第23話 飛び込んだ先には
カエデは今ものすごく後悔している。なぜなら、思い切って跳んでしまったため、あることが起きていた。
それは…
「ちょっ、葉っぱがッ!めっちゃかお!にっ!当たるっ!ペッ!口になんか入ったぁ!」
最初の方は良かったのだ。最高到達点に行くまで何もなかったのだから。けれど、その後のことを考えていなかったので、まさか、顔に枝や葉が当たる、なんてことを考えていなかった。
(こんなことなら跳ばなきゃ良かった…)
そんな後悔をしているうちに枝や葉は顔に当たらなくなったので、地面に近づいたのだと思い、着地する姿勢になる。
かかとを立てて着地をし、後ろに体重をかけた。減速していくのだが着地するときに下しか見ていなかったので、目の前にある木に気がつかなかった。そのまま、ズドーーン!とぶつかった。そして木は折れてカエデは、仰向けに倒れた。
「なんたる災難…運の良さはどこへ行った…」
つい、そんな不満が出てしまう。
立ち上がったとき、周りを見てカエデは驚いてしまった。
見える範囲に、あっちにも魔物、こっちにも魔物といった感じで魔物がたくさんいた。
これは『
それが合図のように魔物との戦闘が始まった。
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