕はお前のお目かねに叶ったのか?」

「知らねーよ、まだ会って1日も経ってねーのを忘れたか? ま、だけどさ……譲れないならまかり通す。他ならない俺自身がそう決めてるんだ。なのに意地でも譲る気のない頑固者を放っておくのはなんつうか、流儀に反する気がした。そんだけだよ」


 レイズの言葉はぶっきらぼうで投げやりなものであった。だが、


(結構優しいやつ、なのかも)


 ニルヴェアの胸中に、不思議な想いがじわりと広がっていく。


(最初、さらわれたときはなんだこいつって思ったけど)


 ニルヴェアは自然と思い返していた。レイズが屋敷の兵士を裏切り者から助けてくれたこと。その一方で、暗殺者に対しては容赦なき強さと怖さも見せていたこと。


(正直、まだ分からない面もたくさんあるけど)


 だけどレイズはアイーナの墓を共に作り、祈ってくれた。こちらの決意を厳しく試して、真剣に向き合ってくれた。


(信じてみたいって、そう思ってる。『己の剣を信じろ』、なら僕は……)


 ニルヴェアが考え込んでいる、その一方で。


「そういえば」


 アカツキが不意に口を開いた。


「連れていく理由がないとレイズは言ったが、とっておきの理由がひとつあるぞ?」

「え?」


 ニルヴェアが面を上げると、そこにはニヤリと意地の悪い笑みがひとつ。


「やつらの狙いはニルヴェア殿だ。ならばやつらを引き寄せる餌として、これ以上の存在もあるまい?」


 その言葉に一瞬だけニルヴェアは怯んだ、が――しかし一瞬だけだった。


「望むところです!」

「その意気や良し!」


 パンッ! とアカツキが両手を叩いた。

 それが終了の合図であることを、ニルヴェアもレイズもすぐに理解した。長くて短い夜が、ここにようやく終わりを告げようとしていた。


「次の夜明けと共にこの街を出るゆえ、2人とも今日は早く寝ると良かろう。とはいえニルヴェア殿としては、こんな粗末なテントでは寝苦しいでござるか?」

「大丈夫です! 野宿の練習ならしたことありますし!」


 なぜだか妙に自信満々なニルヴェアであった。そんな彼女にレイズは苦笑しながらも聞いてみる。


「なんだよ野宿の練習って」

「たまに街や森に抜け出すって話したろ? その一環でやってたんだよ。だってほら、騎士団は遠征のとき野営もするから、それに倣って……」


 なんて語りながら、ニルヴェアはレイズへと目を向けた。すると目の前には、右手が1本差しだされていた。それはレイズの手であった。


「なんか、案外楽しい旅になるかもな」

「えっと……」

「しばらくは一緒に旅する仲なんだ。よろしく頼むぜ、『ニア』」


 ニルヴェアは差しだされた手の意味をようやく理解した。その瞬間、彼女の言葉も手も自然と出ていた。


「ああ! こちらこそよろしく頼む、レイズ!」


 終わりと始まりを司る蒼い月。それが見守る夜の終わりを彩るように、少年少女は新たな絆の産まれに握手を――結ぶその寸前で、ニルヴェアがふと気づく。


「いやちょっと待て。なんか今、変に略さなかったか!?」

「おう。ニルヴェアって微妙に呼びにくいんだよな。こう、ルヴェの辺りが」

「だからって丸々抜くな! ていうか『ニア』って、お前、なんか、女みたいなあだ名じゃないか!」

「いいじゃん今は女なんだし」

「あ˝あ˝!?」

「うむうむ。ところでニア殿?」

「えっ、アカツキさんまで!?」

「これは重要なことなのだが、おぬしって今何歳なのだ?」

「は? いや15ですけど……そんなことより、そのあだ名はやめてください!」

「おお、レイズと同い年か! へぇ、はぁ、ほ~~~ん?」

「え……?」


 ニルヴェアは驚いた。さらっと知らされた新事実……レイズが自分と同い年であることに。

 するとレイズがずかずかと、ニルヴェアへと詰め寄ってきた。


「おいこら、その『え……?』ってなんだ!」

「あ。いやべつに」


 ニルヴェアは慌てて口を閉じたが間に合わない。己と同じ高さの目線を持つ少年が、くわっと両目を吊り上げてきた。


「誰の服着てると思ってんだ! 大体一緒のサイズだろおらっ!」

「でも僕、女になって結構縮んだし。正直僕の1、2歳ぐらい下かなって考えてたんだけど、そうか同じ歳かぁ……」


 へぇ、はぁ、ふぅん。

 ニルヴェアはこれみよがしに感心してみせた。それは妙なあだ名を付けられた仕返しであったが、しかし復讐は復讐を呼ぶ。それが世の常だ。


「良い度胸してんなニアちゃんよぉ……!」


 レイズが額に青筋を浮かべた。譲れない物があるならば罷り通すのがナガレの流儀。彼は容赦なき報復のために大股で歩み寄って。


「なんならここで格の違い、うぉっ?」


 レイズの足をしれっと引っ掛けた足が1本――アカツキの足であった。

 気配を完全に消した上で、極めてさりげない奇襲……無駄に精密な高等技術が、レイズの体勢を一気に崩した。


「アカ、おまっ!」


 完全な不意打ちを喰らったレイズは全く成す術なく倒れ込む。彼ができることといえば、反射的に両手を伸ばすことくらいであった。

 しかしレイズは忘れていた……伸ばした手の先に、ニルヴェアが立っていたことを。


「どわぁ!」「うわぁっ!?」


 必然的に少年少女はあっという間にもつれこみ、2人一緒に倒れこんで。


「うひっ」


 アカツキが変な笑い声を発したその先で、少年少女は固まっていた。


「お、うわ」


 少年の喉から、上ずった声がひとつ。彼の突き出した手のひらは今、少女の胸のあたりにしっかりと乗っかっていた。

 少女は、固まっていた。


「わ、わ」


 少年は顔を真っ赤にして、転げ落ちるように少女から離れた。そこにアカツキがすかさず屈みこんでインタビュー。


「感想は?」

「え、あ、なんかつぶれ……あ、サラシか!」


 ――ズドンッ!

 どてっぱらをぶち抜く右ストレートが炸裂した。

 もちろんニルヴェアの右が、レイズの腹へと、である。レイズはたまらずその場に崩れ落ちた。


「おまっ、箱入りのくせに、中々の、キレ……!」

「わははははは想像以上に見事な入り方だなさすがだぞ我が弟子!」

「なに言ってんですか!? なにやってんですか!?!?」


 ニルヴェアは顔を真っ赤に染めて、思いっきり怒声を上げた。ぴくぴくと痙攣するレイズを後ろに残して。


「いーっひっひっひ。いやなに、これも勉強というやつでござるよ。我々の仲間になるというなら覚えておくべきだと思ってな」

「はぁ……?」


 ニルヴェアは顔をしかめて、いかにも胡散臭い物を見る目をアカツキへと向けた。しかしアカツキはそんな視線を意に介さず、むしろ面白いと言わんばかりに楽し気な声音で言い放つ。


「ナガレとは自由な生き物だ。そして自由というのは無軌道でたちが悪い。早いうちに慣れておかねば、振り回されてすっ飛ばされてしまうぞ?」


 頭がくらっ……とした。

 ニルヴェアにはこの立ち眩みが、単なる気のせいだとは思えなかった。


(なんだか胡乱な人たち。先行きの見えない陰謀……それに加えて、訳も分からず変えられたこの体……)


 ――己の剣を信じろ。いつだって、真実はそこにある


 尊敬する兄上はかつてそう教えてくれたけど。


(兄上。僕は本当にこの心を、この人たちを信じて大丈夫なんでしょうか……)


 ニルヴェアはたまらずに空を仰いだ。彼女の蒼い瞳に映るのは、同じような蒼さを湛えた月ひとつ。終わりと始まりを司る光に見守られて、少年少女ナガレ少年の旅がここから始まる。



【1章完。次回から2章です】

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