第18話 泡沫のセイレーン(2)
気が付くと、あたしとレッドが静かな廊下に立っていた。
(……あれ、杖……振ったわよね?)
「……違う時間軸かな?」
レッドが廊下を進んだ。
(まだこの船に用があるの? ……何よ。この杖、全く反応しない)
……。
(なんか、静かすぎない?)
「テリーさん、こっちに道がある」
「レッド、嫌な予感がする。あまり離れな」
レッドが振り返り――慌てて戻って来たと同時に――レッドのいた場所に人魚がとびかかって来た。
「いで」
レッドが悲鳴を上げてあたしの背中に隠れた。人魚があたしとレッドを見て、叫んだ。
きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
「レッド! 逃げるわよ!」
「戦わないの!?」
「死にたいならどうぞ!」
きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
レッドが急いであたしを抱きかかえ、走り出した。瞬間移動を使おうとすると、時空が変わった。
「うわっ!?」
「うぎゃっ!?」
そこは崖の上の橋だった。崖の下には川が流れている。レッドが川を見た途端、異常なほど冷や汗を流し始める。
「レッド?」
「足が……動かない……」
「コウモリになれる?」
「無理……動かない……」
あたしは星の杖を振る。反応しない。
時空が歪み――管理外の区域だから――魔法が上手く発動できないのだと、ここでようやく気付いた。
きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
「ああ、くそ!」
追いかけてきたメグを見て、あたしはレッドの手を引き、橋を全力疾走で走り出す。レッドが青い顔であたしに引っ張られる。暴走するメグが橋を揺らした。レッドが悲鳴を上げた。あたしは頭に強くイメージをしたが――無理だ! 頭はぼやけ、呪文が全く見えない!
(だけど今は何としてでも魔法を出さないとまずい!)
あたしは無我夢中で杖を構えた。メグが橋を揺らした。
「うわっ、落ちる!」
「っ」
ロープが切れた。橋が崩れる。
レッドが悲鳴を上げた。あたしは必死にイメージを描くと、ようやく呪文が頭に思い浮かんだ。読み上げる。
「初恋相手は王子様、姫は声を失い、足を授かる。王子は彼女を見つけ出し、恋の蕾が生まれるだろう!」
時空が歪んだ。場所が変わる。レッドもあたしもその場に倒れた。ここはどこだ。森の中だ。レッドがあたしを抱き抱え、木の上に上った。
「ここなら絶対来られない!」
レッドが言った直後、空からメグが降って来た。
「うわあ! 嫌だ! 嫌だ!!」
レッドが木から木へ移動するが、メグは時空を超えて空から降ってくる。
「テリーさん! なんとかして!!」
「魔法のハープの音は聞こえない!? どこかで演奏してるはずよ!」
「ハープの音なんてしないよ!」
「よく聴いてみて! どこかに必ずハープが……」
メグが降って来た。
きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
「うわあああああ! 無理無理無理無理!!」
レッドが木から木へ再び移動した時、時空が歪んだ。着地する。そこは出口のない海底トンネルだった。海に囲まれて綺麗なトンネル。しかし、人間の歯が生えた魚を見て、レッドが体を震わせた。
「僕ここ嫌い……」
きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
「テリーさん、また来たよ!」
あたしは深く息を吐き、頭に思い浮かぶ呪文を見たままに読む。
「朝日が昇れば泡となる、ナイフで刺せば生きられる。あなたはどちらを選択する」
杖を振ると、クレアの幻覚が現れた。クレアがポケットからうろこ取りを取り出し、パチンとウインクしてから――メグに襲い掛かった。メグがうろこだらけの体を使ってクレアの幻覚に襲い掛かる。
その間にあたしは星の杖を振り、全力で道しるべを杖から出す。こんなにやっても光が薄い。だが、見えなくはない。一か八か、悩んでいる暇はない!
「レッド、この線を辿って!」
「はい!」
レッドがあたしを抱きかかえ、走り出す。クレアの幻覚がメグからうろこを取っているのか、メグの悲鳴が聞こえた。
レッドは急いで薄い線の道を走っていく。そして……はっとした。
「聴こえた」
「ハープの音?」
「こっちに……」
あたしの杖が差し示す方向とは別の方向をレッドが進もうとして、慌てて止める。
「レッド! 待ちなさい!」
「あっちから聴こえます!」
「わかった! ハープは頼りにならない! 杖の線を辿って!」
「でも、聴こえるんですよ!? 貴女の言ってた通り!」
「レッド、言うことを聞いて! ハープよりも杖の線を……」
きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
「ここは時空が歪んでるの! あたしの言う通りにして!」
「……」
「レッド! あたし達が求めてるのは魔法のハープじゃない! この杖が導く先よ!」
「……」
「あたしを信じて!」
「……すみません! 怖くてどうかしてました! 従います!」
レッドが杖の線に向かって走り出した。後ろからはメグの叫び声が聞こえる。レッドが息を荒くする。足を動かす。怖くて目を瞑る。あたしは線が消えないように必死に魔力にしがみつく。あたしの中の魔力が杖に注がれ、線を消したり、光らせ、また消したり、光らせる。レッドが目を開けた。線が輝いた。レッドが飛び込んだ。
行き止まりだった。
「っ!!」
あたしを抱いたまま崖に飛び込んでいく。その下には海が広がっていた。レッドが恐怖で顔を青ざめた。あたしはレッドを抱きしめて、囁いた。
「忘れないで。貴方はあたしの救世主」
「……貴女は」
足が水に着いた。
「僕の救世主」
二人で、水の中に沈んだ。
(‘ω’ っ )3
星の杖はあたしを導く。
薄い光が海の奥底を指し示す。
ならば、あたしはそこへ行くしかない。
目を開け、あたしは足を動かす。走ると、線を辿ることが出来た。
魚が泳ぐ。あたしは進む。タコがこちらを見た。あたしは進む。
深海に進む。先端にライトをつけた魚があたしを見たけど、気にすることなく泳いでいく。
あたしは奥に進む。見たことがない魚がいたけれど、魚はその場でじっとして動かなかった。
あたしはさらに奥に進んだ。海の中はとても静かだ。
あたしはもっと奥に進んだ。暗いから薄い光も明るく見えてきた。
地面があった。近づいてきた。光はその地面を示していた。だからあたしはそこに着地した。息を吐くと、泡となって上に登っていく。
地面が動き出した。あたしは驚いてその場に座り込んだ。巨大な気配がすると思って顔を上げると、真っ赤な目玉があたしに向けられていた。思わず悲鳴をあげると、目玉の持ち主は女性らしい声で笑った。
「待っていたわ。テリー」
「……」
「顔を見てお喋りするのは初めてね。私はグリンダ。赤の魔法使いとは私のこと」
そこには見たことがないほど巨大な女が、笑みを浮かべてあたしを見下ろしていた。
「会えて嬉しいわ」
「……あたしを……知ってるの……?」
「知ってますとも。私はカドリングを支配する魔法使いですもの」
「カドリングって……」
あたしは眉をひそませた。
「島の……一族の……呪い……」
「そう。ベックスは私と契約を結んだ。名前を授ける代わりに、彼の血筋はこの島を管理しなくてはいけない」
「……本当に……いたのね……」
「テリー、貴女、やることがあるのでしょう? 私にお願いしたいことがあるんじゃない?」
「……そうだ。えっと……あの……」
あたしは星の杖を差し出した。
「これを……」
赤の魔法使いが息を吹いた。太陽のように温かい魔力が星の杖を囲んだ。そして中に浸透していき……杖が温かくなった……気がした。――気分がだいぶ、良くなった。
「トトの魔力が上手く循環していないようね。可哀想に。まだ少し、気分が良くないでしょう」
「……はい。まあ……」
「ちょっと待っててくれる?」
グリンダがあたしを足元に置き、両手を叩くと大きな音が海中に響き渡る。魚達がわらわらと集まってきて、グリンダに――縛られてボロボロのハゥフルを差し出した。
「あ!」
「グリンダ! もう勘弁してちょうだい! 私、本当に反省してるの! 貴女の海に入るつもりなんかね、これっぽっちだってなかったんだからぁ! ……げっ! なんでトゥエリーがここにいるわけ!?」
「トゥエリーじゃなくてテリーよ! あんた、よくも16歳のいたいけなあたしを海に突き落として泳いでくれたわね! あたし、今でも覚えてるから!」
「何よ! 先に意地悪してきたのはそっちでしょ!? 私、今でも覚えてるから!!」
グリンダがハゥフルに笑みを浮かべた。
「ハゥフル?」
「でも、仲直りした方がいいわよね! うん! 私、ちょっとやりすぎちゃったって思ってるの! ごめんね! トゥエリー! 私達、マブダチよね!」
「誰があんたみたいな女なんかと! お断りよ!」
「私だってグリンダの前じゃなきゃあんたみたいな女なんか……」
グリンダがハゥフルを睨んだ。
「だーいすきー! 本当に大好きー!」
「あの杖に魔力を与えてあげて」
「おーけー! おーけー! 魔力を渡せばいいのね! 杖に! ……ん?」
ハゥフルが杖を見て、瞬きした。
「ドロシーの杖じゃない。何よ。取り返したの?」
「……」
「ま、ドロシーなんてどうでもいいんだけどね。飼い主を失った野良猫なんか」
(ん?)
青の魔法使いが息を吹いた。冷たい雨のような魔力の雫が星の杖を囲んだ。そして中に浸透していき……杖が温かくなった……気がした。――気分がかなり、良くなった。
「飼い主?」
「あいつの飼い主はお前と違って良い子だったわ。意地悪しないし、私にお菓子を分けてくれたの。ああ、でもブリキ男は私の趣味じゃなかったから、口説かれたけど振ってやったわ。私モテるのよ。罪な女なの」
「……グリンダ、訊いてもいいかしら」
グリンダが優しい瞳をあたしに向けた。
「ドロシーは教えてくれなかった。あたしにしてみたら、あいつはただの野良猫だった」
でもドロシーは最後にあたしを見てこう呼んだの。
「ドロシー」
異世界から来た救世主。
「ドロシーは、トトと呼ばれていた」
「ええ。最初の名前はトトだった」
「なら、あいつはどうしてドロシーって名乗ったの?」
「忘れたくなかったから」
「誰を?」
「自分の飼い主を」
「あいつはどこから来たの?」
「異世界から」
少し、昔話をしましょうか。
「オズはその頃から暴走を始めた。人間に裏切られ、酷く心を傷つけた。だから自分が支配しようとした。その行動は度を越えていた。このままでは世界は壊れてしまう。私達を産み落とした精霊は、この世界の破滅を止めたかった。だって、その頃には、多くの命がこの世界にあったの。それだけの命を奪うことは、罪を生む。罪を生まないためには世界を壊すわけにはいかない。だから、オズを止める必要があった。止めるために、精霊は救世主を呼ぶよう私達に言ったの。その役割は白の魔法使い、アメリアヌが請け負った」
アメリアヌは無事に救世主を呼んだ。そこにいたのが……
「ドロシーとトトだった」
「……あいつが相当長生きなのはわかった」
「ええ。干からびてしまうほど生きてるわ」
「ドロシーは帰ったと聞いたわ。二度と戻って来なかったって」
「ええ」
「……トトを、置いていったの?」
「何が起きたのか……話でまとめるには長すぎる」
グリンダが両手であたしを優しく包んだ。
「貴女の魂が見ているはずよ。だけど私の魔力では全てを引き出すことは出来ない。だけど、出来る限り引き出してみましょう。きっと貴女の役に立つ。その代わり、きちんと半年に一度くらいはカドリング島に戻って、管理をお願いしますね」
グリンダの両手が薄く光っていく。あたしはその光が眩しくて目を閉じた。杖が共鳴する。頭痛がして、あたしは座り込んだ。胸がとても痛くなって、うずくまる。命が揺れる。あたしは深呼吸した。グリンダの魔力があたし自身を包んだ。
そしたら、急に――頭に見たことのない光景が浮かんできた。
「トト! 見てごらん! お外だ! 僕達助かったんだ!」
「にゃー!」
「さあ、お部屋から出よう! おじさんとおばさんが待ってるよ!」
あたしは気持ち悪くて、口を押さえた。
「おばさん! ああ! おばさん! なんて酷いことに!」
「にゃー」
「この銀のパンプスは、おばさんがこそこそ貯めたへそくりで買ったものに違いない。北の風と南の風がぶつかって現れた竜巻に盗まれないように履いていたんだ! それでもって、竜巻が収まってしまったものだから、家に戻ってきた時に、竜巻によって飛んでた家が、おばさんの上に降ってきちゃったんだ! そうに違いない!」
「にゃー」
「あーん! おばさーん!」
「にゃー! にゃー!」
「あーん! おばさーん! おばさんの大好きな金平糖、盗み食いしちゃってごめんなさーい! あーん! あーん!」
「にゃーにゃーにゃーにゃーにゃー!」
「トト! 君も悲しいんだね! 僕も悲しいよ!」
「何が悲しいのですか? ドロシー」
「うわあ!」
「にゃー!」
「初めまして。ドロシー。そしてトト」
「あ! 知らない人だ! トト、知らない人にはご挨拶するんだよ!」
「にゃ!」
「トト、この白いおばさんに元気にご挨拶!」
うーーーん!
「ボンジュール!!」
あたしはその場で吐血した。
「初めまして。ドロシーにトト。俺は木のぼっこに引っ掛けられたナイスなガイのナイスミスター。略してナイミスだ」
「おお、聞いてくれるかい? 可憐なお嬢さん。ふっ。その前に、自己紹介だ。知らない人には名前を名乗るんだ。やあ。わらのカカシ。小さなレディ。子猫ちゃん。僕は斧を片手に木を切るブリキのきこり。でも水はてんで苦手な……アクアさ」
「あ、は、初めまして。あ、挨拶なんて久しぶりだな。あの、えっと、俺様、あのね……キング。……きゃっ!」
あたしの体が痙攣した。その場に倒れた。
「わたちは女王でございまちゅ! 全ての野ねずみの、女王なんでちゅのよ!」
「オラのハープ返せーーー!」
「アタシがあっちと言えばこっちに行って、アタシがこっちと言えばあっちに行く。ふん。もういいよ。知らねえよ。その代わり、どうなっても知らないぜ」
「私達は元々お魚だったの。そうよ。あなた達が盗んでいくお魚よ」
「人間なんて大嫌い」
「そうだぜ! レディ達! こんな海の上でいかだ一つで身を守ってる弱虫を虐めたって、何にもならないぜ!」
「コウノトリ達からとんだ被害にあったと聞きました。お疲れでしょう。歓迎いたしますわ」
知らない記憶が頭に一気に流れ込んでくる。
「我輩こそ、オズ様の崇高なる手下。ヴァンパイア一族のドラキュラである!」
「実は、そのコウモリ娘が西にいるとっても邪悪で意地悪な魔女に捕まってしまったのです」
「我らが主様。きいきい。これが三回目、最後の呼び出しでござんす。きいきい。さて、ご命令は?」
とんちんかんな世界。けれど、あたしのその景色を知っている。
とんちんかんな人々。けれどあたしは口から出る言語を知っている。
とんちんかんな展開。魔法。風の匂い。空。海。花。
「よく聞くがいい! かかし! ブリキ! ライオン! 猫に! か弱い女の子!」
瞼が開いた。
「あたしこそが西の魔女!」
「トゥエリー!」
あたしは確かに、西の魔女に駆け寄った。
「ああ、そんな! トゥエリー!」
溶けていく体を抱きしめると、悔しがる声で言われたのだ。
「くそ。あと数分であたしは完全に溶けちまう」
「トゥエリー、大丈夫だよ。落ち着いて。何とかしよう。君は魔法使いじゃないか」
「畜生。城はお前のものだ。あたしは邪悪な生涯を送ったが、まさか、お前みたいな小娘如きに溶かされて、邪悪な一生を終えさせられようとは思ってもいなかったよ」
「トゥエリー、何を言ってるんだい? 君を溶かしたのはオズ……」
手がとろりと崩れ落ちたのを見て、あたしは酷く焦った覚えがある。
「ああ、トゥエリー!」
それは、どうにもできない悲鳴だった。
「いやぁああ!! トゥエリー!」
西の魔女の体が崩れ落ち、頭だけが残っていた。
醜い緑色の目と、目が合った。
もう二度と言葉が交じり合うことはないだろう。
もう二度と存在が交じり合うことはないだろう。
死とは、そういうものだ。
だからあたしは――溶けていく西の魔女の唇に、自分の唇を当てた。
醜い形の唇に触れた時、とても――愛しいと――思った。
――すると、その瞬間、彼女の一部があたしの唇の中を伝って、中に入って来た。もうそいつはいないわけだから、体は溶けていき――排水溝に、消えていった。
あたしは、嫌がることなくそれを受け入れた。
自分の中に、愛しい人の一部が入っている。それはとてつもなく――愛しくて――幸せに包まれていた。
それは、自分の世界に戻った時も続いていた。
異世界には戻れなかった。
どんなに竜巻を研究しても、どんなに自然災害を追っても、もう一度、相棒に会うことは出来なかった。
「トト」
手を伸ばしても、届かない。
ドロシーは、一人に見守られて、ベッドの中で安らかにその生涯を閉じた。
顔を上げる。
醜い魔女があたしを見下ろしている。
こいつは誰なのだろうとずっと思ってた。
事あるごとに現れて、あたしの分身なのかと。
「そう」
醜い瞳。緑色の肌。
「そういうことだったの」
メニーはあたしに愛を伝える。
当然よね。自己愛の強い魂の一部がここにいるのだから。
オズは、あたしをその女だと思っていた。
当然よね。
だって、一部が中にいたのだから、オズですら間違えるわよ。
この女が、オズがあたしに手を出さないように、そう仕向けていたのだから。
守っていたのだから。
「とりあえず言っておくべきかしら。あたしの守護霊となってくださって、どうもありがとう。西の魔女」
永遠にあたしの魂を守り続けている土人形は、バケツの水を被ったって、この場に留まり、魂の行く末を見守り続ける。
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